犬の種類と特徴    ミニチュアピンシャー|寒さと、跳ぶ体を守る暮らし

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ミニチュアピンシャー|寒さと、跳ぶ体を守る暮らし
ミニチュアピンシャー
モフ@ペット好き

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「ミニチュアピンシャー|寒さと、跳ぶ体を守る暮らし」です。ではどうぞ!

ぶるぶると、震えている。

部屋のなかなのに——

ミニチュアピンシャー飼っている人よく目にする光景です。

この犬種の被毛極端に短く、下毛もほとんどありません。

そして、引き締まった小さな体。

熱を保つ仕組みが、ほとんどない——

もうひとつの特徴よく跳ぶことです。

その2つこの犬種で気をつけるべきことを決めています。

この記事では、寒さと、跳ぶ体を軸に書いていきます。

結論

ミニチュアピンシャーは極端に被毛が短く、寒さに非常に弱い犬種です。冬は室内でも服を着せ、寝床を床から離してください。そしてよく跳ぶ体——膝蓋骨脱臼と、着地時の骨折に注意が必要です。床の滑り止めと、ソファへの飛び乗りをやめさせることでその多くは防げます。片足を上げて数歩歩く——それは膝のサインです。

この記事でわかること

  • 寒さに、非常に弱い犬種
  • 冬の暮らし方
  • 跳ぶ体と、膝・骨折
  • 気質——小さな体に、大きな気性
  • そのほかに、注意したい病気

寒さに、非常に弱い犬種

寒さへの弱さ
被毛が薄く、体が小さい——熱を保てません。

この犬種の被毛犬のなかでも屈指の短さです。

そして、下毛(アンダーコート)がほとんどありません。

寒さに弱い理由
条件 この犬種の場合
被毛の長さ 極端に短い
下毛 ほとんどない
体格 4〜6kg程度。熱が逃げやすい
体脂肪 引き締まった体型。断熱が少ない
結果 寒さに非常に弱い
対策 服と、室温と、寝床

「小型犬だから、服は要らない」——

この犬種には当てはまりません。

震えているのは寒さを我慢しているサインです。

緊張や興奮でも震えることはありますが、

冬に、じっとしているときに震えるならそれは寒さだと考えてください。

なぜ、この被毛なのか

もともとは、ドイツで厩舎のネズミを捕る犬でした。

短い被毛は、汚れにくく、手入れが楽——

働く犬としては合理的な形でした。

けれど、室内で暮らす今——

その被毛では冬を越せません。

「手入れが楽な犬種」である代わりに温度管理という手間加わる——

そう考えておいてください。

服を着せること抵抗がある方もいるかもしれません。

けれど、この犬種にとって服は装飾ではなく体温を保つ道具です。

子犬のうちから着せることに慣らしておく

嫌がらずに受け入れるようになります。

成犬になってから初めて着せる抵抗されることが多い——

迎えた最初の冬から習慣にしておいてください。

冬の暮らし方

冬の暮らし方
服と、床の温度——この2つで冬は変わります。

やることは、はっきりしています。

  • 室内でも、寒い日は服を着せる
  • 寝床を床から離し、厚みを持たせる
  • 散歩は、日中の暖かい時間に
  • 散歩のときは、必ず服を着せる
  • 留守中も、暖房を切らない
  • 震えていないか、こまめに見る

「寝床を床から離す」——

冷気は、床にたまります。

体の小さい犬ほどその影響を強く受けます。

少し高さのある寝床にする、厚いマットを敷く——

それだけで体感はかなり変わります。

⚠ 暖房器具には、注意してください

寒がりな犬種ですから、暖房器具に近づきすぎることがあります。

ヒーターに張りつく、こたつから出てこない——

低温やけど熱がこもりすぎることがあります。

暖房器具には柵を置く、こたつは定期的に出す——

暖かくしつつ、近づきすぎない工夫してください。

跳ぶ体と、膝・骨折

跳ぶことの危険
高い場所からの着地が、骨折につながります。

この犬種は、よく跳びます。

小さな体驚くほどの高さまで——

その運動能力この犬種の魅力ですが、

骨は細いのです。

危険な場面
危険な場面 起きること
ソファから飛び降りる 前足の骨折
抱っこから飛び降りる 着地の衝撃で骨折
階段を駆け下りる 膝や関節への負担
滑る床で走る 膝蓋骨脱臼
二本足で立つ遊び 膝と腰への負担
共通 環境で、かなり防げる

「抱っこから飛び降りる」——

これが、小型犬の骨折でもっとも多い原因のひとつです。

人の胸の高さ4kgの犬にとって相当な高さです。

抱くときはしっかり保持し、降ろすときは床まで下ろす——

家族全員で統一してください。

膝蓋骨脱臼のサイン

膝のサイン
小型犬に多い膝蓋骨脱臼のサインです。

小型犬に多いのが膝蓋骨脱臼です。

膝の皿が、本来の位置から外れてしまう——

  • 片足を上げたまま数歩歩き、また戻る
  • 急に「キャン」と鳴く
  • スキップのような走り方をする
  • 座り方が崩れる。後ろ足を横に投げ出す
  • 散歩を嫌がるようになった
  • 膝を触られるのを嫌がる

「片足を上げて数歩歩く」——

これが、いちばん分かりやすいサインです。

そして、すぐ元に戻るため

「大丈夫だった」思ってしまいがちです。

診察室では症状が出ませんから、

動画を撮って持参してください。

膝蓋骨脱臼には進行の段階があります。

膝蓋骨脱臼の段階
段階のめやす 状態
軽い段階 手で押すと外れるが、自然に戻る
次の段階 ときどき外れ、自分で戻す
進んだ段階 外れたままのことが増える
重い段階 常に外れていて、戻らない
対応 段階によって、経過観察から手術まで

軽い段階なら床の環境と体重管理で経過を見ることもあります。

進んでしまえば手術が検討されます。

だから、早く気づくことに意味があります。

気質——小さな体に、大きな気性

この犬種の気質体の大きさとはつり合っていません。

この犬種の基本
項目 内容
体重 4〜6kg程度
平均寿命 12〜15年
気質 大胆で、活発。好奇心が強い
警戒心 強い。よく吠える
運動量 1日2回、各20〜30分
手入れ 短毛。週1回のブラッシングで足りる

「小さなドーベルマン」呼ばれることがあります。

見た目が似ているためですが、血統としては別の犬種です。

ミニチュアピンシャーのほうが歴史は古いとされています。

気質については——

大胆で、物おじせず、自分より大きな犬にも向かっていくことがあります。

独特の歩き方

この犬種を見分ける特徴歩き方があります。

前足を高く上げ、膝を曲げて踏み出す——

馬の歩様にたとえられる独特の動きです。

この歩き方犬種の特徴として評価されるもので、

それ自体は異常ではありません。

ただし——

「片足だけを上げる」「途中で足を浮かせる」のは別の話です。

左右そろって高く上げているのか、

片足だけかばっているのか——そこを見分けてください。

夏の暑さについて

寒さの話が続きましたが——

暑さにも注意が要ります。

被毛が短いということは日差しから皮膚を守るものがないということでもあります。

  • 夏の散歩は、早朝と夜に
  • アスファルトに手を5秒当てて確認する
  • 直射日光の下に長く置かない
  • 室温は26℃前後を保つ
  • 水はいつでも飲めるようにする
  • 体が小さいぶん、変化が急に来る

「体が小さいぶん、変化が急に来る」——

4kgの体体温が上がるのも下がるのも早いのです。

寒さにも暑さにも弱い——

温度管理という一点この犬種の暮らしの中心になります。

大きな犬との、距離

この気の強さ危険を招くことがあります。

4kgの体30kgの犬に向かっていく——

  • 大きな犬とは、こちらから距離を取る
  • ドッグランでは、小型犬用の区画を使う
  • 抱き上げて逃がすのは、かえって危険なことも
  • 吠えかかる前に、方向を変える
  • 「うちの子は強い」と考えない
  • リードは短く持ち、制御できる状態に

「吠えかかる前に、方向を変える」——

これが、いちばん確実な予防です。

始まってしまってからでは止められません。

相手の犬が見えた段階で距離を取る——

それを習慣にしてください。

「抱き上げて逃がす」のは状況によってはかえって危険です。

相手の犬の目線が上がり、興奮を招くことがあります。

そうなる前に、距離を取る——

順番がすべてです。

しつけと、吠えへの対応

警戒心が強く、よく吠える犬種です。

厩舎の番をしていたという背景を考えれば自然なこと——

吠えへの対応
場面 やってしまいがちなこと 望ましい対応
来客に吠える 大声で叱る 先に別室へ区切る
窓の外に吠える そのままにする 外が見えないようにする
要求して吠える 吠えたら応じる 静かになってから応じる
他の犬に吠える 止まってから叱る 見えた段階で方向を変える
共通の原則 始まってから対処 始まる前に手を打つ

「大声で叱る」のは逆効果です。

犬から見れば一緒に吠えているように見えます。

そして、この犬種は賢い——

教えれば覚えます。

  • 生後4か月ごろまでに、社会化を進める
  • 吠える前に気づいて、呼ぶ
  • 静かになった瞬間に、ほめる
  • 窓に目隠しをする、居場所を窓から離す
  • 家族全員で、対応をそろえる
  • 1日10分、頭を使う時間を作る

「1日10分、頭を使う時間」——

好奇心の強い犬種ですから、退屈が吠えにつながることがあります。

玩具に食事を入れて取り出させるだけでも満足度は変わります。

食事と、体重管理

引き締まった体型この犬種の特徴です。

だからこそ、太らせないでください。

体型の見分け方
確かめ方 適正な状態 太っている状態
肋骨を触る 薄い脂肪ごしに骨が指に当たる 押しても骨が分からない
上から見る 腰にはっきりくびれがある 寸胴に見える
横から見る お腹が引き上がっている お腹が垂れている
記録 月1回、体重を記録する 気づかないうちに増える

体重が増えれば膝への負担も増えます。

4kgの犬にとっての500g人でいえばかなりの増加です。

  • フードはキッチンスケールで量る
  • おやつは1日の総カロリーの1割まで
  • 訓練用のおやつは、1日の食事から取り分ける
  • 月に一度、体重を測って記録する
  • 人の食べ物を分け与えない
  • 避妊・去勢後は必要カロリーが下がる

そして、寒い時期——

「寒いから多めに」考えないでください。

室内で暮らす犬その必要はありません。

寒さは、食事ではなく服と室温で対処してください。

実際、冬のあいだに体重が増える犬少なくありません。

寒さで散歩の時間が短くなり、動く量そのものが減る——

そのぶん、食事の量もあわせて見直すようにしてください。

そのほかに、注意したい病気

比較的丈夫な犬種ですが、

知っておきたいことがあります。

注意したい病気
病気 気づきたいサイン
膝蓋骨脱臼 片足を上げて数歩歩く
骨折 足をつかない。腫れる
レッグペルテス病 若齢で後ろ足を痛がる
進行性網膜萎縮 暗い場所で歩けなくなる
てんかん けいれん発作
歯周病 口臭。歯石

「レッグペルテス病」——

若い時期に股関節の骨が壊れてしまう病気です。

小型犬で知られており、生後半年から1歳ごろ症状が出ることが多い——

若いのに後ろ足を痛がるなら「成長痛」で済ませないでください。

この病気放置すれば足の筋肉がやせていきます。

左右の後ろ足を比べて、太さが違う——

それも、受診すべきサインです。

歯のケアも、忘れずに

小型犬ですから歯周病にも注意が要ります。

顎が小さく、歯が密集しているため

汚れがたまりやすい——

歯のケア
やること 頻度 コツ
歯みがき 毎日 短時間でよい
口のなかを見る 週1回 歯石と歯ぐきの色
口臭の確認 毎日 変化に気づく
健康診断 年1回 口のなかも見てもらう
慣らし方 子犬期から 口を触られることから

「子犬期から慣らす」——

成犬になってから始めるのは大変です。

まずは口を触られることから——

そのあと指で歯に触れ、布で拭き、歯ブラシへ段階を踏んでください。

1日で完璧を目指さないことも大切です。

今日は上の前歯だけ、明日は左の奥歯だけ——

そうやって少しずつ範囲を広げるほうが結果的に長く続きます。

歯周病は、口のなかだけの問題ではありません。

細菌が血流に入り、心臓や腎臓に影響することがある——

小さな犬ほど、この積み重ねが効いてきます。

迎える前に、確認したいこと

この犬種で確認しておきたいことをまとめます。

迎える前の確認
確認すること なぜ必要か
両親の膝の検査結果 膝蓋骨脱臼に傾向がある
両親の目の検査結果 網膜の病気が知られている
両親の歩き方 関節の状態が現れる
両親の気質 吠えやすさに個体差がある
住まいの床材 滑り止めが必要になる
生後56日を過ぎているか 法律で定められた基準

「両親の膝」——

膝蓋骨脱臼には遺伝的な傾向が指摘されています。

検査を受けているか、結果はどうだったか——

書面で確認してください。

そして、迎える前に床の準備をしておくこと。

子犬が来てから慌てて敷くのでは最初の数週間が無防備になります。

留守番と、家族との関係

家族との結びつきが強い犬種です。

そして、警戒心が強い——

留守中の物音に反応して吠え続けていることがあります。

  • 子犬期から、短い留守番に慣らしていく
  • 出かける前に、散歩か遊びで満たしておく
  • 留守中に楽しめる玩具を用意する
  • 出入りのときに、大げさにしない
  • 録画して、留守中の様子を確認する
  • 冬は、暖房を切らずに出かける

「冬は暖房を切らない」——

この犬種では、とくに重要です。

短時間の外出のつもりが長引いたとき——

寒い部屋にこの体で残されるのは大きな負担になります。

そして、録画で様子を見ておくこと。

近所からの苦情で初めて知るということがないようにしてください。

よくある質問

Q. 寒さに弱いのですか?

A. 犬のなかでも屈指の寒がりです。被毛が極端に短く、下毛もほとんどありません。体も小さく脂肪も少ないため、熱を保つ仕組みがほとんどないのです。

Q. 室内でも服は必要ですか?

A. 寒い日は必要です。「小型犬だから服は要らない」はこの犬種には当てはまりません。じっとしているときに震えているなら、それは寒さのサインです。

Q. 寝床はどうすればいいですか?

A. 床から離し、厚みを持たせてください。冷気は床にたまります。体の小さい犬ほど、その影響を強く受けます。

Q. 骨折しやすいと聞きました

A. 骨が細く、よく跳ぶ犬種のため注意が必要です。とくに抱っこから飛び降りることが、小型犬の骨折で多い原因のひとつです。降ろすときは、必ず床まで下ろしてください。

Q. 膝のサインは何ですか?

A. 片足を上げたまま数歩歩き、また元に戻る——これが典型的なサインです。すぐ戻るため見過ごされがちです。診察室では症状が出ないので、動画を撮って持参してください。

Q. 大きな犬に吠えかかります

A. 相手の犬が見えた段階で、こちらから距離を取ってください。始まってからでは止められません。4kgの体で30kgの犬に向かっていけば、危険なのはこちらです。

Q. 手入れは楽ですか?

A. 被毛の手入れは週1回のブラッシングで足ります。ただし、そのぶん温度管理という手間が加わります。歯みがきも毎日行ってください。

まとめ|服と、床——2つで大半が変わる

ミニチュアピンシャー気をつけるべきこと2つです。

寒さと、跳ぶ体

どちらも、家のなかで対処できます。

冬は、服を着せる。

寝床を、床から離す。

床に、滑り止めを敷く。

ソファへの飛び乗りを、やめさせる。

この4つこの犬種の悩みの大半は減らせます。

大胆で、活発で、好奇心が強い——

その明るさを10年以上楽しむために。

今日から始める3つ

  • 1寝床を床から離し、厚みのあるものに変える
  • 2犬がよく走る場所に、滑り止めのマットを敷く
  • 3抱っこから降ろすときは、必ず床まで下ろすことを家族で統一する

この犬種の課題は、環境で減らせるものばかりです。今日変えれば、10年先が変わります。

モフ@ペット好き

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