ネコの飼い方    猫のフィラリア予防|蚊は室内にも入ってくる

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猫のフィラリア予防|蚊は室内にも入ってくる
猫のフィラリア予防
モフ@ペット好き

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「猫のフィラリア予防|蚊は室内にも入ってくる」です。ではどうぞ!

フィラリアは犬の病気——

そう思われている方が多いのですが猫も感染します

しかも猫の場合犬とは事情が違い診断が難しく、確立した治療法がありません

だからこそ予防が中心になると考えられています。

結論

猫のフィラリアは犬より発見しにくく、確立した治療法がありません。そのため予防が重要だと考えられています。完全室内飼いでも、蚊は玄関や網戸から入ってきます。予防薬を使うかどうかは地域や生活環境によって判断が変わるためかかりつけの獣医師に相談してください。

この記事でわかること

  • 猫のフィラリアは、犬とは事情が違う
  • 室内飼いでも、蚊は入ってくる
  • 見られることのある症状
  • 予防の進め方
  • 蚊そのものを減らす

猫のフィラリアは、犬とは事情が違う

犬と猫でのフィラリアの違い
猫では、犬とは事情が違います。

フィラリア蚊が媒介する寄生虫による病気です。

犬の病気として知られています猫にも感染しうることが分かっています。

犬と猫でのフィラリアの違い
犬の場合 猫の場合
寄生する数 多くなりやすい 少ないことが多いとされる
検査 比較的見つけやすい 確定が難しいとされる
症状 典型的に出やすい ほかの病気と紛らわしい
治療 治療法がある 確立した治療法がない
対策の中心 予防と治療 予防が中心になる

猫では寄生する数が少ないため検査で見つけにくいとされています。

症状も、喘息や消化器の病気と紛らわしく診断そのものが難しいことが指摘されています。

治療より、予防が中心になる理由

犬の場合感染しても治療する道があります

しかし猫の場合確立した治療法がないとされています。

  • 寄生した虫を取り除く方法が確立していない
  • 対症療法が中心になる
  • そのため、感染させないことが最も重要
  • 少数の寄生でも重い症状が出ることがある
  • 急死につながる例も報告されている
  • 予防の意味が、犬以上に大きい

「かかってから考える」ことが難しい病気だと考えてください。

だからこそ予防について一度は相談する価値があります

犬を飼っている家庭ではフィラリア予防が当たり前になっていることが多いはずです。

猫についても同じ土俵で考えてみる——

その視点を持つだけでも意味があります

室内飼いでも、蚊は入ってくる

蚊が室内に入る経路
完全室内飼いでも、蚊は入ってきます。

完全室内飼いだから大丈夫——

この考え方にはひとつ落とし穴があります。

猫は外に出なくても蚊は中に入ってくるからです。

蚊が室内に入る経路
経路 説明
玄関の開閉 出入りのたびに入り込む
網戸のすきま・破れ わずかな穴からも入る
換気口・通気口 見落とされやすい経路
排水口 下から上がってくることもある
人や荷物について そのまま持ち込まれる
窓を開けたとき 短時間でも入る
ベランダの出入り 洗濯物と一緒に入ることも

夏に、部屋の中で蚊に刺された経験がある方も多いはずです。

人が刺されるということ猫も刺されうるということになります。

猫は毛に覆われているため刺されにくいと思われがちですが耳や鼻先など、毛の薄い部分があります。

まったく刺されないということはありません

刺されないようにするのは、難しい

蚊に刺されないようにするのは現実的には困難です。

一匹入ってくるだけ可能性は生まれます

  • 網戸を閉めていても、完全には防げない
  • 玄関の開閉は避けられない
  • 人が持ち込むこともある
  • 夜間に活動する蚊もいる
  • 猫は毛に覆われているが、耳や鼻先は刺されうる
  • 「刺されない」を目指すより、予防を考える

蚊を減らす工夫もちろん有効ですがそれだけに頼るのは難しいと考えてください。

環境の対策と予防薬組み合わせるのが現実的な形になります。

見られることのある症状

猫のフィラリアで見られることのある様子
ほかの病気と区別がつきにくい症状です。

猫のフィラリア見られることのある様子を挙げます。

ただしこれらはほかの病気でも起こります

見られることのある様子
様子 紛らわしい病気
咳をする 喘息・気管支炎など
呼吸が速い・苦しそう 心臓・呼吸器の病気など
嘔吐を繰り返す 消化器の病気など
食欲が落ちる・痩せる さまざまな病気で起こる
元気がない 特定が難しい
突然の急変 報告されている

この記事の症状だけ判断することはできません

気になる様子があるなら受診して相談してください。

診察の際「フィラリア予防をしていない」伝えることも診断の手がかりになります。

いつから、どんな様子かメモにして持参すると説明しやすくなります

咳の様子を動画で撮っておくのも有効な方法です。

特に、呼吸の様子には注意する

猫の呼吸の異常緊急性が高いことがあります。

呼吸の様子と緊急性
様子 緊急性
口を開けて呼吸している 非常に高い。すぐ受診
呼吸が速い(安静時) 高い
お腹を大きく動かして呼吸 高い
咳が続く 受診して原因を調べる
横になれず、座ったまま 高い

猫が口を開けて呼吸しているのは正常な状態ではありません

犬と違い、猫は通常、口呼吸をしません

すぐに動物病院へ連絡してください。

猫が口で息をしているのはそれだけ苦しいということです。

移動そのものが負担になることもあるためまず電話で状況を伝えて指示を仰いでください。

日々の観察についてはなでながらの健康チェックでも解説しています。

予防の進め方

予防の進め方
始める前に、必ず受診します。

予防薬を使う場合必ず動物病院で処方を受けてください。

予防を始める手順
手順 内容
1 動物病院で相談する
2 健康状態を確認してもらう
3 必要性と、薬の種類を判断してもらう
4 指示された期間、続ける
5 次のシーズン前に、また相談する

予防が必要かどうかいつからいつまで行うか地域の気候によって変わります

お住まいの地域の状況把握している獣医師判断してもらってください

温暖な地域寒冷地では蚊が活動する期間が大きく異なります

「何月から何月まで」という答えは全国一律ではありません

引っ越したときにも改めて相談してください。

自己判断で薬を使わない

最も注意したいのが自己判断での投薬です。

  • 犬用の薬を猫に使ってはいけない
  • 成分によっては重い中毒を起こす
  • 市販薬を自己判断で使わない
  • 体重に合った量でなければ意味がない
  • すでに感染している場合、投薬が危険なこともある
  • だから、投薬前に受診が必要

すでに感染している状態薬を使うことがかえって危険になる場合があります。

だからこそ投薬の前に動物病院で確認する必要があります。

「去年の残りがあるから」そのまま使うのも避けてください

体重が変わっていることも体調が変わっていることもあります。

薬には使用期限もあります。

毎シーズン、受診してから始めるのが基本だと考えてください。

途中でやめない

予防薬指示された期間、続けることで意味を持ちます

予防薬でやりがちなこと
やりがちなこと 問題
涼しくなったからやめる まだ蚊が活動していることがある
1回飛ばす その間の感染を防げない
忘れたまま続ける 気づいた時点で病院に相談
自己判断で期間を短くする 地域によって必要な期間が違う
翌年、受診せずに使う 健康状態の確認が必要

最後の1回特に重要だと説明されることがあります。

獣医師の指示に従って最後まで続けてください。

投薬の日カレンダーに記入しておくと忘れずに済みます

スマートフォンのリマインダーを使うのも確実な方法です。

「毎月同じ日」と決めておくと管理しやすくなります

飲ませ忘れに気づいたときは自己判断で調整せず病院に相談してください。

蚊そのものを減らす

予防薬とあわせて蚊を減らす工夫も有効です。

蚊を減らす工夫
対策 内容
網戸の点検 破れ・すきまを補修する
水たまりをなくす 植木鉢の受け皿・バケツなど
換気口に防虫ネット 見落としやすい経路をふさぐ
排水口の管理 ふたをする・水を流す
玄関に長くとどまらない 開閉の時間を短く
ベランダの掃除 たまり水を作らない

蚊は、わずかな水たまり繁殖します

植木鉢の受け皿ベランダに置いたバケツ——

こうした場所の水ためないようにするだけで周囲の蚊を減らせます

雨のあとベランダや庭を見回る習慣をつけておくと発生源を早く見つけられます

古タイヤ・じょうろ・ふたのないバケツ——

こうしたものが置きっぱなしになっていないか確認してみてください。

殺虫剤・虫よけの使用には注意

蚊対策の製品を使う場合は猫への影響を確認してください。

  • 猫がいる部屋での使用可否を、必ず確認する
  • 人間用の虫よけを猫に使わない
  • 成分によっては猫に有害なものがある
  • 特にアロマ・精油類は注意が必要
  • 使用中は換気する
  • 迷ったら獣医師に相談する

猫は、特定の成分を分解しにくいとされています。

人や犬には問題ないものでも猫には有害ということがあります。

「猫がいる家庭で使えるか」製品ごとに確認してください。

パッケージに記載がない場合はメーカーに問い合わせる使わないほうが安全です。

猫が過ごす部屋では物理的に蚊を入れない工夫を優先してください。

感染から発症までの流れ

どういう経過をたどるのかを知っておくと予防の意味が理解しやすくなります

感染からの大まかな流れ
段階 起きること
1 感染した動物の血を吸った蚊が、猫を刺す
2 幼虫が猫の体内に入る
3 体内で成長しながら移動する
4 肺の血管などにたどりつく
5 体の反応によって症状が出ることがある

予防薬体内に入った幼虫成長する前に駆除するという考え方のものです。

刺されること自体を防ぐ薬ではありません。

  • 予防薬は、感染後の幼虫に働きかけるもの
  • だから、定期的に飲み続ける必要がある
  • 1回飲めば済むものではない
  • 間隔が空くと、その間の幼虫が成長してしまう
  • 「予防」という言葉のイメージとは少し違う
  • 継続することに意味がある

この仕組みを理解しておくと「途中でやめてはいけない」理由納得しやすくなります

詳しい仕組みや薬の働き獣医師に確認してください。

投薬が苦手な猫への工夫

予防薬を続けるうえで最大の壁になるのが投薬そのものです。

猫は、口に入れられることを強く嫌がることが多い動物です。

薬の形と特徴
剤形 特徴
滴下タイプ(背中につける) 口に入れなくてよい。猫では選ばれやすい
錠剤 飲ませるのが難しいことがある
おやつ状のもの 食べてくれれば楽
注射 獣医師の判断による
どれが使えるか 獣医師と相談して決める

猫の場合背中の皮膚につける滴下タイプ選ばれることが多いものです。

  • つけた直後は、なめさせないよう注意する
  • 首の後ろなど、口が届かない位置につける
  • 多頭飼いでは、互いになめないよう分ける
  • 乾くまでは触らない
  • シャンプーの時期をずらす
  • 使い方は必ず獣医師の説明どおりに

多頭飼いの場合互いになめてしまうことがあるため乾くまで分けておくと安全です。

投薬がどうしても難しいならその旨を獣医師に伝えてください。

使いやすい形を提案してもらえることがあります。

続けられないと意味がないため正直に伝えることが大切です。

年間の予防をまとめて考える

フィラリアだけ切り離して考えるのではなく年間の予防として整理しておくと管理しやすくなります

年間の予防・健康管理
項目 時期の考え方
フィラリア予防 蚊の活動期に合わせる。地域差あり
ノミ・ダニ予防 通年か季節性か、獣医師と相談
ワクチン 獣医師の計画に従う
健康診断 年1回以上が目安
体重測定 月1回程度、家で行う

同じ時期にまとめて相談することで通院の回数を減らせることがあります。

猫にとって通院はストレスです。

「一緒にできることはあるか」獣医師に聞いてみてください。

年に一度、まとめて相談する日を決めておくと抜けが起きにくくなります

健康診断の時期あわせて予定を立てるのが実務的です。

ワクチンについては猫の混合ワクチンで詳しく解説しています。

外に出る猫の場合

外に出る猫蚊に刺される機会が格段に増えます

室内飼いと外出する猫の違い
完全室内飼い 外に出る猫
蚊に刺される機会 限られる 非常に多い
ノミ・ダニ 持ち込みが中心 直接付着する
他の猫との接触 基本的にない 頻繁にある
交通事故 ほぼない 大きなリスク
予防の重要度 獣医師と相談 より重要になる

外に出る猫の場合フィラリアだけでなくさまざまなリスクを抱えることになります。

可能であれば完全室内飼いへの切り替えを検討する価値があります。

  • 室内飼いは、寿命に差が出るとする指摘もある
  • 交通事故・感染症・ケンカを避けられる
  • 近隣トラブルも防げる
  • 切り替えは、段階的に進める
  • 室内での遊び・上下運動を充実させる
  • 窓辺に居場所を作ると、外を眺められる

急に外に出さなくする鳴き続けることがあります。

室内で退屈しない工夫あわせて用意してください。

キャットタワー窓辺の居場所を用意するだけでも室内の満足度は上がります

遊ぶ時間を増やすことも切り替えを助けます

よくある質問

Q. フィラリアは犬の病気ではないのですか?

A. 猫も感染します。しかも猫では検査で見つけにくく、確立した治療法がないとされています。そのため、犬以上に予防の意味が大きい病気です。

Q. 完全室内飼いでも予防が必要ですか?

A. 蚊は室内に入ってきます。玄関の開閉、網戸のすきま、換気口、人が持ち込むなど経路はさまざまです。必要性は獣医師に相談して判断してください。

Q. どんな症状が出ますか?

A. 咳・呼吸が速い・嘔吐・食欲不振などですが、ほかの病気と紛らわしいのが特徴です。特に口を開けて呼吸している場合は緊急性が高いので、すぐ受診してください。

Q. 予防薬は市販のものでもいいですか?

A. 必ず動物病院で処方を受けてください。犬用の薬は猫に重い中毒を起こすことがあります。またすでに感染している場合、投薬が危険なこともあるため、投薬前の受診が必要です。

Q. 涼しくなったら、やめてもいいですか?

A. 獣医師の指示に従ってください。涼しくなっても蚊が活動していることがあり、最後の1回が特に重要と説明されることもあります。

Q. 蚊取り線香や虫よけは使えますか?

A. 猫がいる部屋で使えるか、製品ごとに確認してください。猫は特定の成分を分解しにくいとされ、人や犬に問題なくても猫には有害なことがあります。

Q. 蚊を減らす方法はありますか?

A. 水たまりをなくすことが効果的です。植木鉢の受け皿、ベランダのバケツなど、わずかな水でも蚊は繁殖します。網戸の点検もあわせて行ってください。

まとめ|かかってからでは、対処が難しい

猫のフィラリア犬より発見しにくく確立した治療法がありません

「かかってから考える」ことが難しい病気だといえます。

そして完全室内飼いでも蚊は玄関や網戸から入ってきます

予防薬を使うかどうか地域や生活環境によって判断が変わります

自己判断で薬を使うのではなくかかりつけの獣医師に相談してください犬用の薬を猫に使うことは、絶対に避けてください

今日から確認したい3つのこと

  • 1網戸の破れ・すきまを点検して補修する
  • 2ベランダや庭の水たまり(受け皿・バケツ)をなくす
  • 3次の受診時に、フィラリア予防の必要性を相談する

猫のフィラリアは、予防が中心になる病気です。「うちの子に必要か」を、一度は聞いてみてください。

モフ@ペット好き

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