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犬の食事の量と回数の決め方|袋の表示は出発点にすぎない
犬の食事の量と回数の決め方
モフ@ペット好き

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「犬の食事の量と回数の決め方|袋の表示は出発点にすぎない」です。ではどうぞ!

フードは、どれくらい与えればいいのか

袋の裏には目安量が書かれています。しかしそのとおりに与えていても太る犬もいれば、痩せる犬もいます

袋の表示は「出発点」にすぎません

必要な量はその犬の活動量・年齢・体質によって変わります。最終的な判断は体型を触って確かめることでしかできないのです。

結論

フードの袋の表示は出発点です。そこから始めて体型を触って確かめながら調整してください。回数は成犬で1日2回、子犬は3〜4回に分けて。フードを変えるときは1〜2週間かけて少しずつ——急に変えるとお腹を壊すことがあります。

この記事でわかること

  • 量は、体型を見て決める
  • 回数と時間の考え方
  • フードの選び方と切り替え方
  • 食べないとき・食べすぎるとき
  • 与えてはいけない食べ物

量は、体型を見て決める

適量を決める手順
袋の表示から始めて、体型を見ながら調整します。

袋に書かれた量あくまで平均的な目安です。

同じ体重の犬でも活動量が違えば必要量は変わります

必要量に影響する条件
条件 必要量への影響
散歩が長い・よく遊ぶ 多めに必要なことがある
室内中心で運動が少ない 少なめでよいことがある
成長期 体重あたりの必要量が多い
シニア期 代謝が落ち、少なめでよいことも
避妊・去勢の手術後 必要量が変わることがある
寒い季節 体温維持で消費が増えることも
持病がある 獣医師の指示に従う

数字だけを追いかけないことが大切です。

肋骨に触れるかで判断する

最も確実な判断方法が体を触って確かめることです。

目安は「薄い脂肪ごしに肋骨が分かる」こと。

  • 手の甲を触ったときの感触に近いのが適正
  • 力を入れないと骨が分からない——多い
  • 骨がごつごつ浮き出ている——少ない
  • 上から見て腰にくびれがあるか
  • 横から見てお腹が持ち上がっているか
  • 毛が厚い犬種は、必ず触って判断する

長毛種やダブルコートの犬は見た目では分かりません

毛に隠れて、かなり太っていた——これは実際によくあることです。

体型の詳しい判断方法は犬の肥満は体重ではなく触って判断するで解説しています。

計量する。目分量にしない

スプーンやカップで「だいたい」——

これは数十%ずれることがあります。

量の管理方法
やること 理由
キッチンスケールで量る 体積ではなく重さで管理する
1日分をまとめて計量しておく 与えすぎを防げる
おやつはその中から取り分ける 総量が増えない
体重が変わったら見直す 適量も変わる
家族全員がその容器から与える 合計量を管理できる

特に効果があるのが「1日分を容器に取り分けておく」方法です。

その日の分がなくなったら終わり——

家族全員がそこから与えるようにすれば合計量が自然に管理できます

おやつも同じ容器から取り分けると総量が増えません。

回数と時間の考え方

月齢別の食事回数の目安
成長段階によって、必要な回数は変わります。

1日何回に分けるか年齢によって変わります

月齢別・食事回数の目安
時期 1日の回数 理由
生後2〜3か月 3〜4回 一度に多く食べられない
生後4〜6か月 3回 少しずつ体が育つ
生後7か月〜1歳 2〜3回 移行期
成犬 2回 朝夕が一般的
シニア犬 2〜3回 1回を少なくして分ける
食が細い犬 回数を増やす 1回の負担を減らす

1日1回にまとめるのはおすすめできません。

空腹の時間が長くなることや1回の量が多くなることで体に負担がかかるとされています。

時間は、固定しすぎない

毎日きっちり同じ時刻にこだわる必要はありません。

むしろ固定しすぎると困ることがあります

  • 少し遅れただけで催促が激しくなる
  • その時間の前からそわそわする
  • 吠えて要求するようになることも
  • 飼い主の予定が縛られる
  • 旅行や預けるときに困る
  • 「だいたいこの時間帯」で十分

前後30分〜1時間の幅を持たせておくと落ち着いて待てるようになります

朝と夕の間隔が極端に空かないようにだけ気をつけてください。

だらだら食べさせない

フードを出しっぱなしにする方法はおすすめできません。

フードを出しっぱなしにする問題
出しっぱなしの問題 説明
どれだけ食べたか分からない 量の管理ができない
食欲の変化に気づけない 体調のサインを見逃す
フードが劣化する 特に夏場は傷みやすい
虫がわくことがある 衛生面の問題
食事が特別な時間でなくなる しつけに使いにくくなる

15〜20分ほど出して、食べ終わらなければ片づける——

この形にすると食べた量が把握でき食欲の変化にも気づけます

食欲は、健康状態を映す重要な指標です。

日々の健康チェックについては犬の病気のサインは毎日の5項目でわかるで解説しています。

フードの選び方と切り替え方

フードを切り替えるときの手順
急に変えるとお腹を壊すことがあります。

どのフードを選ぶかは多くの飼い主が悩むところです。

ただし「これが絶対に正しい」という答えはありません。

フードを選ぶときに確認すること
確認すること 内容
年齢に合っているか 子犬用・成犬用・シニア用
総合栄養食かどうか それだけで栄養がとれる設計か
体格に合った粒の大きさ 食べやすさに関わる
その犬に合っているか 便の状態・皮膚・被毛で判断
持病がある場合 獣医師に相談する
続けられる価格か 長く続けるものなので

合っているかは、便と被毛で分かる

そのフードが合っているか犬の状態を見ればある程度判断できます。

  • 便の状態が安定している(軟便が続かない)
  • 便の量が極端に多くない
  • 皮膚が荒れていない・かゆがっていない
  • 被毛につやがある
  • 元気・食欲が保たれている
  • 体重が安定している

軟便が続くかゆがる毛がパサつく——

こうした状態が続くならフードが合っていない可能性も考えられます。

ただし他の原因のことも多いため、自己判断で次々変えるのは避けてください。

まず獣医師に相談することをおすすめします。

切り替えは1〜2週間かけて

フードを変えるときは急に全部変えないでください。

下痢や軟便になることがあります。

フードの切り替えの進め方
時期 新しいフードの割合
1〜3日目 2割程度
4〜6日目 4割程度
7〜9日目 6割程度
10〜12日目 8割程度
13日目以降 全量
便が緩くなったら 前の割合に戻して様子を見る

便の状態を見ながら進めることが大切です。

緩くなったら、いったん前の割合に戻す——焦らず進めてください。

なお療法食が必要な場合は自己判断で変えないでください。

食べないとき・食べすぎるとき

食べ方の変化体調のサインのことがあります。

食べないときに確認すること

急に食べなくなった——

まず体調を疑ってください。

食べないときに確認すること
確認すること 疑われること
元気があるか ないなら受診
水は飲んでいるか 飲まないなら早めに受診
吐いていないか 消化器の問題も
口の中を痛がっていないか 歯や口のトラブル
食べにくそうにしていないか 噛む力の問題
便の状態 消化器の状態
フードを変えていないか 好みに合わない可能性

元気で水も飲んでいるなら一時的なことも多いのですが——

2日続けて食べない元気がない水も飲まない場合は早めに受診してください。

特に子犬体力の蓄えが少なく、悪化が早いため早めの判断が必要です。

食べさせる工夫

体調に問題がないのに食が細い場合は、工夫で改善することがあります。

  • ぬるま湯でふやかす(香りが立つ)
  • 食器の高さを変える(首が楽になる)
  • 静かな場所で落ち着いて食べさせる
  • 散歩のあとに与える
  • 15〜20分で片づけ、次の食事まで待たせる
  • おやつを減らす(お腹がいっぱいの可能性)

見落とされやすいのがおやつの量です。

おやつでお腹が満たされているためフードを食べない——というケースは実際によくあります。

いったんおやつを止めてみることではっきりすることがあります。

食べすぎる・早食いする場合

逆にあっという間に食べ終わるという悩みもあります。

早食い体への負担にもつながります。

早食い・食べすぎへの工夫
工夫 効果
早食い防止の食器を使う 凹凸で食べる速度が落ちる
知育おもちゃに入れる 時間をかけて食べられる
回数を増やす 1回の量が減る
部屋にばらまいて探させる 頭も使って満足度が上がる
ぬるま湯でふやかす かさが増える

「探させる」方法は特に効果的です。

同じ量でも、10分かけて探しながら食べる満足度がまったく違います

頭を使うため、いい運動にもなります。

食事の場所と、器の高さ

見落とされやすいのが食べる環境です。

落ち着いて食べられない場所では食が細くなることがあります。

食事の環境で確認すること
確認すること 望ましい状態
場所の落ち着き 人の通り道を避ける
器の高さ 首を大きく下げなくてよい高さ
器の安定 滑らない・動かない
トイレとの距離 離れている
他の犬との距離 取り合いにならない配置
食事中に触られないか そっとしておく

特に器の高さは見落とされやすいポイントです。

床に直接置いた器だと首を大きく下げる姿勢になります。

大型犬シニア犬では首や腰への負担になることがあります。

台に乗せて高さを調整するだけで食べやすくなることがあります。

また食事中に触らないことも大切です。

食べているところを触られる経験が重なると器を守ろうとするようになることがあります。

食器に近づいても平気にする練習は犬の食事中に手を近づけても平気にする練習で解説しています。

与えてはいけない食べ物

与えてはいけない食べ物のチェックリスト
人の食べ物には、犬にとって危険なものがあります。

人の食べ物の中には犬にとって危険なものがあります。

与えてはいけない主な食べ物
食べ物 注意点
玉ねぎ・ねぎ・にんにく類 加熱しても危険。スープなども不可
チョコレート・ココア 含まれる成分が犬には有害
ぶどう・レーズン 腎臓に影響することがある
キシリトール入りの食品 ごく少量でも危険とされる
アルコール 少量でも避ける
カフェイン(コーヒー・お茶) 避ける
加熱した骨 裂けて消化管を傷つけることがある
味の濃い人の食事 塩分・脂質が多すぎる

⚠ 口にした可能性があれば、すぐ連絡を

危険な食べ物を口にした可能性があれば、すぐに動物病院へ連絡してください。

伝えるべきは何を・どれくらい・いつの3点。包装や現物が残っていれば持参してください。

自己判断で吐かせようとしないことも重要です。かえって危険な場合があります。

元気そうに見えても症状が後から出ることがあります。様子を見ずに連絡してください。

テーブルからは与えない

人の食事を分け与えることには複数の問題があります。

  • 塩分・脂質が犬には多すぎる
  • 危険な食材が混ざっていることがある
  • 総カロリーが把握できなくなる
  • 食卓でねだるようになる
  • 拾い食いの習慣につながることも
  • 来客時に困る

一度でも与えると「ねだれば通る」と学習します

家族全員で徹底することが何より重要です。

食卓からの要求への対応は犬が食卓でねだるのをやめさせる方法で詳しく解説しています。

おやつは、1日の総量に含める

食事の設計で最も見落とされやすいのがおやつです。

フードはきちんと計量しているのに太る——この場合、おやつが計算に入っていないことがほとんどです。

見落としがちなカロリー源
見落としがちなもの 説明
家族が別々に与えるおやつ 合計すると相当な量になる
しつけ用のおやつ 回数が多いと積み上がる
デンタルガム・ジャーキー 意外に高カロリー
食卓からのおすそ分け 数えていないことが多い
トッピング・ウェットフード 追加分を数えていない
落ちた物の拾い食い 本人も気づいていない

対策はシンプルです。

  • 1日分のフードを容器に取り分ける
  • おやつはその中から取り分ける
  • しつけ用にはフードをそのまま使う
  • 1粒を小さく割れば、回数は保てる
  • 家族全員がその容器から与える
  • 来客にも一言伝えておく

犬にとっては量より回数が満足感につながります。

大きな1個より、小さな3個——この考え方で総量を増やさずに満足させられます

1週間、与えたものをすべて記録してみると実態がはっきりします。

家族それぞれが少しずつ与えていた——という結果になることが非常に多いものです。

水は、いつでも飲めるように

食事と並んで重要なのがです。

フードと違い、水は制限しないのが基本になります。

水の与え方
やること 理由
いつでも飲める状態にする 制限しない
複数箇所に置く こぼしても飲める
毎日交換する 衛生を保つ
器も洗う ぬめりがつきやすい
飲む量を把握しておく 体調の変化に気づける
夏場は特に多めに用意 脱水を防ぐ

特に大切なのが飲む量を把握しておくことです。

朝に決まった量を入れ、夜に残りを測る——

これで1日の飲水量が分かります。

飲む量が急に増えたのは体調の変化を示していることがあるため、基準を知っておくことに意味があります。

週に1度でも測っておくと変化に気づきやすくなります。

よくある質問

Q. フードの量は、袋の表示どおりでいいですか?

A. あくまで出発点です。同じ体重でも活動量や年齢で必要量は変わります。その量で2週間続けたあと肋骨に触れるかで確認し、少しずつ調整してください。

Q. 1日に何回に分ければいいですか?

A. 成犬は1日2回が一般的です。子犬は生後2〜3か月で3〜4回、生後4〜6か月で3回。1日1回にまとめるのは避けてください。

Q. 食事の時間は、毎日同じにすべきですか?

A. 固定しすぎないほうがよいでしょう。きっちり同じ時刻だと少し遅れただけで催促が激しくなることがあります。前後30分〜1時間の幅を持たせると落ち着いて待てます。

Q. フードを出しっぱなしにしてもいいですか?

A. おすすめしません。食べた量が分からず、食欲の変化という体調のサインを見逃すことになります。15〜20分で片づける形にしてください。

Q. フードを変えるときの注意点は?

A. 1〜2週間かけて少しずつ混ぜてください。急に全部変えると下痢や軟便になることがあります。便が緩くなったら、いったん前の割合に戻してください。

Q. 急に食べなくなりました。

A. まず体調を確認してください。元気があるか、水は飲んでいるか、吐いていないか。2日続けて食べない・元気がない・水も飲まないなら早めに受診を。子犬は特に悪化が早いので注意が必要です。

Q. 人の食べ物を少しあげるのもだめですか?

A. 避けてください。塩分や脂質が多すぎるうえ、玉ねぎなど危険な食材が混ざっていることがあります。一度与えると「ねだれば通る」と学習します。

まとめ|表示から始めて、体で確かめる

フードの袋の表示は出発点にすぎません。

必要な量は活動量・年齢・体質で変わります。最終的には肋骨に触れるかどうかで判断してください。

回数は成犬で1日2回、子犬は3〜4回に分けて。時間は固定しすぎないほうが落ち着いて待てるようになります。

そしてフードは出しっぱなしにしないこと。食欲は、健康状態を映す重要な指標です。

毎日きちんと食べているかを見られる状態にしておくことが、早期発見につながります

今日から試してみたい3つのこと

  • 1フードをキッチンスケールで量ってみる
  • 21日分を容器に取り分け、おやつもそこから出す
  • 3肋骨に触れて、手の甲と同じくらいの感触か確かめる

食事は、毎日くり返す最も大きな健康管理です。数字ではなく、体で確かめてください。

モフ@ペット好き

本日の「犬猫の悩みを即解決!」の記事「犬の食事の量と回数の決め方|袋の表示は出発点にすぎない」でした。
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