ネコの病気    猫の呼吸器の病気|口で息をしていたら、それは救急です

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猫の呼吸器の病気|口で息をしていたら、それは救急です
猫の呼吸器の病気
モフ@ペット好き

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「猫の呼吸器の病気|口で息をしていたら、それは救急です」です。ではどうぞ!

猫が、口を開けてハアハアしている。

犬なら暑いのだろうで済みます。

けれど猫では、それだけで異常です。

猫は本来、口で呼吸しません。口を開けているということは、鼻だけでは足りなくなっているということです。その日のうちに、連れていってください。

結論

猫の呼吸器の病気は鼻、のど、気管、肺など、呼吸に関わる場所に起こる病気の総称です。家庭で確かめられるいちばんの指標が安静時呼吸数で、猫の安静時呼吸数は1分間20〜30回が正常とされています。数え方は、お腹か胸が1回上下するたびに1カウントし、これを15秒間数えて4倍した値が1分あたりの呼吸数になります。睡眠中に30回を超える、口呼吸をしている、チアノーゼ(舌や歯ぐきが紫)がある場合は緊急サインで、当日中に動物病院への連絡が必要です。とくに猫の開口呼吸は原則として即時受診の目安であり、安静時、5分以上持続、チアノーゼ、腹式呼吸を伴う場合は即時受診が必要とされています。呼吸が速い状態が数時間以上続く、口を開けてハアハアしている、苦しそうにお腹で呼吸している場合は、命に関わる状態の可能性があります。

この記事でわかること

  • 猫は、口で呼吸しません
  • 安静時呼吸数を、数えてください
  • 数え方は、簡単です
  • 苦しいときの、体の使い方
  • どこの問題かで、症状が変わります
  • 咳を、吐き気と間違えないでください
  • 猫は、ぎりぎりまで隠します
  • 受診と、連れていき方

猫は、口で呼吸しません

まず、いちばん大事なことから。

犬とは、まったく違います

犬は、暑いときに口を開けてハアハアします。

体温を下げるための、ふつうの行動です。

けれど猫は、それをしません。

猫が口を開けて呼吸しているのは、正常ではありません。

だから、それだけで受診の理由になります

猫の開口呼吸は、原則として即時受診の目安です。

安静時、5分以上持続、チアノーゼ、腹式呼吸を伴う場合は即時受診が必要とされています。

「暑いのかな」で様子を見ないでください。

運動の直後なら、少し違います

激しく遊んだ直後強いストレスがかかったときに、一時的に口を開けることはあります。

けれど数分で治まらなければ、それは異常です。

五分——これがひとつの目安になります。

安静時呼吸数を、数えてください

家からできるいちばん確かな確認です。

正常は、二十から三十回です

猫の安静時呼吸数は1分間20〜30回が正常です。

個体差や、環境による変動があります。

だから、元気なうちに測っておいてください。

その猫の平常値を知っていることが、いちばんの武器になります。

三十回を超えたら、注意です

睡眠中に30回を超える場合は緊急サインとされ、

当日中に動物病院への連絡が必要です。

寝ているのに、呼吸が速い——

これは、体が酸素を求めている印です。

数字だから、伝わります

「呼吸が速い気がする」では、電話でも伝わりません。

「寝ているときに、1分で48回でした」——

これなら、緊急度が正確に伝わります。

数えてから電話する——そのひと手間が、対応を変えます。

数字で、急ぎ具合が分かります

寝ているときの数字で判断してください。起きているときの値ではありません
安静時の呼吸数 どう考えるか
20〜30回 正常の範囲。ふだんの値を覚えておく
30〜40回 注意。くり返し測って確かめる
40回を超える 当日中に、病院へ連絡する
50回を超える 急ぐ。夜間でも受診を考える
口を開けている 回数にかかわらず、すぐ受診

一度だけでなく、少し間をあけて二回測ると確かです。

数え方は、簡単です

呼吸数の数え方
十五秒で、分かります。

難しいことはありません。

寝ているときに、測ります

起きて動いているときでは、正しく測れません。

眠っているとき、あるいは静かに横になっているときに測ります。

触らずに、見るだけで測れます。

胸かお腹の、上下を数えます

お腹か胸が1回上下するたびに1カウントします。

ふくらんで、へこむまで1回と数えてください。

吸う・吐くで2回、ではありません。

十五秒を、四倍します

これを15秒間数えて4倍した値が、1分あたりの呼吸数です。

一分間ずっと数える必要はありません。

スマートフォンのタイマーを15秒にセットすると簡単です。

15秒で8回なら、1分で32回——そういう計算になります。

測るときの、こつ

  • 寝入ったところを、そっと見る
  • 触らない。起こさない
  • 横から見ると、動きが分かりやすい
  • 暗ければ、少し離れて明かりをつける
  • 夢を見て動いているときは、数え直す
  • 同じ時間帯に測ると、比べやすい

慣れれば、十五秒で終わります。

週に一度、測ってみてください

心臓や呼吸器の病気で通院している猫では、毎日測ることを勧められることがあります。

健康な猫でも、月に一度測っておけば平常値が分かります。

記録しておくと、変化に気づけます。

苦しいときの、体の使い方

緊急のサイン
この五つは、待てません。

呼吸が苦しいとき、猫は体の使い方を変えます。

お腹を、使い始めます

ふつうの呼吸では胸がなめらかに動くだけです。

けれど苦しくなるとお腹まで大きく動かして呼吸します。

腹式呼吸と呼ばれる状態です。

お腹が、ぐっと波打つように動いているなら、強く努力しているということです。

姿勢が、変わります

うずくまって、首を前に伸ばす。

肘を体から離して、張るように立つ。

丸くならず、伏せたまま動かない。

これらは、少しでも空気を入れようとする姿勢です。

「じっとしているから落ち着いている」ではありません。

色が、変わります

チアノーゼ(舌や歯ぐきが紫)酸素が足りていないことを示します。

ピンクであるはずの歯ぐきが、青紫や灰色に見える——

これは、最も急ぐサインです。

迷わず、その場で病院へ連絡してください。

どこの問題かで、症状が変わります

どこの問題か
場所で、出方が違います。

呼吸が苦しいといっても、原因の場所はさまざまです。

鼻やのどなら、吸うときに音が出ます

上のほうが狭くなっていると、吸うときに苦労します。

いびきのような音、鼻の詰まった音が出ることがあります。

鼻咽頭狭窄症鼻咽頭ポリープこの形をとります。

気管支なら、咳が出ます

下のほうが狭くなっていると、吐くときに苦労します。

そしてが出ます。

猫の喘息が、この代表です。

肺や胸腔なら、速く浅くなります

肺そのものに問題があるとき、

あるいは胸の中に水や空気がたまっているとき、

呼吸は速く、浅くなります。

肺炎肺水腫胸水などがこの形をとります。

心臓が、背景にあることもあります

猫では肥大型心筋症肺に水をためることがあります。

それまで元気だった猫が、突然苦しくなる——

そういう出方をします。

だから、呼吸の話が心臓の話になることがあります。

音でも、見当がつきます

音がしないから軽い、ではありません。むしろ静かな呼吸困難もあります
いつ音が出るか 考えられる場所
吸うときにズーズー 鼻やのど。上のほうが狭い
吐くときにヒューヒュー 気管支。喘息などを考える
ガーガーという発作的な音 のどの奥。逆くしゃみのことも
音がしないのに速い 肺や胸腔の問題を考える
湿った音 肺に水がたまっていることがある

音がするなら、それも録音か動画で残してください。

咳を、吐き気と間違えないでください

咳と吐き気
猫の咳は、吐く姿に見えます。

ここは、猫でとくに間違えられやすいところです。

猫の咳は、吐く姿に似ています

体を低くして、首を前に伸ばし、体を波打たせる——

これが、猫の咳の姿勢です。

そして、何も出てきません。

だから「毛玉を吐こうとしている」と見えてしまいます。

だから、喘息が見逃されます

「毛玉をうまく吐けない子なんです」——

そう思って、何か月も過ごしてしまうことがあります。

その間、実際には喘息の発作が続いているのです。

猫が咳をすること自体、正常ではありません。

くしゃみとも、違います

どれなのかを見分けることが、原因を絞る最初の一歩になります
くしゃみ 吐こうとしている
方向 吐き出す 鼻から出す 口から出す
姿勢 首を伸ばし、体を低くする 頭を振る お腹が波打つ
出るもの ほとんど出ない 鼻水が飛ぶ 毛玉や液体
疑うもの 喘息、気管支炎、心臓 猫風邪、鼻炎、異物 胃腸、毛球

動画を、撮ってください

咳か、吐こうとしているのか——

それは、見てもらえば分かります。

けれど診察室では、なかなか再現されません。

だから、家で撮った動画が決め手になります。

「毛玉を吐こうとしている」と思っている動作こそ、撮っておいてください。

猫は、ぎりぎりまで隠します

この章は、心構えの話です。

弱みを、見せない動物です

猫は、具合が悪いことを隠します。

静かに、いつもの場所で丸くなっている——

それで、気づかれないまま進むことがあります。

見た目の変化は、遅れて出ます

苦しそうに見えたときには、すでにかなり進んでいることがあります。

だから、数字で測るのです。

呼吸数は、猫が隠せない指標です。

こんな変化にも、気づいてください

  • 高いところに、登らなくなった
  • 遊びが、続かなくなった
  • 寝ている場所が、変わった
  • 伏せたまま、丸くならない
  • 食べる途中で、休むようになった
  • 横になると、苦しそうにする

どれも「元気がない」で片づけられがちですが、

呼吸が苦しいときのふるまいでもあります。

受診と、連れていき方

最後に、連れていくときの注意です。

興奮させないでください

呼吸が苦しい猫にとって、移動そのものが負担になります。

追いかけ回して捕まえることは、状態を悪くします。

静かに、そっとキャリーへ入れてください。

暴れるようなら、無理をせず病院に相談してください。

先に、電話をしてください

呼吸が苦しい状態は、待合室で待てません。

先に電話を入れておけば、酸素の準備をして待っていてもらえます。

そのとき、呼吸数を伝えてください。

「寝ているときに1分で50回でした」——この一言が、受け入れの判断を変えます。

伝えてほしいこと

  • 安静時の呼吸数(数えた値)
  • いつから、様子がおかしいか
  • 口を開けていたか、何分続いたか
  • 咳のような動作があるか
  • 食欲や元気が、いつから落ちたか
  • 心臓や呼吸器で治療中の病気があるか

電話の時点で、これだけ伝われば十分です。

キャリーは、覆ってあげてください

薄い布をかけて、暗くすると落ち着きます。

暑い時期は、風通しに気をつけてください。

車内の温度にも注意が要ります。

暑さは、呼吸をさらに苦しくします。

キャリーは、ふだんから出しておくといざというとき入れやすくなります。

「キャリー=病院」と覚えさせないことも、急ぐときに効いてきます。

⚠ この五つは、夜間でも受診してください

口を開けて呼吸している。

舌や歯ぐきが、紫や灰色に見える。

寝ているのに、呼吸数が30回を超える。

お腹を大きく使って呼吸している。

うずくまり、首を伸ばして動かない。

🩺 迷ったときの、目安

呼吸の異常は、猫でもっとも急ぐ症状のひとつです。

「様子を見る」の判断が、いちばん危ない領域でもあります。

迷ったら、電話だけでもしてください。

この記事の要点

猫は本来、口で呼吸しません。開口呼吸は原則として即時受診の目安です。

安静時呼吸数は1分間20〜30回が正常。睡眠中に30回を超えたら緊急サインです。

数え方は、胸かお腹の上下を15秒数えて4倍するだけです。

猫の咳は「毛玉を吐こうとしている」姿に見えます。動画を撮って、見てもらってください。

Q. 猫の正常な呼吸数はどのくらいですか?

A. 安静時呼吸数は1分間20〜30回が正常です。個体差や環境による変動があるため、元気なうちに測って平常値を知っておいてください。

Q. どうやって数えますか?

A. お腹か胸が1回上下するたびに1カウントします。これを15秒間数えて4倍した値が、1分あたりの呼吸数になります。

Q. 寝ているときに数えるのですか?

A. そうです。起きて動いているときでは正しく測れません。眠っているとき、あるいは静かに横になっているときに測ります。

Q. 何回を超えたら心配ですか?

A. 睡眠中に30回を超える場合は緊急サインです。当日中に動物病院へ連絡してください。

Q. 口を開けて呼吸しています

A. すぐ受診してください。猫の開口呼吸は原則として即時受診の目安です。猫は犬と違い、ふだん口で呼吸しません。

Q. 遊んだあとなら、大丈夫ですか?

A. 数分で治まるなら、様子を見られます。ただし安静時や、5分以上持続する場合は即時受診が必要です。

Q. チアノーゼとは何ですか?

A. 舌や歯ぐきが紫色になることです。酸素が足りていないことを示す、最も急ぐサインのひとつです。

Q. お腹で呼吸しています

A. 腹式呼吸といい、強く努力している状態です。苦しそうにお腹で呼吸している場合は、命に関わる状態の可能性があります。

Q. じっとしているので、落ち着いていますか?

A. そうとは限りません。うずくまって首を伸ばす姿勢は、少しでも空気を入れようとしているときの姿勢です。

Q. 咳をしているのか、吐こうとしているのか分かりません

A. 猫の咳は、吐こうとしている姿によく似ています。動画を撮って、獣医師に見てもらってください。診察室では再現されないことが多いためです。

Q. 毛玉を吐こうとしているだけでは?

A. 実際には咳のことがあります。何も出てこないのに何度もくり返すなら、喘息などを疑います。猫が咳をすること自体、正常ではありません。

Q. 原因はどうやって調べますか?

A. どこの問題かを絞ってから、検査を進めます。聴診、レントゲン、超音波検査、血液検査などが行われます。

Q. 連れていくときの注意は?

A. 興奮させないことです。追いかけ回して捕まえると、状態が悪くなります。静かにキャリーへ入れ、布をかけて落ち着かせてください。

Q. 先に電話したほうがよいですか?

A. してください。酸素の準備をして待っていてもらえます。そのとき、数えた呼吸数を伝えると緊急度が正確に伝わります。

Q. 日ごろからできることは?

A. 安静時呼吸数を、ときどき測っておくことです。その猫の平常値を知っていれば、変化にすぐ気づけます。

Q. 音がしなければ、大丈夫ですか?

A. そうとは限りません。肺や胸腔に問題がある場合、音を立てずに速く浅い呼吸になることがあります。静かな呼吸困難もあると考えてください。

まとめ|数えられる指標を、ひとつ持ってください

猫は具合が悪いことを隠す動物です。

苦しそうに見えたときには、もうかなり進んでいることがあります。

だからこそ、数えられる指標を持っていてください。

安静時呼吸数——1分間20〜30回。

胸かお腹の上下を、15秒数えて4倍するだけです。

そして猫は、口で呼吸しません。

口を開けて息をしていたら、それは救急です。

「暑いのかな」で待たないでください。

元気な今日、一度測ってみてください。その数字が、いつか役に立ちます。

今日できる3つ

  • 1寝ている猫の呼吸数を、15秒数えて4倍してみる
  • 2その数字を、日付と一緒に記録しておく
  • 3咳のような動作があれば、動画を撮っておく

呼吸の異常は、猫でもっとも急ぐ症状のひとつです。迷ったら、電話だけでもしてください。

モフ@ペット好き

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