犬の種類と特徴    ミニチュアシュナウザー|脂質の体質と、食事の選び方

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ミニチュアシュナウザー|脂質の体質と、食事の選び方
ミニチュアシュナウザー
モフ@ペット好き

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「ミニチュアシュナウザー|脂質の体質と、食事の選び方」です。ではどうぞ!

健康診断で「中性脂肪の値が高いですね」言われた——

ミニチュアシュナウザーではよくあることです。

この犬種には、血液中の脂質が高くなりやすい体質が知られています。

そして、それは膵炎や胆嚢の病気につながることがあります。

けれど——

食事の選び方と、年1回の血液検査かなり管理できます。

この記事では、脂質の体質という一点からこの犬種の暮らし方を書いていきます。

結論

ミニチュアシュナウザーには血液中の脂質が高くなりやすい体質が知られています。それが膵炎や胆嚢粘液嚢腫につながることがあります。脂肪の量を意識した食事を選び、人の食べ物を絶対に分けないこと——そして年1回の血液検査で中性脂肪の値を確認してください。繰り返し吐く、お腹を痛がる——この2つがそろったら、その日のうちに受診してください。

この記事でわかること

  • 脂質が高くなりやすい、体質
  • 膵炎——急に起こり、命に関わる
  • 食事の選び方
  • 被毛と皮膚の、手入れ
  • 気質と、暮らし

脂質が高くなりやすい、体質

脂質の体質が招くもの
血液中の脂質から、いくつかの病気につながります。

この犬種で知っておきたいこと——

それが、高脂血症です。

血液中の中性脂肪やコレステロールが高くなりやすい——

高脂血症について
項目 内容
どんな状態か 血液中の脂質が高い
症状 それ自体では出にくい
見つけ方 血液検査
つながる病気 膵炎・胆嚢の病気など
管理 食事の脂肪量と、体重
確認 年1回の血液検査

「それ自体では症状が出にくい」——

ここが厄介な点です。

元気に見えていても、血液のなかでは負担が積み重なっている——

だから、血液検査が要ります。

年1回の健康診断で、中性脂肪の値も見てもらってください。

そこから、何につながるのか

脂質が高い状態続いたとき——

高脂血症からつながる病気
病気 どんなものか
膵炎 膵臓の炎症。激しい痛みと嘔吐
胆嚢粘液嚢腫 胆嚢に粘液がたまり、詰まる
肝臓の値の上昇 血液検査で見つかる
皮膚の症状 脂質が皮膚に沈着することも
共通の対策 食事の脂肪量と、体重管理

「胆嚢粘液嚢腫」——

聞き慣れない名前ですが、

この犬種で比較的多く報告される病気です。

胆嚢のなかにゼリー状の粘液がたまり、出口を塞いでしまう——

進めば手術が必要になり、万一破裂すれば命に関わる事態になります。

健康診断の超音波検査見つかることがあります。

初期の段階ではほとんど症状が出ません。

ですから、「元気にしているから大丈夫」という判断は当てになりません。

年に1回の健康診断のときに腹部の超音波検査も含めてもらう——

この犬種では、その一手間にはっきりとした意味があります。

膵炎——急に起こり、命に関わる

膵炎のサイン
急に起こり、命に関わることもあります。

この犬種でもっとも注意したい急病——

それが、膵炎です。

  • 繰り返し吐く。水を飲んでも吐く
  • お腹を痛がる。前足を伸ばし、腰を上げる姿勢
  • 急に、まったく食べなくなる
  • 下痢。ときに血が混じる
  • ぐったりして動かない
  • 触られるのを嫌がる

「前足を伸ばし、腰を上げる姿勢」——

祈っているような格好に見えることから知られているサインです。

お腹が痛いときこの姿勢をとります。

膵炎は、急に起こります。

そして、重症化すれば命に関わります。

⚠ この2つがそろったら、その日のうちに

繰り返し吐く

お腹を痛がる

この2つが同時に見られたら様子を見ないでください。

脂っこいものを食べた直後起きることがあります。

「何を、いつ、どれくらい食べたか」伝えられるようにしておいてください。

引き金になりやすいもの

膵炎の引き金として知られているもの——

膵炎の引き金
引き金 具体例
脂肪の多い食べ物 揚げ物、肉の脂身、バター
人の食事のおすそ分け 「少しだけ」が引き金になる
盗み食い ゴミ箱、テーブルの上
肥満 もともとの負担が大きい
行事のあと 正月、来客時に多い
体質 高脂血症が下地になる

「行事のあとに多い」——

これは、動物病院でよく言われることです。

正月、来客のとき——

普段は与えない人「少しだけ」と分け与えてしまう。

来客には、先に伝えておいてください。

「この犬には、何もあげないでください」と。

言いにくいかもしれません。

けれど、膵炎で入院することになれば犬にとっても家族にとってもつらい思いをします。

「体質があって、獣医師から止められているんです」——

そう伝えればたいていは納得してもらえます。

そして、落ちたものを拾うことにも注意してください。

床に落ちた唐揚げひとつ引き金になりうる——

そういう体質の犬種だと考えておいてください。

食事の選び方

食事で気をつけること
脂肪の量が、この犬種では意味を持ちます。

この犬種の食事見るべき点脂肪の量です。

  • フードの成分表示で、脂肪の割合を確認する
  • おやつも、脂肪の量を見て選ぶ
  • 人の食べ物は、一切分けない
  • フードはキッチンスケールで量る
  • 血液検査の結果を、獣医師と共有して選ぶ
  • 体重を、増やさない

「血液検査の結果を共有する」——

これが、この犬種でのいちばん確実なやり方です。

中性脂肪の値が高いなら低脂肪の食事すすめられることがあります。

自己判断で極端に脂肪を減らすのは避けてください。

脂肪は、皮膚や被毛にも必要なものです。

数値を見ながら、獣医師と一緒に決めるのがいちばん安全です。

体重管理も、同じ方向を向いています

肥満は、脂質の値にも、膵臓にも負担になります。

体型の見分け方
確かめ方 適正な状態 太っている状態
肋骨を触る 薄い脂肪ごしに骨が指に当たる 押しても骨が分からない
上から見る 腰にくびれがある 寸胴に見える
横から見る お腹が持ち上がっている お腹が垂れている
記録 月1回、体重を記録する 気づかないうちに増える

被毛に覆われている犬種ですから、

見た目では太り具合が分かりません。

ブラッシングのときに肋骨を触る——

その習慣があれば、変化にすぐ気づけます。

そして、毎日の散歩

1日2回、各20〜30分十分な犬種です。

ただし、「散歩だけで痩せさせよう」考えないでください。

体重は、食べる量で決まります。

散歩は、筋肉を保ち、気持ちを満たすためのもの——

減量が必要なら、食事の量と内容を獣医師と相談してください。

被毛と皮膚の、手入れ

被毛と皮膚の手入れ
独特の硬い被毛にも、決まった手入れがあります。

この犬種の被毛硬く、ごわごわしています。

そして、抜けにくい——

手入れの目安
項目 頻度 内容
ブラッシング 週2〜3回 もつれを防ぐ
口ひげ 毎日 食後に拭いて乾かす
トリミング 1〜2か月に1回 形を保つ
背中の皮膚 週1回 ブツブツがないか触る
週1回 においと汚れを確認
月1回 伸びすぎに注意

「口ひげを毎日拭く」——

この犬種の象徴であるあごひげと眉ですが、

食事のたびに汚れます。

濡れたまま放置すればにおいと皮膚のトラブルにつながります。

食後に拭いて、乾かす——

短い時間ですが、毎日必要な手入れです。

そして、この犬種の被毛は抜けにくい——

抜け毛が少ないのは大きな長所ですが、

その代わりに定期的なトリミングが欠かせません。

放っておいても抜け落ちないため

伸び続けてもつれていきます。

背中のブツブツについて

この犬種で知られている皮膚の症状

背中に出る小さなブツブツです。

毛穴に角質や皮脂が詰まることでできるもので、

触るとざらざらした感触があります。

  • 週に一度、背中を手で触って確認する
  • ざらつきに気づいたら、受診する
  • 自分で潰さない。悪化させます
  • シャンプーの種類を相談する
  • 脂質の値との関係も、獣医師に確認する
  • 放置すると、化膿することがある

「自分で潰さない」——

これは、守ってください。

皮膚を傷つけるとそこから細菌が入り、かえって悪化します。

気づいた段階で受診するほうが結果的に早く治ります。

水と、尿石症

この犬種でもうひとつ多い病気尿石症です。

尿のなかで結晶や石ができる——

尿石症のサイン
サイン 何が起きているか
トイレに何度も行く 残尿感がある
少ししか出ない 通り道が狭くなっている
血が混じる 粘膜が傷ついている
排尿時に鳴く 痛みがある
まったく出ない 緊急事態。すぐ受診
お腹を触ると嫌がる 膀胱が張っている

「まったく出ない」——

これは、その日のうちに受診してください。

尿が出せない状態続けば命に関わります。

  • 複数の場所に水入れを置く
  • 毎日の飲水量を、おおよそ把握しておく
  • トイレの回数と量を、日ごろから見ておく
  • 年1回の健康診断に、尿検査を含めてもらう
  • 石の種類によって、食事の対応が変わる
  • 一度できた犬は、再発しやすい

「水をよく飲める環境」いちばんの予防です。

尿が薄まれば、結晶はできにくくなります。

そのほかに、注意したい病気

脂質に関わるもののほかにも知っておきたいことがあります。

注意したい病気
病気 気づきたいサイン
尿石症 頻繁にトイレへ行く。血尿
白内障 目が白く濁る。ぶつかる
進行性網膜萎縮 暗い場所で歩けなくなる
糖尿病 水をよく飲む。尿が増える
心臓の病気 咳。散歩を嫌がる
皮膚の症状 背中のざらつき

「尿石症」——

この犬種で比較的多く報告される病気です。

尿が出なくなれば命に関わります。

トイレに何度も行くのに少ししか出ない——

これは、緊急事態です。

水をよく飲める環境作っておいてください。

気質と、暮らし

健康面の話が続きましたが——

気質は、この犬種の大きな魅力です。

この犬種の基本
項目 内容
体重 4〜8kg程度
平均寿命 12〜15年
気質 賢く、活発。家族に忠実
吠えやすさ 警戒心が強く、よく吠える
運動量 1日2回、各20〜30分
抜け毛 少ないほう

もともとは、農場のネズミを捕る犬でした。

小さくても、気は強い——

そして、見知らぬものへの警戒心強い犬種です。

よく吠えるのはその性質のあらわれ——

社会化の時期にたくさんの経験を積ませることでかなり和らぎます。

サイズ違いの、3犬種

シュナウザーには3つのサイズがあります。

3つのシュナウザー
犬種 体重の目安 もともとの役割
ミニチュア 4〜8kg程度 農場のネズミ捕り
スタンダード 14〜20kg程度 荷車の護衛・農場の番
ジャイアント 35〜47kg程度 家畜の追い立て・番犬
共通する外見 硬い被毛と口ひげ 眉と、あごひげ
共通する気質 賢く、警戒心が強い 家族に忠実

見た目はよく似ていますが、

体重は最大で10倍近い差があります。

そして、健康面の傾向も同じではありません。

脂質の体質や尿石症ミニチュアでとくに知られているものです。

「シュナウザー」ひとくくりにせず

ミニチュアとしての注意点押さえておいてください。

しつけと、吠えへの対応

賢い犬種ですから教えれば早く覚えます。

  • 生後4か月ごろまでに、社会化を進める
  • 吠える前に気づいて、呼ぶ
  • 静かになった瞬間に、ほめる
  • 吠えたら要求に応える、をやめる
  • 窓の外が見えないようにする
  • 家族で、対応をそろえる

「窓の外が見えないようにする」——

警戒吠えの多く外の刺激から始まります。

目隠しのシートを貼る、居場所を窓から離す——

それだけで吠える回数がはっきり減ることがあります。

叱るより、きっかけを減らすほうが早い——

そして、この犬種の賢さ訓練で活きます。

短い時間を毎日——

1日10分でも、頭を使う時間があれば満足度は変わります。

玩具に食事を入れて自分で取り出させるのもこの犬種には向いています。

ただし、その分は1日の食事から取り分けてください。

脂質を管理したい犬種おやつを追加するのは本末転倒です。

留守番と、家族との関係

家族への忠実さが強い犬種ですから、

長時間の留守番得意ではありません。

  • 子犬期から、短い留守番に慣らしていく
  • 出かける前に、散歩か遊びで満たしておく
  • 留守中に楽しめる玩具を用意する
  • 出入りのときに、大げさにしない
  • 録画して、留守中に吠えていないか確認する
  • 安心できる居場所を作っておく

「録画して確認する」——

警戒心の強い犬種ですから、

留守中の物音に反応して吠え続けていることがあります。

近所からの苦情で初めて知るということがないようにしてください。

迎える前に、確認したいこと

体質に関わる課題多い犬種ですから、

迎える前の確認意味を持ちます。

迎える前の確認
確認すること なぜ必要か
両親の血液検査の結果 脂質の値に体質が出る
両親の目の検査結果 網膜の病気が知られている
尿石症の既往 血統内での傾向を聞く
膵炎の既往 同じく傾向を確認する
両親の気質 吠えやすさにも個体差がある
生後56日を過ぎているか 法律で定められた基準

「両親の血液検査」——

ここまで確認できる繁殖者多くないかもしれません。

それでも、尋ねてみる価値はあります。

質問への答え方そのものその人の姿勢が表れます。

そして、トリミング費用見込んでおいてください。

1〜2か月に1回——

10年以上続く費用として考えておく必要があります。

よくある質問

Q. 高脂血症とは何ですか?

A. 血液中の中性脂肪やコレステロールが高くなりやすい体質のことです。それ自体では症状が出にくいため、血液検査で見つけます。膵炎や胆嚢の病気につながることがあります。

Q. どんな検査をすればいいですか?

A. 年1回の血液検査で、中性脂肪の値を確認してください。健康診断に超音波検査を加えると、胆嚢の状態も見てもらえます。

Q. 膵炎のサインは?

A. 繰り返し吐くことと、お腹を痛がることです。前足を伸ばして腰を上げる、祈るような姿勢をとることがあります。この2つがそろったら、その日のうちに受診してください。

Q. 食事は何を選べばいいですか?

A. 脂肪の量を意識して選び、血液検査の結果を獣医師と共有してください。自己判断で極端に脂肪を減らすのは避けてください。脂肪は皮膚や被毛にも必要です。

Q. 人の食べ物は少しならいいですか?

A. 与えないでください。「少しだけ」が膵炎の引き金になることがあります。来客には、先に「何もあげないでください」と伝えておいてください。

Q. 背中のブツブツは何ですか?

A. 毛穴に角質や皮脂が詰まってできるもので、この犬種で知られている症状です。自分で潰さず、気づいた段階で受診してください。放置すると化膿することがあります。

Q. よく吠えるのですが

A. もともと警戒心の強い犬種です。窓の外が見えないようにする、居場所を窓から離すといった工夫で、吠える回数がはっきり減ることがあります。

まとめ|脂質という一点を、押さえておく

ミニチュアシュナウザー知っておくべきこと

脂質の体質という一点です。

そこから、膵炎、胆嚢の病気——

いくつもの病気がつながっています。

だから、やることもはっきりしています。

脂肪の量を意識した食事。

人の食べ物は、分けない。

年1回の血液検査。

この3つ続けられるかどうかこの犬種の10年は変わります。

賢く、活発で、家族に忠実——

その時間をできるだけ長くするために。

今日から始める3つ

  • 1次の健康診断で、中性脂肪の値を測ってもらう
  • 2今あるおやつの脂肪の量を確認してみる
  • 3来客には「何もあげないでください」と先に伝える

この犬種の管理は、脂質という一点に集まっています。そこを押さえれば、多くの病気を遠ざけられます。

モフ@ペット好き

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