

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「猫の健康チェックはなでながら|猫は不調を隠す動物」です。ではどうぞ!
猫は、不調を隠す動物だといわれます。
痛くても鳴かず具合が悪くても普段どおりに振る舞おうとする——
そのため飼い主が気づいたときにはかなり進行していることがあります。
だからこそ毎日の観察が大きな意味を持ちます。
結論
猫は不調を隠すため見た目だけでは気づけません。食べた量・水を飲む量・トイレ・体重・動き方——この5項目を毎日見ておくと「いつもと違う」に気づけます。なでるときに顔・口・耳・体・脚を順に確かめる習慣をつけてください。おしっこが出ていない場合は緊急です。
この記事でわかること
- ✓猫は、不調を隠す
- ✓毎日見ておきたい5項目
- ✓なでながら確認する部位
- ✓体重は、月1回でも測る
- ✓すぐ受診すべき様子
猫は、不調を隠す

猫が具合の悪さを見せないのには理由があるとされています。
| 理由 | 説明 |
|---|---|
| 弱みを見せない性質 | 自然界では、弱った姿は危険を招く |
| もともと寝ている時間が長い | 調子が悪くても目立たない |
| 痛くても鳴かない | じっとして耐えることが多い |
| 隠れてしまう | 物陰に入って動かなくなる |
| 見た目に出にくい | 毛に覆われて分かりにくい |
| 自分で毛づくろいする | 汚れなどが分かりにくい |
「なんとなく元気がない気がする」——
この感覚が実は重要なサインであることがあります。軽視しないでください。
「いつもと違う」に気づくには、基準が要る
変化に気づくためにはいつもの状態を知っておく必要があります。
- 普段どのくらい食べるか
- 普段どのくらい水を飲むか
- おしっこの回数と固まりの大きさ
- 便の回数と状態
- 体重
- どこで、どのくらい寝ているか
これらを把握していると「今日は少ない」という気づきが生まれます。
把握していないと変化そのものが見えません。
数値で覚えておくとより確実です。
「1日にだいたい〇グラム食べる」「水は〇ミリリットルくらい減る」——
この程度でも比較の基準になります。
毎日見ておきたい5項目

特別なことをしなくても毎日の中で確認できることがあります。
| 項目 | 見るポイント | 変化が示すこと |
|---|---|---|
| 食べた量 | 残っていないか | 最初に出やすい変化 |
| 水を飲む量 | 減りが早くないか | 増加は腎臓などの病気のことも |
| おしっこ | 回数・固まりの大きさ・色 | 泌尿器のトラブル |
| 便 | 回数・かたさ・色 | 消化器の状態 |
| 動き方 | 高い所に登るか・遊ぶか | 関節や体調の変化 |
| 寝ている場所 | いつもと違う場所に隠れていないか | 不調のサインのことも |
| 毛づくろい | していない・しすぎていないか | 体調やストレス |
水を飲む量が増えたら、注意する
見落とされやすいのが水を飲む量の増加です。
たくさん飲むのは良いことだと思われがちですが急に増えた場合は注意が必要とされています。
- 水の減りが明らかに早くなった
- おしっこの量も増えている
- 体重が減ってきている
- 食欲はあるのに痩せる
- これらが重なるなら、受診を検討する
- 特に高齢猫では意識して見る
水を飲む量とおしっこの量が両方増えている——
この組み合わせはいくつかの病気で見られるとされています。
気づいたら、受診して相談してください。
水飲み場が複数あると正確な量が分かりにくくなります。
気になるときは朝に入れた量と夜の残りを数日測ってみると変化がつかめます。
トイレは、情報の宝庫
毎日の掃除がそのまま健康チェックになります。
| 確認すること | 気になる変化 |
|---|---|
| おしっこの回数 | 急に増えた・減った |
| 固まりの大きさ | 大きくなった・小さくなった |
| 色 | 濃い・赤みがある |
| におい | いつもと違う |
| 便のかたさ | 下痢・便秘が続く |
| 便の色 | 黒い・赤い・白っぽい |
| トイレでの様子 | 長時間いる・鳴く |
何度もトイレに行くのに出ていない——
これは緊急性が高い状態です。
特にオス猫では命に関わることがあるとされています。
トイレの環境については猫のトイレは教えるより合わせるで詳しく解説しています。
なでながら確認する部位

なでる時間を健康チェックの時間にもしてしまいましょう。
| 部位 | 確認すること |
|---|---|
| 目 | 目やに・涙・濁り・左右差 |
| 鼻 | 鼻水・乾きすぎ・くしゃみ |
| 口 | 口臭・よだれ・歯ぐきの色 |
| 耳 | 汚れ・におい・しきりにかいていないか |
| 体・お腹 | しこり・痛がる場所・毛のもつれ |
| 脚・肉球 | 爪の伸び・傷・歩き方 |
| おしり | 汚れ・腫れ |
口のにおいは、重要なサイン
口臭が強くなったのは見過ごせない変化です。
歯周病だけでなくほかの病気が背景にあることもあります。
- においが急に強くなった
- よだれが増えた
- 食べ方が変わった・片側で噛む
- 口を気にする・前足でこする
- 歯ぐきが赤い・腫れている
- 硬いものを食べなくなった
猫は口の中の痛みを訴えません。
食べる速度が落ちたドライフードを避けるようになった——
こうした変化が唯一のサインであることがあります。
歯ぐきの色も確認したいところです。
健康な状態ではきれいなピンク色だとされています。
白っぽい・赤黒い・黄色いと感じたら受診して相談してください。
しこりは、見つけたら受診
なでているときにしこりに気づく——
これは触っているからこそ分かることです。
| 確認すること | 内容 |
|---|---|
| 大きさ | 時間とともに変化しているか |
| かたさ | 動くか、固定されているか |
| 場所 | どこにあるか記録する |
| 痛みの有無 | 触ると嫌がるか |
| 対応 | 自己判断せず、受診する |
「様子を見よう」と放置しないでください。
早く見つかるほど選べる対応が増えます。
見つけた日付と場所をメモしておくと受診時に役立ちます。
写真を撮っておくことも大きさの変化を伝えるうえで有効です。
定規を並べて撮ると大きさが分かりやすくなります。
体重は、月1回でも測る
体重の変化は最も分かりやすい健康の指標です。
| 変化 | 考えられること |
|---|---|
| じわじわ減っている | 気づきにくいが重要なサイン |
| 食べているのに減る | 受診を検討する |
| 急に増えた | 肥満か、体液がたまっている可能性 |
| 変わらない | 安定している目安になる |
| 測り方 | 抱いて体重計に乗り、差を出す |
抱いて体重計に乗り自分の体重を引く——
この方法なら特別な道具は要りません。
月1回、同じ日に測ると変化が見えてきます。
猫にとっての数百グラムは体重に占める割合が大きいため人間の感覚で「少しだけ」と考えないでください。
数か月で1割近く減っているなら受診して相談してください。
見た目では、痩せに気づけない
毛に覆われているため見た目では痩せが分かりにくいのが猫の特徴です。
- 触って、背骨や肋骨の感触を確かめる
- 肋骨が簡単に触れるようになったら、痩せている
- 逆に触れないなら、太っている可能性
- 腰のくびれを上から見る
- 体重の数値とあわせて判断する
- 長毛種は特に見た目で分からない
長毛の猫はかなり痩せていても見た目に出ません。
触って確かめることと体重を測ることが両方必要です。
ブラッシングのときは体に触れる絶好の機会になります。
毛のもつれを取りながら体のラインやしこりを確認してください。
すぐ受診すべき様子

様子を見てはいけない状態があります。
| 様子 | 理由 |
|---|---|
| おしっこが出ていない | 命に関わることがある |
| 口を開けて呼吸している | 猫では異常な状態 |
| 丸1日以上食べていない | 肝臓に負担がかかるとされる |
| ぐったりして動かない | 重い状態のことがある |
| けいれん | すぐ連絡する |
| 嘔吐を繰り返す | 脱水が心配 |
| 異物を飲んだ | ひも類は特に危険 |
猫が口で呼吸しているのは正常ではありません。
犬と違い、猫は通常口呼吸をしません。
すぐに病院へ連絡してください。
移動そのものが負担になることもあるためまず電話で状況を伝えて指示を仰ぐのが確実です。
夜間や休診日に備えて救急対応の病院も調べておいてください。
迷ったら、電話で相談してよい
受診すべきか迷うときは電話で相談してください。
- 「こんなことで」とためらわなくてよい
- 症状を伝えれば、判断してもらえる
- いつから、どんな様子かをメモしておく
- 動画があると伝わりやすい
- 夜間対応の病院も調べておく
- 迷った時点で、すでにサインが出ている
「気のせいかもしれない」と思う程度の変化でも飼い主が感じた違和感は参考になる情報です。
毎日見ている人にしか分からないことがあります。
見た目で分かる変化もある
触らなくても見ているだけで気づけることもあります。
| 見るところ | 気になる変化 |
|---|---|
| 毛づや | ぱさついてきた・毛玉ができる |
| 毛づくろい | していない・特定の場所ばかり舐める |
| 姿勢 | 背中を丸めてじっとしている |
| 寝る場所 | いつもと違う場所に隠れる |
| 歩き方 | 足をかばう・ふらつく |
| 顔つき | 目に力がない・半目 |
| 鳴き声 | 増えた・変わった |
毛づやが落ちてきたのは体調の変化を反映していることがあります。
具合が悪い猫は毛づくろいをしなくなるとされています。
逆に、特定の場所ばかり舐め続けるのはその場所に痛みやかゆみがあるかストレスのサインであることがあります。
背中を丸めてじっとしている姿勢は痛みを我慢していることがあるとされます。
「今日はよく寝ているな」で片づけずにほかの項目もあわせて確認してください。
いつもと違う場所に隠れているのは体調が悪いときの行動であることがあります。
静かで暗い場所にこもる——
この変化には特に注意してください。
記録をつけると、変化が見える
記憶だけに頼ると「先週はどうだったか」があいまいになります。
簡単な記録をつけておくと変化がはっきり見えます。
| 記録する項目 | 書き方 |
|---|---|
| 体重 | 月1回、日付とともに |
| 食べた量 | 残した日だけメモでもよい |
| おしっこの回数 | 気になる日だけでもよい |
| 嘔吐・下痢 | あった日を記録する |
| 投薬・通院 | いつ、何をしたか |
| 気になったこと | ひとことでよい |
毎日きっちり書く必要はありません。
気になったときだけスマートフォンのメモに残しておく——
それだけでも十分に役立ちます。
- 「いつから」が答えられると、診察が早く進む
- 頻度や回数は、記憶があいまいになりやすい
- 写真や動画も有効な記録になる
- 嘔吐の様子は動画があると伝わりやすい
- 家族で共有できる形にしておく
- 健康診断のときに持参する
「いつからですか」という質問に正確に答えられることは診断の大きな助けになります。
「たしか先週くらいから」と「3日前の朝から」では得られる情報が違います。
記録があればあいまいさが減ります。
健康診断も、あわせて
家でのチェックだけでは分からないこともあります。
| 家でのチェック | 動物病院の健康診断 | |
|---|---|---|
| 分かること | 日々の変化・見た目・触った感触 | 血液・尿・画像などの数値 |
| 頻度 | 毎日 | 年1回以上が目安 |
| 強み | 小さな変化に気づける | 内臓の状態が分かる |
| 高齢猫では | より注意して見る | 回数を増やすことも検討 |
腎臓など内臓の状態は触っても分かりません。
定期的な健康診断と組み合わせることでより確実になります。
高齢になったら回数を増やすことも獣医師と相談してください。
家での記録を持参すると診察の助けになります。
数値の推移が分かる形で残っているとより有用です。
予防の全体像については猫の混合ワクチンでも触れています。
触らせてくれない猫の場合
体を触られるのが苦手な猫もいます。
無理に押さえて確認するのは逆効果です。
| 工夫 | 内容 |
|---|---|
| 短時間で終える | 1回1か所でよい |
| 寝ているときに、そっと | リラックスしている時間を選ぶ |
| なでる流れの中で | 検査だと感じさせない |
| おやつと組み合わせる | 良い経験にする |
| 嫌がったらやめる | 次につなげる |
| 見て分かることを増やす | 食事・トイレ・動き方 |
全身を毎日確認する必要はありません。
今日は顔まわり、明日は背中——
数日かけて全身を一周できれば十分だと考えてください。
触ることに慣れておくと投薬や通院のときにも役立ちます。
健康チェックの習慣はいざというときの備えにもなると考えてください。
診察台で暴れずにいられることは正確な診断にもつながります。
普段から触られている猫のほうが負担が少なくて済みます。
年齢によって、見るところが変わる
年齢が上がると気をつけたい点も変わってきます。
| 時期 | 特に見ておきたいこと |
|---|---|
| 子猫 | 食欲・下痢・体重の増え方 |
| 若い成猫 | 体重の増加・歯の状態 |
| 中年期 | 体重の変化・口の状態 |
| シニア | 水を飲む量・体重減少・動き方 |
| 高齢期 | 高い所に登らなくなっていないか |
高齢になると関節の不調が出てくることがあります。
猫は痛がる様子を見せにくいため行動の変化で気づくことになります。
- 高い所に登らなくなった
- ジャンプをためらう
- 寝ている時間が増えた
- 毛づくろいが減った
- トイレのふちをまたぎにくそう
- 触ると嫌がる場所ができた
「年をとったから」で片づけないでください。
痛みがあるのかもしれません。
受診して相談することで楽にしてあげられることがあります。
段差を減らす寝床を1階に移すなど環境で助けられることもあります。
年齢に合わせて暮らしを調整するという視点を持ってください。
よくある質問
Q. 猫の不調は、なぜ気づきにくいのですか?
A. 猫は弱みを見せない性質があるとされます。痛くても鳴かず、じっとして耐えることが多く、もともと寝ている時間が長いため調子が悪くても目立ちません。
Q. 毎日何を見ればいいですか?
A. 食べた量・水を飲む量・トイレ・体重・動き方の5項目です。普段の状態を知っておくことで「いつもと違う」に気づけます。
Q. 水をよく飲むのは良いことでは?
A. 急に増えた場合は注意が必要です。おしっこの量も増え、体重が減ってきているなら受診を検討してください。特に高齢猫では意識して見てください。
Q. なでるとき、どこを見ればいいですか?
A. 目・鼻・口・耳・体・脚を順に。特に口臭の変化と体のしこりは、触っているからこそ気づけます。
Q. 体重はどう測りますか?
A. 抱いて体重計に乗り、自分の体重を引く方法で十分です。月1回、同じ日に測ると変化が見えます。毛に覆われて見た目では痩せに気づけません。
Q. すぐ受診すべき様子は?
A. おしっこが出ていない、口を開けて呼吸している、丸1日以上食べていない、ぐったりして動かない——これらは様子を見ずに連絡してください。
Q. 体を触らせてくれません。
A. 1回1か所で構いません。寝ているときにそっと、なでる流れの中で確認してください。数日かけて一周できれば十分です。
まとめ|毎日の観察が、最大の武器
猫は不調を隠す動物です。
見た目だけでは気づけません。
だからこそ食べた量・水を飲む量・トイレ・体重・動き方——
この5項目を毎日見ておくことが最も確実な方法になります。
そしてなでるときに顔・口・耳・体・脚を順に確かめる習慣を。毎日見ている人にしか分からない変化が必ずあります。
今日から試してみたい3つのこと
- 1抱いて体重計に乗り、今の体重を記録する
- 2なでるついでに、口のにおいと歯ぐきの色を確認する
- 3トイレ掃除のとき、おしっこの回数と固まりの大きさを見る
猫は限界まで我慢します。「なんとなくおかしい」と感じたら、それはもう十分な理由です。

本日の「犬猫の悩みを即解決!」の記事「猫の健康チェックはなでながら|猫は不調を隠す動物」でした。
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