

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「犬のおやつ探しゲームのやり方|室内で疲れさせる遊び」です。ではどうぞ!
雨で散歩に行けない。
暑すぎて外に出せない——
そんな日に家の中で犬を満足させる方法を探している方は多いはずです。
そこで役立つのがにおいを使った遊びです。
犬は鼻を使うと、驚くほど疲れます。
結論
におい探しは、短時間でよく疲れる遊びです。体を動かすより、頭を使うほうが犬にとっては消耗が大きくなります。特別な道具は不要で、タオルや紙コップがあれば今日から始められます。コツは必ず見つけられる難度から始めることです。
この記事でわかること
- ✓なぜ、におい遊びは疲れるのか
- ✓基本のやり方
- ✓難しくしていく手順
- ✓家にあるもので作れる仕掛け
- ✓やってはいけないこと
なぜ、におい遊びは疲れるのか

犬は、においを嗅ぐことに非常に長けた動物です。
探すという行動は犬にとって自然で、得意な作業だといえます。
| 効果 | 内容 |
|---|---|
| 短時間でよく疲れる | 集中力を使うため消耗が大きい |
| 室内でできる | 天候に左右されない |
| 本能を満たせる | 探す行動そのものが満足につながる |
| 落ち着きにつながる | 終わったあと、よく眠る |
| 自信につながる | 自分で見つけた達成感 |
| 関係が深まる | 一緒に遊ぶ時間になる |
| シニアでもできる | 体への負担が小さい |
15分のにおい遊びが30分の散歩に匹敵する——
そう感じるほど、終わったあとよく眠る犬が少なくありません。
散歩に行けない日の代わりとしてだけでなく散歩に加えて行うことでも満足度が上がります。
体を動かしても落ち着かないという犬には頭を使う時間が足りていない可能性があります。
走り回るだけが運動ではない
運動不足を解消するにはたくさん走らせるしかない——
そう考えていると選択肢が狭くなります。
- 体を使う運動と、頭を使う運動は別のもの
- どちらも必要だが、頭のほうが手軽
- 雨の日・猛暑の日の代替になる
- シニア犬・持病がある犬にも向く
- 関節に不安がある犬でもできる
- 子犬の激しい遊びの代わりにもなる
特に関節に不安がある犬やシニア犬にとっては負担なく満足させられる点が大きな利点です。
シニア期の過ごし方については犬の肥満対策でも触れています。
基本のやり方

いきなり隠してはいけません。
まずはルールを理解してもらうところから始めます。
| 手順 | やること |
|---|---|
| 1 | おやつを見せる |
| 2 | 目の前の床に置く |
| 3 | 「探して」など合図を出す |
| 4 | 食べたら、思い切りほめる |
| 5 | これを数回繰り返す |
| 6 | 慣れたら、少しずつ見えにくくする |
最初は簡単すぎるくらいでよいと考えてください。
「探せば見つかる」という成功体験を先に作ることが重要です。
最初の数回で見つけられなかった犬はそもそも探すという行動をしてくれなくなります。
拍子抜けするくらい簡単から始めてください。
合図の言葉を決めておく
「探して」など毎回決まった言葉を使うようにしてください。
これがあると遊びの始まりが伝わりやすくなります。
- 「探して」「サーチ」など短い言葉で
- 家族全員が同じ言葉を使う
- 置く前ではなく、置いた後に言う
- 楽しそうな声で言う
- 終わりの合図も決めておく
- 「おしまい」で終了だと伝える
終わりの合図を決めておくことも大切です。
これがないといつまでも探し続けて落ち着けなくなることがあります。
始まりと終わりを、こちらが決める——この形が基本です。
難しくしていく手順
慣れてきたら少しずつ難しくしていきます。
| 段階 | 難度 | やり方 |
|---|---|---|
| 1 | とても簡単 | 目の前に置く。見せてから |
| 2 | 簡単 | 床に数個ばらまく。見える位置 |
| 3 | 普通 | クッションの陰など、少し隠す |
| 4 | やや難しい | タオルに包む・紙コップの下 |
| 5 | 難しい | 別の部屋に隠す |
| 6 | とても難しい | 高い場所・複数の部屋にまたがる |
1段階ずつ確実にできるようになってから次へ進んでください。飛ばして進めると、そこでつまずきます。
見つけられなかったときの対応
探し疲れて、あきらめてしまった——
これが最も避けたい終わり方です。
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 探すのをやめた | 近くまで誘導して、見つけさせる |
| まったく分からない様子 | 難度を下げてやり直す |
| 途中で興味を失った | その日はそこで終える |
| すぐ見つけてしまう | 次は少し難しく |
| イライラしている | 難しすぎる。下げる |
必ず、見つけて終わる——
この形を守ってください。
見つけられないまま終わると次からやる気を失うことがあります。
どうしても見つからないなら近くまで連れて行って自分で見つけた形にしてあげてください。
家にあるもので作れる仕掛け

専用の道具を買う必要はありません。
家にあるもので十分に楽しめます。
| 使うもの | やり方 | 難度 |
|---|---|---|
| フェイスタオル | おやつを包んでくるくる巻く | やさしい |
| 紙コップ | 3つ伏せて、1つの下に入れる | 普通 |
| 段ボール+新聞紙 | くしゃくしゃにした紙に混ぜる | 普通 |
| バスタオル | 畳んだ層の間に挟む | やや難しい |
| ペットボトルの空箱 | 仕切りの中に落とす | 普通 |
| マット・カーペット | 毛足の中に紛れ込ませる | やや難しい |
誤飲だけは必ず防ぐ
最も注意すべきなのが誤飲です。
紙コップや新聞紙をおやつごと食べてしまう犬がいます。
- 必ず目を離さずに見守る
- 紙を噛みちぎる犬には、紙を使わない
- 小さすぎる部品は使わない
- ビニール袋は絶対に使わない
- 遊び終わったら、必ず片づける
- 留守番中にはやらせない
何でも口に入れてしまう犬にはタオルを丸めるだけなど安全な形に限定してください。
誤飲は、命に関わることがあります。
飲み込んだかもしれないと思ったときは様子を見ずに動物病院へ連絡してください。
時間が経つほど、対処が難しくなります。
何を、どのくらいの大きさで、いつ飲み込んだかを伝えられるようにしておくと診察がスムーズです。
やってはいけないこと

やり方を間違えると逆効果になることがあります。
| やりがちなこと | 起きること |
|---|---|
| いきなり難しくする | 見つけられず、やる気を失う |
| 見つけられないまま終わる | 次からやらなくなる |
| 手伝いすぎる | 自分で探さなくなる |
| おやつの量を考えない | 太る原因になる |
| 長時間やりすぎる | 飽きる・疲れすぎる |
| 興奮しすぎている状態で始める | 集中できない |
おやつの量は、1日の食事から差し引く
見落とされやすいのがおやつの量です。
探すたびに与えていると相当な量になります。
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| ドライフードを使う | いつもの食事から取り分ける |
| おやつを小さく割る | 1粒を数個に分ける |
| 1日の総量から差し引く | 追加ではなく、置き換える |
| 低カロリーのものを選ぶ | 野菜なども使える |
| 回数を決めておく | 1日1〜2回まで |
いつものドライフードをそのまま使うのが最も簡単で確実です。
食事の一部を、遊びに回す——
この形なら太る心配がありません。
おやつを追加で与える形にすると知らないうちに1日の摂取量が増えていきます。
体重の増加は関節・呼吸・熱中症のすべてに関わってきます。
食事量の考え方については犬の食事の与え方で詳しく解説しています。
時間は短く。飽きる前に終える
長くやればよいというものでもありません。
集中力が続くのはそう長くありません。
- 5〜15分程度で十分
- まだやりたそうなうちに終える
- 飽きてから終えると、次の意欲が下がる
- 1日1〜2回まで
- 毎日やらなくてもよい
- 雨の日だけ、という使い方でよい
「もっとやりたい」で終えるのが次につながるコツです。
毎日やらなければいけないものでもありません。
散歩に行けない日の手段として持っておくだけでも十分に価値があります。
「今日は外に出せない」という日にできることがある——その安心感が飼い主にとっても大きいはずです。
フードを器で与えない、という選択
におい遊びの発想を広げると毎日の食事そのものを遊びに変えられます。
器に入れて出せば数十秒で終わる食事を10分以上かけて食べる時間にできるということです。
| 方法 | 内容 | 向いている犬 |
|---|---|---|
| 床にばらまく | 1粒ずつ探して食べる | 早食いの犬 |
| 知育トイに詰める | 転がして出す | 時間を持て余す犬 |
| 数か所に分けて置く | 移動しながら食べる | 退屈しやすい犬 |
| タオルに包む | ほどきながら食べる | 頭を使わせたい犬 |
| 器のまま | そのまま与える | 持病がある・シニアなど |
早食いの犬には特に効果があります。
一気に飲み込むことが体への負担になることもあるためゆっくり食べさせる意味もあります。
- 1日1食だけ、この形にしてもよい
- 床が汚れるのが気になるならマットの上で
- 多頭飼いでは、必ず離して行う
- 取り合いになると危険
- 拾い食いの癖が心配なら、屋内だけにする
- 持病がある犬は獣医師に相談
「食べる」という毎日の行為を頭を使う時間に変える——
手間はほとんど増えません。器に入れるか、床に置くかの違いだけです。
食べ終わるまでの時間が10倍以上になることを考えればやってみる価値はあります。
応用編|もっと楽しくする仕掛け
基本ができるようになったらいくつかの変化をつけてみてください。
| 応用 | やり方 |
|---|---|
| 待たせてから探させる | 別室で待たせ、その間に隠す |
| 複数の部屋に隠す | 行動範囲を広げる |
| 高さを変える | 椅子の上・棚の下など |
| おもちゃを探させる | お気に入りのおもちゃを隠す |
| 数を伝えてから始める | 「5個あるよ」と決めておく |
| 屋外でやる | 芝生や落ち葉の中に |
別室で待たせている間に隠すと本当に鼻だけで探すことになります。
目で見て覚えるのではなくにおいをたどる形になるため難度も、疲れ方も上がります。
- 待たせる練習にもなる
- 「待て」ができなくても、別室に入れるだけでよい
- 隠す数を決めておくと、終わりが分かりやすい
- 全部見つけたら「おしまい」と伝える
- おもちゃ探しは、より難しい
- においが弱いため、上級者向け
隠す数を決めておくと終わりが明確になりいつまでも探し続けることを防げます。
全部見つけたら「おしまい」と声をかけてはっきり終わらせてください。
終わりが分からないまま探し続けるのはかえって落ち着かない状態を作ってしまいます。
散歩の中でもにおいを使わせる
室内の遊びだけでなく散歩の中でもにおいを使う時間を作ってください。
| やり方 | 内容 |
|---|---|
| においを嗅ぐ時間を作る | 引っ張って歩かせるだけにしない |
| 草むらの前で立ち止まる | 好きなだけ嗅がせる |
| 公園でおやつをばらまく | 草の中を探させる |
| 違うコースを歩く | 新しいにおいは刺激になる |
| 時間ではなく、満足度で考える | 短くても、嗅げれば満足する |
においを嗅ぐ時間は犬にとって情報収集の時間です。
ただ歩かせるだけの30分より嗅がせながらの20分のほうが満足度が高いことがあります。
公園の芝生でおやつをばらまくのも手軽で効果的です。
ただし他の犬が来ない場所で拾い食いの癖がつかないよう注意してください。
屋外に落ちているものを何でも口に入れるようになると危険なものを拾う可能性が出てきます。
心配なら、屋内だけに限定しても十分な効果が得られます。
散歩の設計については犬の散歩の時間と距離で詳しく解説しています。
留守番前や、興奮しているときにも使える
におい遊びには落ち着かせる働きもあります。
| 場面 | 使い方 |
|---|---|
| 留守番の前 | 疲れさせておくと、落ち着いて過ごせる |
| 来客の前 | 興奮を先に発散させる |
| 雨で散歩に行けない日 | 散歩の代わりに |
| 夜に落ち着かないとき | 寝る前の発散に |
| 子犬が暴れているとき | 体を使わせるより効果的なことも |
| 療養中で運動できないとき | 獣医師に確認のうえ |
留守番の前に頭を使わせておくとそのあとよく眠るため留守番の負担が減ることがあります。
知育トイにフードを詰めて留守番中に与えるという方法もあります。
ただし壊して飲み込む危険があるものは目を離す場面では使わないでください。
丈夫な素材で、飲み込めない大きさのものを選んでください。
使い始めは、そばで見ていて壊さないか確認してから留守番用に回すと安全です。
うまくいかない犬への対応
やってみたけれど、興味を示さない——
そうしたケースにも原因があります。
| 状況 | 考えられる原因 | 対応 |
|---|---|---|
| 探そうとしない | ルールが分かっていない | 目の前に置くところからやり直す |
| おやつに興味がない | お腹がいっぱい | 食事前にやってみる |
| すぐあきらめる | 難しすぎる | 難度を下げる |
| 飼い主の顔を見る | 教えてもらう癖がついている | 手伝わず、待つ |
| 落ち着きなく走り回る | 興奮しすぎている | 静かな環境でやり直す |
| すぐ全部見つける | 簡単すぎる | 難度を上げる |
最も多いのが飼い主が手伝いすぎているケースです。
見つけられない様子を見るとつい教えたくなりますがそれでは自分で探さなくなります。
少し離れて、黙って待つ——
これだけで、犬は自分で動き出すことが多いものです。
自分で見つけたという経験が次のやる気につながります。
またお腹がいっぱいの状態ではやる気が出ません。
食事の前の空腹な時間帯に食事の一部を使ってやってみてください。
よくある質問
Q. におい遊びは、本当に疲れますか?
A. 体を動かすより疲れることがあります。探す作業は集中力を使うため消耗が大きく、終わったあとによく眠る犬が多いです。15分でも十分な発散になります。
Q. どうやって始めればいいですか?
A. 目の前におやつを置くところから始めてください。隠すのは、ルールを理解してからです。「探せば見つかる」という成功体験を先に作ります。
Q. 特別な道具は必要ですか?
A. 不要です。タオルにおやつを包んで巻く、紙コップを伏せる、くしゃくしゃにした新聞紙に混ぜる——これだけで十分楽しめます。
Q. 見つけられないときは?
A. 必ず見つけて終わらせてください。見つけられないまま終わると次からやる気を失います。近くまで誘導して、自分で見つけた形にしてあげてください。
Q. おやつの量が心配です。
A. いつものドライフードを使ってください。1日の食事から取り分ける形なら太る心配がありません。おやつを使う場合も、総量から差し引いてください。
Q. どのくらいの時間やればいいですか?
A. 5〜15分で十分です。まだやりたそうなうちに終えるのがコツで、飽きてから終えると次の意欲が下がります。
Q. 危険はありませんか?
A. 誤飲に注意してください。紙コップや新聞紙を噛みちぎって飲み込む犬がいます。必ず目を離さず、何でも口に入れる犬にはタオルだけにしてください。
まとめ|今日、タオル1枚から始められる
犬は鼻を使うと、驚くほど疲れます。
体を動かす運動と頭を使う運動は別のものだと考えてください。
雨の日、猛暑の日、シニアで長く歩けない日——
におい遊びはそのすべてで使える手段です。
特別な道具は要りません。フェイスタオルにおやつを包んで巻く——それだけで今日から始められます。
今日から試してみたい3つのこと
- 1いつものドライフードを数粒、目の前の床に置いて探させる
- 2慣れたら、タオルに包んでくるくる巻いてみる
- 3遊びに使う分は、1日の食事から差し引く
におい遊びは、犬にとって得意な作業です。「自分で見つけた」という達成感が、自信にもつながります。

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