ネコの病気    猫とユリ|花粉だけでも、命に関わります

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猫とユリ|花粉だけでも、命に関わります
猫とユリ
モフ@ペット好き

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「猫とユリ|花粉だけでも、命に関わります」です。ではどうぞ!

猫が、ユリの花に顔をつけていた。

花瓶の水を、飲んでいた。

鼻に、花粉がついている——

それだけで、命に関わります。ユリはどの部位も猫にとって毒性があり、花粉や花瓶の水でも中毒が起こります。いま、動物病院へ連絡してください。

結論

ユリのどの部位も猫にとって毒性があり、花弁、葉、茎だけでなく、花粉やおしべ、ユリ根などでも中毒になります。また、ユリを活けていた花瓶の水などでも中毒が起こるといわれています。ユリを摂取してから1〜3時間後くらいで嘔吐がはじまり、同時に涎が増える、食欲不振、元気消失といった症状が見られます。一旦症状が落ち着いたように見えても、12〜24時間後に尿が出なくなる(無尿性腎不全)状態になります。少しかじったり食べたりしただけで、重度の急性腎不全になり、数日で亡くなってしまうこともあります。摂取から18〜24時間以内に治療を開始しなければ死亡率が非常に高いことが分かっていますので、急性腎障害が発症する前に、早急な対処が必要です。ユリ科・ユリ属に含まれる多くの花が危険で、代表的なものはカサブランカ、テッポウユリ、タイガーリリー、スカシユリ、ヤマユリなどがあります。

この記事でわかること

  • どの部位も、毒になります
  • 花瓶の水でも、起こります
  • 一〜三時間で、吐き始めます
  • 落ち着いた時間が、いちばん危ない
  • 十八〜二十四時間が、分かれ目です
  • 危険な種類を、覚えてください
  • 家に、置かないでください
  • 口にしたかもしれない、と思ったら

どの部位も、毒になります

危険な部位
どこでも、毒です。

まず、何が危険なのかから。

花も、葉も、茎もです

ユリのどの部位も、猫にとって毒性があります。

花弁、葉、茎だけでなく、花粉やおしべ、ユリ根などでも中毒になります。

安全な部分は、ありません。

生けた花も、鉢植えも同じです。

花粉だけでも、危険です

花粉やおしべ中毒を起こします。

体についた花粉を、毛づくろいでなめる——

それだけで、体に入ります。

「食べていないから大丈夫」とは、言えません。

ユリ根も、毒です

ユリ根でも中毒になります。

人が食べる食材であっても、猫には毒です。

台所に置くときも、気をつけてください。

少しでも、危険です

少しかじったり食べたりしただけで、重度の急性腎不全になり、数日で亡くなってしまうこともあります。

量の問題ではありません。

「ほんの少しだから」で判断しないでください。

犬では、ここまでの毒性は知られていません。

猫にとって、特別に危険な植物なのです。

花瓶の水でも、起こります

見落とされやすい危険です。

水にも、成分が出ます

ユリを活けていた花瓶の水などでも、中毒が起こるといわれています。

花に触れていなくても、水を飲めば体に入ります。

猫は、花瓶の水を飲みます

置いてある水は、猫にとって飲み場になります。

器の水より、そちらを好むこともあります。

だから、花瓶は特別に危険です。

倒れた水も、危ないのです

花瓶が倒れて、床に水が広がる——

そこをなめてしまうこともあります。

足についた水を、毛づくろいすることもあります。

そこまで含めて、危険な範囲です。

水を替えるときに、こぼさないよう気をつけてください。

いちばんよいのは、家に置かないことです。

一〜三時間で、吐き始めます

時間の経過
落ち着いて、見えます。

症状の始まりです。

最初は、吐き気とよだれです

ユリを摂取してから1〜3時間後くらいで嘔吐がはじまり、同時に涎が増える、食欲不振、元気消失といった症状が見られます。

比較的、早く出ます。

吐いたものに、花や葉が混じることもあります。

元気もなくなります

食欲不振、元気消失あわせて見られます。

じっとして、動かなくなります。

そこで気づかれることもあります。

原因が分からないまま、始まることもあります

飼い主さんが見ていないところで口にしていることがあります。

「急に吐き始めた」としか分からない——

そういう形で受診されることも多いものです。

だから、家に何があるかを思い出してください。

そばに、ユリがありませんか

猫が急に吐き始めたら

部屋に花がないかを見てください。

葉がかじられていないか

花粉が落ちていないか——

それが、大きな手がかりになります。

心当たりがあれば、必ず伝えてください。

落ち着いた時間が、いちばん危ない

ここが、この記事でいちばん伝えたいことです。

いったん、治まったように見えます

一旦症状が落ち着いたように見えても、12〜24時間後に尿が出なくなる(無尿性腎不全)状態になります。

吐き気が治まり、元気に見えてくる——

そこで、安心してしまうのです。

その間に、腎臓が壊れています

見た目が落ち着いている時間にも、腎臓は傷ついていきます。

そして、尿が作れなくなります。

無尿性腎不全とはまったく尿が出なくなる状態です。

そこまで進むと、非常に厳しくなります

尿が出なければ、老廃物は体に溜まり続けます。

そして、数日で亡くなってしまうこともあります。

だから、その手前で動く必要があります。

「治まったから大丈夫」は、危険です

この病気で、いちばん避けたい判断です。

吐かなくなった、また食べ始めた——

それは、回復ではありません。

次の段階へ進む途中の、静かな時間です。

その時間に動けるかどうかが、いちばん大きな分かれ目になります。

見た目が落ち着いている時間こそ、治療を始めるべき時間です
経過 見えていること 起きていること
1〜3時間 吐く、よだれ、元気がない 体に入った直後
そのあと 治まったように見える 腎臓が傷んでいく
12〜24時間 尿が出なくなる 無尿性腎不全
18〜24時間以降 ぐったりする 死亡率が非常に高くなる

⚠ すぐに動物病院へ

ユリを口にした、かもしれない。

花瓶の水を、飲んだかもしれない。

花粉が、体についている。

元気でも、その時点で連絡してください。

症状が出てからでは、遅くなります。

病院で行われること

尿が出ているかどうかを見ながら、集中的に治療していきます
段階 行われること
まず 体に残っているものを、減らす処置
点滴 大量の輸液で、腎臓を守り、排出を促す
血液検査 腎臓の数値を、くり返し確かめる
尿量の確認 出ているかどうかが、いちばんの目安
入院 数日にわたって、経過を見ることが多い

入院を勧められたら、それは必要だからです。

十八〜二十四時間が、分かれ目です

時間の話です。

その時間内に、治療を始めてください

摂取から18〜24時間以内に治療を開始しなければ、死亡率が非常に高いことが分かっています。

急性腎障害が発症する前に、早急な対処が必要です。

一日、待ってはいけないということです。

早いほど、助かる可能性が上がります

吸収される前に対処できれば、それだけ体に入る量が減ります。

点滴で、腎臓を守ることもできます。

だから、時間との勝負になります。

夜中でも、連絡してください

「朝まで待とう」が、間に合わなくなります。

夜間対応の病院を、調べておいてください。

電話で相談するだけでも、その後の動きが変わります。

何を持って行けばよいですか

口にしたユリの、現物か写真

持って行ってください。

種類が分かると、判断が早くなります。

異物誤飲と同じく、「何を」が大事な情報です。

危険な種類を、覚えてください

危険な種類
よく見る花が、並びます。

どの花が危ないのかです。

ユリ科・ユリ属の多くが危険です

ユリ科・ユリ属に含まれる多くの花が危険で、

代表的なものはカサブランカ、テッポウユリ、タイガーリリー、スカシユリ、ヤマユリなどがあります。

どれも、身近に見かける花です。

花束に、入っていることがあります

贈られた花束の中に、混ざっている——

そういう形で、家に入ってきます。

もらった花は、まず確かめてください。

仏花にも、使われます

白いユリは、仏花としてよく使われます。

猫が入れる部屋に、置かれていないか——

そこも、確かめてください。

造花に替えるという方法もあります。

お供えの気持ちは、それでも伝わります。

分からないときは、置かないでください

ユリかどうか判断がつかない花

猫のいる部屋に置かないほうが安全です。

迷ったら、遠ざける——

それが、いちばん確かな方法です。

ほかにも、危ない植物があります

迷ったときは、猫のいる部屋に植物を置かないのが確実です
植物 気をつけたいこと
ユリ科・ユリ属 猫にとって、とくに危険とされる
チューリップ 球根に注意が必要とされる
スズラン 猫に有害とされている
ポインセチア 樹液が刺激になることがある
観葉植物全般 かじる猫なら、種類を確かめておく

猫は、葉をかじる習性があります。

「置いても食べない」とは、限りません。

興味を持つ日が、いつ来るか分かりません。

家に、置かないでください

やること、やってはいけないこと
迷わず、受診してください。

予防のことです。

高いところでも、安全ではありません

猫は、高い場所にも登ります。

棚の上に置いても、届いてしまいます。

花粉は、落ちて広がります。

「届かないところ」は、猫にはありません。

花瓶を倒すことも、めずらしくありません。

別の部屋でも、危険は残ります

扉が開いた一瞬で、猫は入ります。

花粉が、服について運ばれることもあります。

家の中に置かないのがいちばん安全です。

庭にも、気をつけてください

外に出る猫なら、庭の花も危険です。

ヤマユリのように、自生しているものもあります。

猫を外に出さないことが、ここでも効いてきます。

家族や来客にも、伝えてください

  • ユリの入った花束を、家に持ち込まない
  • 贈り物にユリを選ばないよう、伝えておく
  • 仏花にユリを使わない
  • ユリ根を、台所に出しっぱなしにしない
  • 庭にユリを植えない
  • 花瓶の水を、猫が飲める場所に置かない

知らない人が持ち込むこと

いちばん多い経路です。

こんな場面で、思い出してください

  • 花束をもらったとき
  • お供えの花を、家に置くとき
  • 来客が、花を持ってきたとき
  • 庭に花を植えるとき
  • ユリ根を買ってきたとき
  • 花瓶の水を替えるとき

いずれも、家にユリが入る瞬間です。

その場で確かめる習慣をつけてください。

口にしたかもしれない、と思ったら

そのときの行動です。

すぐに、連絡してください

元気に見えても、その時点で連絡してください。

症状が出るのを待つ必要はありません。

むしろ、出る前が勝負です。

自己判断で、吐かせないでください

家庭で吐かせようとすると、かえって危険なことがあります。

病院で、適切な方法で行われます。

そこは、任せてください。

塩水や、人の薬を使わないでください。

それ自体が、危険になることがあります。

何を伝えればよいか

  • いつ、口にしたか
  • どの部分を、どのくらいか
  • 花瓶の水を飲んだ可能性があるか
  • 花粉が体についていたか
  • 吐いたかどうか、その中身
  • いまの様子はどうか

分からないことは、「分からない」と伝えてください。

回復したあとも、腎臓を見ていきます

助かった場合でも、腎臓に傷が残ることがあります。

定期的に、血液検査で確かめていきます。

その後の食事についても、相談しておいてください。

そのあとも、尿を見てください

治療を受けたあとも、尿が出ているかを確かめてください。

トイレに行っているのに、砂が濡れていない——

それは、危険なサインです。

すぐに、連絡してください。

🩺 静かな時間に、動いてください

ユリは、猫にとって特別に危険な植物です。

花粉でも、花瓶の水でも中毒が起こります。

そして、いったん症状が落ち着いて見える時間があります。

そこで安心しないでください。18〜24時間以内が、分かれ目です。

この記事の要点

ユリのどの部位も毒性があり、花粉やおしべ、花瓶の水でも中毒になります。

1〜3時間後に嘔吐やよだれが始まり、いったん落ち着いたように見えます。

12〜24時間後に、尿が出なくなる無尿性腎不全の状態になります。

摂取から18〜24時間以内に治療を開始しなければ、死亡率が非常に高くなります。

Q. ユリのどこが危険ですか?

A. どの部位も毒性があります。花弁、葉、茎だけでなく、花粉やおしべ、ユリ根なども中毒になります。

Q. 花粉だけでも危険ですか?

A. 危険です。体についた花粉を毛づくろいでなめれば、体に入ります。

Q. 花瓶の水は大丈夫ですか?

A. 大丈夫ではありません。ユリを活けていた花瓶の水でも、中毒が起こるといわれています。

Q. 少しかじっただけでも危ないですか?

A. 危険です。少しかじったり食べたりしただけで重度の急性腎不全になり、数日で亡くなってしまうこともあります。

Q. どんな症状が出ますか?

A. 1〜3時間後くらいで嘔吐がはじまり、涎が増える、食欲不振、元気消失といった症状が見られます。

Q. 症状が治まりました。もう大丈夫ですか?

A. 大丈夫ではありません。一旦落ち着いたように見えても、12〜24時間後に尿が出なくなる状態になります。

Q. 無尿性腎不全とは何ですか?

A. 尿がまったく出なくなる状態です。老廃物が体に溜まり続け、非常に厳しい状況になります。

Q. いつまでに受診すべきですか?

A. 摂取から18〜24時間以内に治療を開始しなければ、死亡率が非常に高いことが分かっています。

Q. 元気なうちに行くべきですか?

A. 行ってください。急性腎障害が発症する前の、早急な対処が必要です。

Q. 夜中でも受診すべきですか?

A. 連絡してください。朝まで待つと、間に合わなくなることがあります。

Q. 家で吐かせてもよいですか?

A. 自己判断でやらないでください。かえって危険なことがあります。病院で適切な方法で行われます。

Q. 何を持って行けばよいですか?

A. 口にしたユリの現物か、写真です。種類が分かると、判断が早くなります。

Q. どんな種類が危険ですか?

A. ユリ科・ユリ属に含まれる多くの花です。カサブランカ、テッポウユリ、タイガーリリー、スカシユリ、ヤマユリなどが代表的です。

Q. 高い場所に置けば安全ですか?

A. 安全とは言えません。猫は高い場所にも登り、花粉は落ちて広がります。家の中に置かないことがいちばん安全です。

Q. 治療のあとは、何を見ればよいですか?

A. 尿が出ているかを確かめてください。トイレに行っているのに砂が濡れていないなら、すぐ連絡してください。

まとめ|「元気そう」の時間に、動いてください

ユリは、猫にとって特別に危険な植物です。

花も葉も茎も、花粉もユリ根も毒になります。

そして、活けていた花瓶の水でも中毒が起こります。

1〜3時間後に吐き始め、いったん落ち着いたように見えます。

けれど、その間に腎臓は傷んでいきます。

12〜24時間後、尿が出なくなります。

18〜24時間以内に治療を始めなければ、死亡率は非常に高くなります。

だから、元気に見えるうちに動いてください。

そしていちばんの対策は、家に置かないことです。

今日できる3つ

  • 1家の中と庭に、ユリがないか確かめる
  • 2家族や贈り主に「ユリは持ち込まないで」と伝える
  • 3夜間対応の動物病院の連絡先を、控えておく

ユリ中毒は、置かなければ起こりません。そして起きたときは、元気なうちに動くことが命を分けます。

モフ@ペット好き

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