ネコの病気    猫の水頭症|頭が丸く、目が外を向いていませんか

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猫の水頭症|頭が丸く、目が外を向いていませんか
猫の水頭症
モフ@ペット好き

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「猫の水頭症|頭が丸く、目が外を向いていませんか」です。ではどうぞ!

頭が、丸く大きい気がする。

両目が、外を向いている——

それは、水頭症のサインかもしれません。

脳脊髄液が脳室に溜まり、内側から脳を圧迫する病気です。先天性のものは、子猫のうちから特徴が現れます。

結論

水頭症は、脳脊髄液が過剰に脳室に溜まる病気です。脳の内部に液体が溜まると、周りを取り囲む脳が内部から圧迫され、さまざまな症状が出現します。先天性水頭症は、生まれつき脳の形状・機能に異常があるもので、脳奇形・尾側後頭骨奇形症候群などが代表的な原因であり、遺伝との関連が深いと考えられています。先天性の場合は体や知能の発育が悪く、体が小さく元気がないことが多く、しつけもなかなか覚えられない傾向にあります。また、頭が大きく丸い、視力障害、両目の外斜視、学習能力が低い、痙攣発作などが見られることもあります。診断では神経学的検査で状態を確認し、頭部のレントゲン検査を実施します。より詳しく精査するためには、断層撮影や磁気共鳴画像検査が必要です。また泉門が開いている場合は、超音波のプローブを当てることで脳室が広がっている様子を観察することができます。内科療法では免疫抑制剤や利尿薬を投与し、脳脊髄液の量を減少させます。発作を起こす動物には、抗てんかん薬を使用する場合もあります。外科手術では、過剰な脳脊髄液をお腹の中や心臓のそばの太い血管に流すよう細いチューブを用いたバイパス手術(シャント形成術)もありますが、精密検査の結果次第では対応できないケースもあります。

この記事でわかること

  • 脳の中に、液が溜まります
  • 頭の形が、丸くなります
  • 両目が、外を向きます
  • 発育が、遅れます
  • 生まれつきのものが多いのです
  • 泉門が開いていれば、見えます
  • 減らすか、逃がすかです
  • この子と、暮らしていくために

脳の中に、液が溜まります

体で起きていること
内側から、押されます。

まず、体で何が起きているのかから。

脳脊髄液という液があります

脳と脊髄は、液体にひたされています。

それが、脳脊髄液です。

衝撃から守り、栄養を運ぶ役目を持っています。

作られては、吸収されて入れ替わっています。

脳室に、溜まってしまいます

水頭症は、脳脊髄液が過剰に脳室に溜まる病気です。

脳室とは脳の内部にある空間のことです。

流れが滞ると、そこに溜まっていきます。

内側から、脳が押されます

脳の内部に液体が溜まると、周りを取り囲む脳が内部から圧迫され、さまざまな症状が出現します。

外から押されるのではなく、内側から——

そこが、この病気の特徴です。

だから、いろいろな症状が出ます

押される場所によって、症状が変わります。

発育の遅れ、斜視、発作、視力の障害——

ひとつの原因から、いくつもの症状が生まれます。

頭の形が、丸くなります

見た目の特徴
頭と目に、出ます。

見た目で気づける特徴です。

頭が、大きく丸くなります

頭が大きく丸いことが

症状として挙げられています。

中の圧が高いため、頭蓋骨が押し広げられるのです。

子猫のうちは、骨がまだやわらかいからです。

ドームのような形になります

おでこが盛り上がり、丸みを帯びる——

ほかの子猫と並べると、違いが分かります。

兄弟がいるなら、比べてみてください。

写真に残しておくと、成長とともに変わるかも分かります。

泉門が、開いたままのことも

泉門とは頭のてっぺんにある、骨のすき間です。

ふつうは成長とともに閉じていきます。

けれど、この病気では開いたまま残ることが

あります。

そこを、そっと触ると分かることがあります。

強く押さないでください。

両目が、外を向きます

もうひとつの、特徴的なサインです。

外斜視という状態です

両目の外斜視

症状として挙げられています。

左右の目が、それぞれ外側を向いている——

「サンセット・アイ」と呼ばれることもあります。

見た目で、分かります

正面から顔を見たときに、黒目が外に寄っている——

これは、写真でも分かります。

気になったら、正面から撮ってみてください。

視力にも、影響します

視力障害も症状として挙げられています。

物にぶつかる、段差を踏み外す——

目そのものではなく、脳の側の問題であることがあります。

  • 頭が、丸く大きい
  • 両目が、外を向いている
  • 体が、ほかの子猫より小さい
  • 物によく、ぶつかる
  • トイレを、覚えられない
  • けいれんを起こしたことがある

いくつか当てはまるなら、一度診てもらってください。

発育が、遅れます

体と、知能の両方に出ます。

体が、小さいままのことがあります

先天性の場合は体や知能の発育が悪く、体が小さく元気がないことが多いとされています。

同じ時期に生まれた兄弟と比べて、小さいままのことがあります。

しつけを、覚えられません

しつけもなかなか覚えられない傾向にあります。

学習能力が低いことが

症状として挙げられています。

トイレを覚えない、名前に反応しない——

それは、性格ではないかもしれません。

覚えられないことを、責めないでください。

元気がないことも、あります

ぼんやりしている、遊ばない——

「おとなしい子」と思われがちです。

けれど、脳が圧迫されているからかもしれません。

発作が、起こることもあります

痙攣発作も症状として挙げられています。

初めて起きたときは、その日のうちに受診してください。

そして、動画に撮っておいてください。

⚠ 受診してください

頭が丸く大きく、両目が外を向いている。

けいれんを起こした。

物にぶつかる、まっすぐ歩けない。

ほかの子猫より、明らかに小さい。

子猫のうちに、一度診てもらってください。

症状の重さには、幅があります

同じ病名でも、程度によって暮らし方はまったく違います
程度 見え方
軽い 頭の形が違う程度で、ふつうに暮らせる
中くらい 覚えが悪い、ときどきふらつく
重い 発作をくり返す、ほとんど学習できない
進行するもの 時間とともに、症状が増えていく
止まるもの ある程度で、変わらなくなることもある

軽ければ、気づかれないまま過ごす猫もいます。

生まれつきのものが多いのです

原因のことです。

脳の形の異常から起こります

先天性水頭症は、生まれつき脳の形状・機能に異常があるものです。

脳奇形・尾側後頭骨奇形症候群などが代表的な原因とされています。

遺伝が、関わっています

遺伝との関連が深いと考えられています。

だから、繁殖を考えている場合には注意が必要になります。

同じ親から、くり返し出ることがあります。

後天的に、起こることもあります

脳腫瘍や炎症で、液の流れが妨げられることもあります。

脳腫瘍が背景にあれば、

そちらの治療が必要になります。

だから、原因を確かめる意味があります。

予防は、できません

先天性の原因の場合、明確な予防法がありません。

飼い方が悪かったわけではありません。

そこは、ご自分を責めないでください。

泉門が開いていれば、見えます

診断の方法
泉門が開いていれば、見えます。

診断の進め方です。

まず、神経の検査です

神経学的検査で状態を確認し、頭部のレントゲン検査を実施します。

反射や、目の動きを確かめます。

頭蓋骨の形も、そこで見ます。

超音波で、見えることがあります

泉門が開いている場合は、超音波のプローブを当てることで脳室が広がっている様子を観察することができます。

骨のすき間から、中を覗くような形です。

麻酔をかけずにできるのが、大きな利点です。

詳しくは、断層撮影が必要です

より詳しく精査するためには、断層撮影や磁気共鳴画像検査が必要です。

麻酔が必要で、施設も限られます。

手術を考えるなら、必要になる検査です。

ほかの病気とも、区別します

発育の遅れや発作は、ほかの原因でも起こります。

肝臓の血管の異常や、

栄養の問題でも似た症状が出ます。

血液検査も、あわせて行われます。

受診のときに、伝えてほしいこと

  • いつから、気になっていたか
  • 兄弟と比べて、どう違うか
  • けいれんを起こしたことがあるか
  • トイレや名前を、覚えているか
  • 物にぶつかることがあるか
  • 親や兄弟に、同じ子がいなかったか

兄弟の写真があれば、比べて見せてください。

減らすか、逃がすかです

治療の選び方
減らすか、逃がすか。

治療の考え方です。

薬で、液を減らします

内科療法では免疫抑制剤や利尿薬を投与し、脳脊髄液の量を減少させます。

作られる量を抑え、余分を出していく——

それで、圧を下げます。

長く続けることになります。

発作には、抗てんかん薬を使います

発作を起こす動物には、抗てんかん薬を使用する場合もあります。

発作をくり返せば、脳がさらに傷みます。

だから、止めることに意味があります。

チューブで、逃がす手術があります

外科手術では、過剰な脳脊髄液をお腹の中や心臓のそばの太い血管に流すよう細いチューブを用いたバイパス手術(シャント形成術)もあります。

余った液に、逃げ道を作るという考え方です。

できないことも、あります

精密検査の結果次第では、対応できないケースもあります。

脳の状態や、体の大きさによります。

行える施設も、限られます。

まず、相談してみてください。

チューブが詰まることもあり、その後の管理も必要になります。

そこも含めて、聞いておいてください。

内科と外科、どちらを選ぶかは状態によって決まります
治療 内容 備考
利尿薬 脳脊髄液の量を減らす 長く続ける
免疫抑制剤 あわせて使われることがある 指示どおりに
抗てんかん薬 発作を止める 自己判断でやめない
シャント形成術 チューブで液を逃がす できない場合もある
共通して 根治は難しい病気 支えながら暮らす

この子と、暮らしていくために

日々のことです。

根治は、難しい病気です

先天性の原因の場合に明確な予防法がなく、また後天性の場合でも明確な治療法がないため、根治の難しい病気です。

そこは、正直にお伝えしておきます。

けれど、支えながら暮らすことはできます。

環境を、整えてください

ぶつかりやすい、ふらつきやすいのですから、

危ない場所を減らしてください。

高いところから落ちないよう、登れる場所を減らす——

家具の角を、保護する——

それだけで、けがを防げます。

覚えられないことを、責めないでください

トイレを覚えない、名前に反応しない——

それは、この子のせいではありません。

脳が圧迫されているからです。

叱っても、覚えられません。

掃除しやすい環境を作るほうが、現実的です。

薬を、続けてください

調子がよくなると、やめたくなります。

けれど、抑え続けることが治療です。

とくに抗てんかん薬は、急にやめてはいけません。

減らす時期は、必ず相談してください。

家で、見ておいてほしいこと

  • けいれんの回数と、続いた時間
  • 頭の大きさが、変わってきていないか
  • ぶつかる回数が、増えていないか
  • 食べる量と、体重の変化
  • 薬を、きちんと飲めているか
  • ぼんやりする時間が、増えていないか

けいれんは、必ず動画に撮ってください。

その様子が、薬を決める材料になります。

暮らしの工夫を、まとめておきます

叱るより、環境を変えるほうがずっと効果があります
困りごと できる工夫
物にぶつかる 家具の配置を変えず、角を保護する
高い所から落ちる 登れる場所を減らし、下にマットを敷く
トイレを覚えない 数を増やし、掃除しやすい床にする
食べこぼす 器を高くし、周りを拭きやすくする
発作が起きる 周りの物をどけ、時間を計る

この子にできることを、増やしてあげてください。

繁殖は、考え直してください

遺伝との関連が深いと考えられています。

同じ親から、くり返し生まれることがあります。

そこは、次の世代のために考えていただきたいところです。

🩺 見た目で、気づけます

頭が丸く大きい、両目が外を向いている——

その二つは、子猫のうちに気づける特徴です。

「おとなしい子」「覚えの悪い子」で終わらせないでください。

泉門が開いていれば、麻酔なしで確かめられることもあります。

この記事の要点

脳脊髄液が過剰に脳室に溜まり、脳が内部から圧迫される病気です。

頭が大きく丸い、両目の外斜視、視力障害、学習能力が低い、痙攣発作などが見られます。

泉門が開いていれば、超音波で脳室の広がりを観察することができます。

内科療法で脳脊髄液を減らすほか、シャント形成術という手術もあります。

Q. 水頭症とは、どんな病気ですか?

A. 脳脊髄液が過剰に脳室に溜まる病気です。周りを取り囲む脳が、内部から圧迫されます。

Q. どんな症状が出ますか?

A. 頭が大きく丸い、視力障害、両目の外斜視、学習能力が低い、痙攣発作などです。

Q. 頭が丸いのは、なぜですか?

A. 中の圧が高く、頭蓋骨が押し広げられるためです。子猫のうちは、骨がまだやわらかいために起こります。

Q. 目が外を向いています

A. 両目の外斜視といって、この病気の特徴です。正面から顔を撮ると、はっきり分かります。

Q. 体が小さいのも、症状ですか?

A. 先天性の場合は体や知能の発育が悪く、体が小さく元気がないことが多いとされています。

Q. しつけを覚えません

A. 学習能力が低いことが、症状として挙げられています。叱っても覚えられないため、環境を整えるほうが現実的です。

Q. 原因は何ですか?

A. 生まれつき脳の形状・機能に異常があるもので、脳奇形・尾側後頭骨奇形症候群などが代表的です。

Q. 遺伝しますか?

A. 遺伝との関連が深いと考えられています。繁殖を考えている場合は、注意が必要です。

Q. どうやって診断しますか?

A. 神経学的検査と、頭部のレントゲン検査を行います。詳しくは、断層撮影や磁気共鳴画像検査が必要です。

Q. 麻酔なしで、分かりますか?

A. 泉門が開いている場合は、超音波のプローブを当てて脳室が広がっている様子を観察できます。

Q. 治療はどうしますか?

A. 内科療法では免疫抑制剤や利尿薬を投与し、脳脊髄液の量を減少させます。

Q. 発作があるときは?

A. 抗てんかん薬を使用する場合もあります。自己判断で、急にやめないでください。

Q. 手術はできますか?

A. 細いチューブで脳脊髄液をお腹の中や心臓のそばの血管へ流すシャント形成術があります。ただし、精密検査の結果次第では対応できないこともあります。

Q. 治りますか?

A. 根治の難しい病気です。けれど、支えながら暮らしていくことはできます。

Q. 家では何に気をつけますか?

A. ぶつかりやすいため、危ない場所を減らしてください。けいれんは、必ず動画に撮っておいてください。

まとめ|「おとなしい子」で、終わらせないでください

水頭症は、脳の中に液が溜まる病気です。

内側から脳が押され、さまざまな症状が現れます。

頭が大きく丸い、両目が外を向いている——

その二つは、見た目で気づける特徴です。

そして体が小さい、しつけを覚えないのも

この病気の症状かもしれません。

「おとなしい子」「覚えの悪い子」

片づけないでください。

泉門が開いていれば、超音波だけで分かることもあります。

今日できる3つ

  • 1正面から顔を撮り、目の向きを確かめる
  • 2頭の形を、ほかの猫と比べてみる
  • 3けいれんがあれば、動画に撮って受診する

この病気は、見た目に手がかりが出ます。子猫のうちに気づければ、できることがあります。

モフ@ペット好き

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