

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「犬を迎える前に知っておきたいこと|費用と時間の現実」です。ではどうぞ!
犬を迎えたい——
そう考えたとき先に知っておいたほうがよいことがいくつかあります。
犬を迎えるということは10年以上にわたって毎日世話をし続けるということです。
かわいいという気持ちだけでは続けられない場面も出てきます。
結論
犬を迎えると10年以上の付き合いが始まります。毎日の散歩・食事・掃除に時間を取られ、予防や健診の費用は毎年必ずかかります。旅行も自由にはできません。それでも迎えると決めたなら、住環境を整えてから迎えることで最初の数週間がずいぶん楽になります。
この記事でわかること
- ✓かかる費用の現実
- ✓必要になる時間
- ✓住まいの条件を確認する
- ✓迎える前に整えておくこと
- ✓迎え方の選択肢
かかる費用の現実

費用は、犬種・体格・地域によって大きく変わります。
ここではどんな種類の費用が発生するのかを整理しておきます。
| 時期 | 項目 |
|---|---|
| 迎えるとき | 犬の代金・ケージ・食器・リード・首輪 |
| 迎えた直後 | 健康診断・ワクチン・登録・鑑札 |
| 毎月 | フード・おやつ・トイレシート・消耗品 |
| 毎年 | 狂犬病予防注射・混合ワクチン・フィラリア予防・健康診断 |
| 随時 | トリミング・シャンプー |
| 突発 | 病気・けがの治療費 |
| シニア期 | 通院の増加・介護用品 |
削ってはいけない費用がある
節約できる費用と削ってはいけない費用がはっきり分かれます。
| 費用 | 考え方 |
|---|---|
| 予防(ワクチン・フィラリア) | 削らない。命に関わる |
| 健康診断 | 削らない。早期発見が結局安い |
| 具合が悪いときの受診 | 削らない。様子見が悪化を招く |
| おもちゃ・おしゃれ用品 | 調整できる |
| トリミングの頻度 | 家でのケアで延ばせる |
| フード | 極端に安いものは避ける |
予防にかかる費用を削ってしまうと結果的に治療費が高くつくことがあります。
毎年必ずかかる費用としてあらかじめ見込んでおいてください。
予防接種については犬の混合ワクチンや犬の登録と狂犬病予防注射で詳しく解説しています。
急な出費に備えておく
最も見落とされやすいのが突発の医療費です。
手術が必要になったときまとまった金額が必要になることがあります。
- ペット保険という選択肢がある
- 保険に入らず、貯めておく方法もある
- いずれにせよ、備えは必要
- 「そのとき考える」では間に合わないことがある
- 高齢になるほど、通院は増える
- 持病が見つかると、生涯の費用になる
お金がないから治療できない——
この状況だけは、何としても避けたいものです。
迎える前に、備え方を決めておいてください。
ペット保険は加入できる年齢に上限があることが多く、持病があると入れない場合もあります。
検討するなら、迎えて早い時期が現実的です。
必要になる時間

費用と同じくらい重要なのが時間です。
| やること | 頻度 | 目安 |
|---|---|---|
| 散歩 | 毎日 | 朝晩2回が基本 |
| 食事の用意と片づけ | 毎日 | 1日1〜2回 |
| トイレの掃除 | 毎日 | こまめに |
| ブラッシング | 毎日〜週数回 | 毛質による |
| 歯みがき | 毎日が理想 | 数分 |
| 掃除(抜け毛) | 毎日 | 換毛期は特に |
| 一緒に過ごす時間 | 毎日 | 留守番が長いと負担になる |
旅行や外泊が、自由にできなくなる
意外と重いのが生活の制約です。
- 長時間の外出がしにくくなる
- 旅行には、預け先か同行の手配が必要
- 急な残業・飲み会も気になる
- 台風や地震のときは、犬を連れて避難する
- 引っ越し先は、ペット可の物件に限られる
- 家族の誰かが体調を崩したときの代役も必要
ひとり暮らしの場合は自分が入院したときどうするかまで考えておく必要があります。
頼める人がいるか——
これは迎える前に確認しておきたい点です。
最初の数か月は、特に手がかかる
子犬を迎えた場合最初の数か月は想像以上に大変です。
| 時期 | 起きること |
|---|---|
| 迎えた直後 | 夜鳴き・下痢・食べないことがある |
| 最初の数週間 | トイレの失敗が続く |
| 数か月 | 甘噛み・いたずら・破壊 |
| 半年〜1年 | 吠え・引っ張りなどの課題が出る |
| 1年以降 | 徐々に落ち着いてくることが多い |
この時期を乗り越えられるかがひとつの山になります。
まとまった時間が取れる時期に迎えられるとずいぶん楽になります。
引っ越し直後や転職の直前など生活が落ち着かない時期は避けたほうが無難です。
犬にとっても、落ち着いた環境で迎えられるほうが負担が少なくなります。
住まいの条件を確認する
迎える前に必ず確認してください。
| 確認事項 | 内容 |
|---|---|
| 賃貸契約 | ペット可か。犬種・体重の制限は |
| 管理規約 | 分譲でも制限がある場合がある |
| 頭数の制限 | 1頭までという物件も多い |
| 近隣への配慮 | 吠え声・においへの対応 |
| 家族全員の同意 | アレルギーの有無も含めて |
| 散歩できる環境 | 近くに歩ける場所があるか |
ペット可の物件でも体重や頭数の制限があることは珍しくありません。
迎えてから「飼えない」と分かるのは最悪の展開です。
必ず、迎える前に確認してください。口約束ではなく、書面で確かめておくと確実です。
家族全員の同意を得ておく
一人が世話をすればよいというものではありません。
誰かが体調を崩したとき代われる人が必要になります。
- 世話の分担を、先に決めておく
- 散歩は誰がいつ行くのか
- 費用は誰が負担するのか
- アレルギーがある家族はいないか
- 子どもがいる場合、接し方を教える必要がある
- 「世話をする」と言った子どもの言葉は当てにしない
結局は大人が世話をすることになる——
この前提で判断してください。
迎える前に整えておくこと

来てから慌てないために先に整えておきたいことがあります。
| 準備 | 理由 |
|---|---|
| 床の滑り止め | フローリングは関節を痛める |
| 危険なものを片づける | 誤飲を防ぐ |
| 寝床の場所を決める | 静かで落ち着ける場所に |
| トイレの場所を決める | 寝床から離す |
| ケージ・サークル | 安全な居場所として |
| 動物病院を探しておく | 迎えた直後に健診を受ける |
| コード類をまとめる | かじると感電の危険 |
床の滑り止めは、最優先で
フローリングの上で滑ることは関節への負担になります。
若いうちは平気に見えても年齢を重ねてから影響が出ることがあります。
- マットやカーペットを敷く
- 特に走り回る場所を優先する
- 滑り止めワックスという方法もある
- ジャンプする場所には特に注意
- ソファへの飛び乗り・飛び降りも負担になる
- 階段には行けないようにするのも一案
後から整えるのではなく最初から整えておくほうが確実です。
寝床とトイレの配置については犬の寝床とトイレの配置で詳しく解説しています。
誤飲しそうなものを片づける
犬は、口に入るものはたいてい口に入れます。
| 危険なもの | 理由 |
|---|---|
| 電気コード | かじると感電・火災の危険 |
| ビニール袋・輪ゴム | 飲み込むと腸に詰まる |
| 人間の薬 | 少量でも中毒を起こすことがある |
| チョコレート・玉ねぎ | 犬には有害 |
| 観葉植物 | 種類によっては中毒を起こす |
| 靴下・タオル | 飲み込む事故が多い |
| ゴミ箱 | ふた付きにする |
犬の目線の高さで部屋を見回してみると危険が見つけやすくなります。
床から50センチほどの高さに何が置いてあるか——
この視点で確認してください。
子犬のうちは、特に何でも口に入れます。
目を離す時間はケージやサークルの中で過ごしてもらうほうがお互いに安全です。
迎え方の選択肢

犬を迎える方法にはいくつかの選択肢があります。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| ペットショップ | すぐ迎えられる。子犬が中心 |
| ブリーダー | 親犬や環境を確認できることが多い |
| 保護団体・保健所 | 成犬も多い。条件がある場合も |
| 知人から譲り受ける | 経緯が分かる |
| いずれの場合も | 健康状態の説明を必ず受ける |
どの方法にも、良い点と気をつけたい点があります。
重要なのは、迎える先が誠実かどうかです。
その場の勢いで決めない
最も避けたいのがその場の勢いで決めてしまうことです。
- 一度持ち帰って、家族と相談する
- 費用と時間を、具体的に計算してみる
- 10年後の自分の状況を想像してみる
- 住まいの条件を確認する
- 質問に丁寧に答えてくれるか見る
- 迎えた後も相談できるか確認する
会いに行った日に決めない——
これだけでも、判断の質が上がります。
本当に良い迎え先なら「よく考えてください」と言ってくれるはずです。
成犬を迎えるという選択
子犬でなければならないということはありません。
| 子犬 | 成犬 | |
|---|---|---|
| 手のかかり方 | 最初の数か月が大変 | 比較的落ち着いている |
| 性格 | これから育つ | すでに分かっている |
| 体格 | 成長後は予測 | 確定している |
| 一緒に過ごせる年数 | 長い | 短くなる |
| 向いている人 | 育てる過程を楽しみたい | 性格を確かめて迎えたい |
成犬はすでに性格や体格が分かっているため暮らしの想像がしやすいという利点があります。
初めて犬を飼う方にとってはむしろ向いていることもあります。
保護犬の場合は過去の経験から苦手なものがあることもあります。
迎える前に、その犬の性格や苦手なことを教えてもらってください。
近隣への配慮も、飼い主の仕事
犬を迎えるということは周囲との関係も引き受けるということです。
| 配慮すること | 内容 |
|---|---|
| 吠え声 | 集合住宅では特に問題になりやすい |
| 排泄の処理 | 持ち帰る。水で流すだけでは足りない |
| リードの長さ | すれ違うときは短く持つ |
| ノーリードにしない | 指定された場所以外では禁止 |
| においの管理 | ベランダでの排泄は避ける |
| 抜け毛 | 屋外でのブラッシングは飛散に注意 |
| 犬が苦手な人がいる | 距離を取る配慮を |
犬が好きな人ばかりではない——
この前提を持っておくことがトラブルを防ぎます。
すれ違うときにリードを短く持つだけでも相手に与える印象は変わります。
- 排泄物は必ず持ち帰る
- おしっこには水をかけるだけでなく、量にも配慮する
- 他人の家の敷地に入らせない
- 電柱や壁への排泄も、嫌がる人がいる
- 吠えが続くなら、早めに対策する
- 苦情が来てからでは遅い
吠えの問題は放置すると近隣トラブルに発展することがあります。気づいた時点で対策を始めてください。
犬種選びで見ておきたいこと
見た目の好みだけで選んでしまうと暮らしに合わないことがあります。
| 確認する点 | 暮らしへの影響 |
|---|---|
| 必要な運動量 | 散歩の時間と距離が変わる |
| 抜け毛の量 | 掃除の手間に直結する |
| トリミングの必要性 | 定期的な費用になる |
| 吠えやすさ | 集合住宅では特に重要 |
| 成犬時の体格 | 住まいの制限に関わる |
| 暑さ・寒さへの強さ | 冷暖房の管理が必要になる |
| かかりやすい病気 | 将来の医療費に関わる |
特に必要な運動量は毎日の生活に直結します。
1日2時間の運動が必要な犬を30分しか散歩できない生活で迎えるとお互いに苦しくなります。
- 自分が毎日出せる時間から逆算する
- 「頑張れば行ける」ではなく「無理なく行ける」で考える
- 雨の日・忙しい日も含めて考える
- 抜け毛が多い犬種は掃除が大変
- 短頭種は暑さに弱く、注意が必要
- 大型犬は医療費も食費も大きくなる
その犬種がどんな仕事のために作られてきたかを調べてみると必要な運動量や性質の傾向が見えてきます。
最期まで見届けるということ
最も重い部分に触れておきます。
犬の寿命は人間よりずっと短いものです。
迎えるということは看取ることまで引き受けるということでもあります。
| 時期 | 起きること |
|---|---|
| シニア期に入ると | 通院が増えることが多い |
| 足腰が弱る | 介助が必要になることがある |
| 認知症のような症状 | 夜鳴き・徘徊が出ることも |
| 食べられなくなる | 介助が必要になる |
| 最期 | 看取りの時間がある |
この時期を支えられるか——
ここまで想像したうえで迎えると決められたならそれは十分な覚悟だといえます。
10年後、15年後の自分がどんな状況にいるかを少しだけ想像してみてください。
自分に何かあったときにこの子を託せる人がいるか——
ここまで考えたうえで迎えられるなら犬にとっても幸せな選択になるはずです。
迎えた直後にやること
実際に迎えた日からやっておきたいことを整理しておきます。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 迎えた当日 | そっとしておく。かまいすぎない |
| 数日以内 | 動物病院で健康診断を受ける |
| 30日以内 | 自治体への登録(生後91日以上の場合) |
| 獣医師の指示に従って | ワクチン・フィラリア予防 |
| 最初の1週間 | トイレの場所を覚えてもらう |
| 落ち着いてきたら | 体を触る練習を始める |
迎えた当日はうれしくてかまいたくなりますが犬にとっては環境が変わった直後です。
そっとしておくほうが早く落ち着きます。
登録の手続きや期限は自治体によって異なります。
お住まいの市区町村に確認してください。
また迎えた直後に健康診断を受けておくとその後の基準になります。
かかりつけの動物病院を元気なうちに決めておくことはいざというときに効いてきます。
よくある質問
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
A. 犬種・体格・地域で大きく変わります。確実にかかるのは毎月のフード代、毎年の予防と健診、そして突発の医療費です。特に医療費への備えは、迎える前に決めておいてください。
Q. 節約できるところはありますか?
A. おもちゃ・おしゃれ用品・トリミング頻度は調整できます。ただし予防・健診・具合が悪いときの受診は削ってはいけません。結果的に高くつきます。
Q. 毎日どのくらい時間が必要ですか?
A. 散歩は朝晩2回が基本で、食事の用意・トイレ掃除・ブラッシングも毎日必要です。加えて旅行や長時間の外出がしにくくなることも考えておいてください。
Q. 賃貸でも飼えますか?
A. 必ず契約を確認してください。ペット可でも体重や頭数の制限があることは珍しくありません。迎えてから飼えないと分かるのは、最悪の展開です。
Q. 迎える前に何を準備すればいいですか?
A. 床の滑り止めを最優先で。加えて危険なものの片づけ、寝床とトイレの場所決め、動物病院を探しておくことです。
Q. 子犬と成犬、どちらがいいですか?
A. 成犬は性格や体格が分かっているため暮らしの想像がしやすく、初めての方にはむしろ向いていることがあります。子犬は最初の数か月が特に大変です。
Q. 迷っているのですが、どう判断すれば?
A. その場では決めないでください。一度持ち帰り、費用と時間を具体的に計算し、10年後の自分の状況を想像してみてください。それでも迎えたいなら、十分な覚悟だといえます。
まとめ|想像してから、決める
犬を迎えるということは10年以上にわたって毎日世話をし続けるということです。
毎日の散歩、食事、掃除——
毎年必ずかかる予防と健診の費用、そして突発の医療費への備え。
旅行も自由にはできなくなります。
それでも迎えたいと思えたなら住環境を整えてから迎えてください。
最初に整えておくかどうかで迎えてからの数週間がずいぶん違ってきます。
迎える前に確認したい3つのこと
- 1住まいの契約で飼育が可能か、体重や頭数の制限も含めて確認する
- 2毎年かかる予防・健診の費用と、突発の医療費への備え方を決める
- 3床の滑り止め・危険物の片づけ・寝床とトイレの場所を先に整える
迎えたその日から、毎日の暮らしが始まります。準備しておいた分だけ、犬も飼い主も楽に過ごせます。

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