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犬のハウストレーニング|閉じ込める場所にしないための手順
犬のハウストレーニング
モフ@ペット好き

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「犬のハウストレーニング|閉じ込める場所にしないための手順」です。ではどうぞ!

ケージに入れるのはかわいそう——

そう感じて使っていない方も多いのですがハウスに慣れていることには大きな意味があります

災害時の避難入院来客——

いざというとき落ち着いて過ごせる場所があることが犬自身を守ります

結論

ハウスは閉じ込める場所ではなく、安心できる居場所です。慣らすときは扉を開けたまま置くところから始め、扉を閉めるのは最後にしてください。罰として使わない・出かける直前に急に入れない——この2つを守れば、嫌な場所にはなりません。災害・通院・来客の場面で必ず役に立ちます。

この記事でわかること

  • ハウスに慣れていると、何が違うのか
  • クレートとサークルの選び方
  • 慣らす手順
  • やってはいけないこと
  • 留守番でのハウスの使い方

ハウスに慣れていると、何が違うのか

ハウスに慣れていると役立つ場面
いざというときに、差が出ます。

普段は使わなくても慣れていること自体に価値があります

ハウスに慣れているかどうかの差
場面 慣れている場合 慣れていない場合
災害時の避難 ケージ内で落ち着いて過ごせる パニックになり、周囲にも負担
入院・処置 ケージで待てる 強いストレスがかかる
来客・工事 安全に待たせられる 飛び出し・トラブルの危険
車での移動 安全に運べる 車内で動き回り危険
預ける 預かり先で困らない 受け入れを断られることも
留守番 落ち着いて過ごせる いたずら・事故の危険

災害時には、ケージ内が原則になる

最も見落とされやすいのが災害時です。

避難所でペットと過ごす場合ケージやキャリーに入れることが求められるのが一般的です。

  • 避難所での受け入れ条件は自治体によって異なる
  • 多くの場合、ケージ内での管理が前提
  • 慣れていない犬は、鳴き続けて周囲に迷惑がかかる
  • その結果、避難所にいられなくなることもある
  • 普段から慣らしておくことが、選択肢を守る
  • お住まいの自治体の方針を確認しておく

いざそのときになって慣らすことはできません

平常時にやっておくべきことだと考えてください。

避難所に入れないとなれば車中で過ごすことになることもあります。

夏や冬の車中犬にとって危険な環境です。

ハウスに慣れているかどうか命に関わる差になることもあると考えておいてください。

迎える前の備えについては犬を迎える前に知っておきたいことでも触れています。

クレートとサークルの選び方

クレートとサークルの違い
目的によって、選ぶものが変わります。

ハウスと呼ばれるものにはいくつかの種類があります。

ハウスの種類
種類 特徴 向いている用途
クレート(箱型) 狭く囲まれ、落ち着きやすい 寝床・移動・災害時
サークル(囲い) 広く、トイレも置ける 長時間の留守番
ケージ(屋根つきの囲い) その中間 室内での定位置
キャリーバッグ 持ち運び用 通院・公共交通
ソフトクレート 軽く畳める 旅行先など

落ち着ける場所として最も適しているのはクレートです。

狭く、囲まれた空間本来、犬が安心できる形だとされています。

ソファの下テーブルの下自分から入り込む——

そうした行動が見られるなら囲まれた空間を好むタイプだと考えられます。

クレートを用意すると喜んで使うことも多いはずです。

大きさは「狭すぎない、広すぎない」

大きければよいというものでもありません。

ハウスの大きさの目安
大きさ 評価
立って向きを変えられる 最低限必要
伏せて手足を伸ばせる ちょうどよい
広すぎる 隅で排泄してしまうことがある
狭すぎる 体を伸ばせず苦痛
成長期の子犬 仕切りで調整できるタイプが便利

広すぎる寝る場所と離れた隅で排泄してしまうことがあります。

犬は本来、寝床を汚したがりません

ちょうどよい広さにすることがトイレのしつけにも役立ちますこの性質をうまく使うのがコツです。

寝床とトイレの配置については犬の寝床とトイレは離して置くで詳しく解説しています。

慣らす手順

ハウスに慣らす手順
扉を閉めるのは、いちばん最後です。

いきなり入れて扉を閉める——

これが最も失敗しやすいやり方です。順を追って進めてください

ハウスに慣らす手順
段階 やること 次へ進む条件
1 扉を開けたまま部屋に置く 気にしなくなったら
2 中におやつを置く。入ったらほめる 自分から入るようになったら
3 中で食事をさせる 落ち着いて食べられたら
4 扉を数秒閉める。すぐ開ける 騒がなければ
5 閉める時間を少しずつ延ばす 静かにしていられたら
6 中で寝るようになる ここまで来れば定着

「ハウス」の合図を教える

言葉で入ってもらえるようにしておくといざというときに便利です。

  • おやつを中に投げ入れる
  • 入った瞬間に「ハウス」と言う
  • 入ったらほめる
  • これを繰り返す
  • 慣れたら、言ってから入れるようにする
  • 入ったら必ず良いことがある形を保つ

先に言葉をかけて入らせようとするのではなく入る動作に言葉を結びつけるのが順番として正しいやり方です。

入ったらおやつ——

この形を続けている言葉だけで入ってくれるようになります。

入るのが得意になる急いでいるとき緊急時大きな助けになります

抱き上げて入れる必要がなくなるだけでお互いの負担が減ります

扉を閉めるのは、いちばん最後

焦って扉を閉めるそれまでの積み重ねが崩れることがあります。

中が好きになってから初めて閉める——

この順番を守ってください。

扉を閉めるときの対応
状況 対応
閉めた瞬間に騒ぐ 閉める時間が長すぎる。数秒からやり直す
静かにしている その状態で開ける
吠えている 静かになった瞬間に開ける
自分から入って寝ている そっとしておく
入るのを嫌がるようになった 扉を開けた状態に戻す

吠えているときに開ける「吠えれば出られる」と学習してしまいます。

一瞬でも静かになったところで開けるようにしてください。

閉める時間を延ばすのも成功が続いてからです。

数秒 → 10秒 → 30秒 → 1分——

このくらい細かく進めても構いません。

途中で騒ぐようになった前の段階に戻ることが結果的に近道です。

やってはいけないこと

ハウスでやってはいけないこと
一度でも嫌な場所になると、やり直しに時間がかかります。

使い方を誤るハウスが嫌いな場所になってしまいます。

ハウスでやってはいけないこと
やりがちなこと 起きること
いたずらの罰として入れる 嫌な場所として記憶される
無理やり押し込む 入ること自体に抵抗が生まれる
出かける直前に急に入れる 「入る=置いていかれる」と学ぶ
吠えたら出してしまう 吠えれば出られると学ぶ
長時間入れっぱなし 苦痛の場所になる
中で叱る 安心できる場所でなくなる
掃除しない 不衛生で、入りたがらなくなる

罰として使うと、すべてが台無しになる

最も避けたいのが罰として入れることです。

いたずらをしたからハウス——

この使い方をするとハウスは嫌な場所になってしまいます。

  • ハウスは、休む場所・安心する場所
  • 罰の場所にしない
  • 中にいるときは、叱らない
  • 落ち着かせたいときに使うのは可
  • ただし「悪いことをしたから」ではない形で
  • 興奮しているときに休ませる、という使い方はよい

興奮しすぎているときに落ち着かせるために使うのは問題ありません

ただし、叱りながら入れるのは避けてください

静かに促して、入ったらほめる——この形ならハウスの価値は下がりません

興奮が上がりすぎている犬静かな場所で休ませることはむしろ必要な対応です。

叱っているのか、休ませているのか——

その違いは、犬にも伝わります

留守番でのハウスの使い方

留守番中にハウスを使う場合時間に注意が必要です。

留守番の時間とハウスの使い分け
時間 適した形
短時間(数時間) クレートでも可
長時間 サークルなど、トイレが置ける広さを
一日中 ハウスに入れっぱなしにしない
夜間の就寝 クレートで問題ないことが多い
子犬 排泄の間隔が短い。時間を短く

排泄を我慢させ続けるのは体にも負担です。

長時間になるならトイレを置ける広さのサークルを選んでください。

我慢させ続けることは膀胱炎などの原因になりうると指摘されています。

子犬の場合は排泄の間隔が短いため特に注意が必要です。

クレートで一日中という使い方は避けてください

出かける直前に入れない

出かける準備をして、最後にハウスへ——

この流れ「ハウス=置いていかれる」という学習を作ります。

  • 出かける30分以上前に入れておく
  • 入れてから、しばらく普通に過ごす
  • 出かけない日も、同じように入れる
  • 入れる=出かける、にしない
  • 普段から使う場所にしておく
  • 昼寝の場所として定着させる

出かけない日にも入れることでハウスと外出が結びつかなくなります

留守番に慣らす方法は犬を留守番に慣らす方法で詳しく解説しています。

来客・工事のときの使いどころ

日常の中でもハウスが役立つ場面は多くあります。

日常でハウスが役立つ場面
場面 ハウスの役割
来客 飛びつき・玄関からの飛び出しを防ぐ
宅配の受け取り ドアを開けても安全
工事・修理の立ち会い 知らない人の出入りから守る
小さな子どもが来たとき お互いの安全を確保できる
掃除機をかけるとき 怖がる犬を落ち着かせられる
食事の準備中 キッチンでの事故を防ぐ

犬が苦手なお客さんが来ることもあります。

そうしたとき落ち着いて待てる場所があることはお互いにとって助かるものです。

  • 来客の予定が分かっているなら、早めに入れておく
  • チャイムが鳴ってから入れると、興奮が高い
  • 中で食べられるものを渡しておく
  • 静かにしていられたらほめる
  • 来客が帰ってから出す
  • 出すときも、落ち着いてから

チャイムが鳴ってから慌てて入れる興奮した状態ハウスに入れられることになり嫌な印象が残りかねません。

予定が分かっているなら、その前に——

これだけで、ずいぶん違ってきます興奮する前に、落ち着いた状態で入ってもらう——この順番を意識してください

成犬から始める場合

今まで使ったことがない——

成犬からでも慣らせます

ただし子犬より時間がかかることは前提にしてください。

成犬から始める場合
条件 成犬の場合
かかる期間 数週間〜数か月を見込む
過去に嫌な経験がある さらに時間がかかる
進め方 扉を開けたまま、から同じ
焦って閉めると やり直しになる
目標 「中で休める」で十分

以前、罰として使われていた無理やり入れられた経験がある——

そうした犬ハウスそのものを警戒します

  • まず、新しいものに買い替える方法もある
  • 置き場所を変えてみる
  • 扉を外してしまうのも一案
  • 中で食事をさせるところから始める
  • 近づいただけでほめる
  • 1か月かけて中に入れれば上出来

扉をいったん外してしまう「閉じ込められる箱」という印象が薄れやすくなります

中で休むようになってから扉を戻す——

この順番なら、抵抗が少なくなります

目標は「大好きな場所にする」ではありません。

「中で落ち着いて休める」——ここまでで十分です。

その状態になっていれば災害や通院の場面でも対応できます

置き場所と中の環境

どこに置くか使ってもらえるかどうかを左右します。

ハウスの置き場所
条件 内容
人の気配が感じられる場所 完全に隔離された部屋は不安になる
人の通り道は避ける 落ち着いて休めない
直射日光が当たらない 暑くなりすぎる
エアコンの風が直撃しない 体調を崩す
テレビの近くは避ける 音が刺激になる
玄関から離す 来客に反応しやすくなる

リビングの隅など家族の気配は感じられるが落ち着ける場所理想的です。

中にはタオルやベッドを敷いてあげてください。

ただし噛みちぎる犬の場合は誤飲の危険があるため目を離す時間には入れないほうが安全です。

布をかけて暗くする落ち着きやすくなる犬もいます。

ただし夏場は熱がこもるため通気を確保してください。

床に直置きすると冬は冷え、夏は熱がこもることがあります。

すのこや台の上に置くことで温度の影響を減らせる場合もあります。

中の敷物は、こまめに洗うことも快適さを保つうえで大切です。

車での移動にも使える

車に乗せるときクレートに入れることをおすすめします。

車に乗せるときの方法
方法 評価
クレートに入れる 最も安全。急ブレーキでも守られる
シートベルト用ハーネス 次善の策
後部座席で自由 危険。運転の妨げにもなる
助手席・膝の上 非常に危険。避ける
荷室でクレート固定 大型犬に向く

車内を自由に動き回るのは犬にとっても人にとっても危険です。

急ブレーキの際に投げ出されてけがをすることがあります。

運転者の足元に入り込む事故そのものの原因にもなりかねません。

クレートに慣れている犬なら車の中でも落ち着いて過ごせます

車酔いしやすい犬の場合は前が見えないほうが楽ということもあります。

短い距離から慣らして移動そのものを嫌な経験にしないことも大切です。

行き先が動物病院だけだと車=嫌な場所へ行くものと覚えてしまいます。

楽しい行き先にも連れて行ってあげてください。

よくある質問

Q. ケージに入れるのは、かわいそうでは?

A. 慣れていれば、安心できる場所になります。むしろ災害時の避難・入院・預け先でハウスに入れないことのほうが、犬にとって大きな負担になります。

Q. クレートとサークル、どちらを選べば?

A. 目的によります。落ち着ける寝床・移動・災害時ならクレート、長時間の留守番でトイレも必要ならサークルです。

Q. 大きさはどう選びますか?

A. 伏せて手足を伸ばせる程度が目安です。広すぎると隅で排泄してしまうことがあります。成長期の子犬には、仕切りで調整できるタイプが便利です。

Q. どこから慣らせばいいですか?

A. 扉を開けたまま部屋に置くところからです。中でおやつを食べさせ、自分から入るようになってから扉を閉めるのは最後にしてください。

Q. 罰として入れてもいいですか?

A. 絶対に避けてください。嫌な場所として記憶され、それまでの積み重ねが台無しになります。ただし興奮を落ち着かせるために静かに促すのは問題ありません。

Q. 吠えたら出してもいいですか?

A. 出さないでください。「吠えれば出られる」と学習してしまいます。一瞬でも静かになった瞬間に開けてください。

Q. どこに置くのがいいですか?

A. 家族の気配は感じられるが、落ち着ける場所です。リビングの隅などが向いています。人の通り道・直射日光・エアコンの直風は避けてください。

まとめ|安心できる場所として育てる

ハウスは閉じ込める場所ではありません

安心して休める、自分だけの居場所——

そう思ってもらえるように少しずつ育てていくものだと考えてください。

慣らすときは扉を開けたまま置くところから始め、扉を閉めるのはいちばん最後にしてください。

そして罰として使わない出かける直前に急に入れない——

この2つを守るだけ嫌な場所にはなりません目標は「大好きな場所」ではなく「落ち着いて休める場所」で十分です。災害・通院・来客の場面で必ず役に立ちます

今日から試してみたい3つのこと

  • 1扉を開けたまま部屋に置き、中におやつを置いてみる
  • 2出かけない日にも、ハウスで過ごす時間を作る
  • 3置き場所を見直す(人の通り道・直射日光・エアコンの風を避ける)

いざというときに慣らすことはできません。元気なうちに積み重ねておくことが、犬の選択肢を守ります。

モフ@ペット好き

本日の「犬猫の悩みを即解決!」の記事「犬のハウストレーニング|閉じ込める場所にしないための手順」でした。
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