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犬が体をこすりつける4つの理由|においか、かゆみか
犬が体をこすりつける4つの理由
モフ@ペット好き

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「犬が体をこすりつける4つの理由|においか、かゆみか」です。ではどうぞ!

犬がソファに顔をこすりつけている。

飼い主の足に体を押しつけてくる。

散歩中、急に草の上でごろごろ転がり出す——

こうした行動には、「においを付ける」という共通の目的があります。しかし同じ場所ばかり激しくこすっているなら、それはかゆみのサインかもしれません。

結論

犬が体をこすりつけるのはにおいを付ける行動です。飼い主や家具にこすりつけるのは「自分のもの」という印であり、安心につながる行動でもあります。ただし同じ場所ばかり激しくこすり、赤みや脱毛があるなら皮膚のトラブルを疑ってください。

この記事でわかること

  • においづけという行動の意味
  • こすりつける場所別の意味
  • 草の上で転がるのはなぜか
  • シャンプー後にこすりつける理由
  • かゆみを疑うサインと、受診の目安

においづけという行動の意味

犬がにおいを付ける仕組みの解説
犬の頬や首には、においを出す部分があるとされています。

犬にとって、においは最も重要な情報です。

私たちが目で世界を把握するように、犬はにおいで世界を把握しています。

そして犬は、自分のにおいを対象に移すことができます。

においづけの行動と、その目的
行動 目的
家具に顔をこすりつける 縄張りに印をつける
飼い主に体を押しつける 「自分のもの」という表現
新しい物にこすりつける 自分のにおいで安心させる
寝床をかき回す においを整える
同居犬にこすりつける 群れのにおいを共有する

この行動の根底にあるのは「安心したい」という気持ちです。

自分のにおいに囲まれた空間は、犬にとって安全な場所を意味します。

逆にいえば、こすりつける行動が増えているときは環境に落ち着けていない可能性もあります。

引っ越し・模様替え・来客の増加など、最近の変化を振り返ってみてください。

新しい物を家に入れたときにも起きる

家具や荷物を新しく置いたとき、犬が念入りににおいを嗅いでから体をこすりつける——

これは知らないにおいを自分のにおいで上書きしていると考えられます。

犬にとって、知らないにおいのする物は落ち着かない存在です。

自分のにおいを付けることで「これは自分の空間の一部だ」と確認しているのかもしれません。

引っ越しや模様替えのあとにこすりつける行動が増えるのは、環境に慣れようとしている過程です。

邪魔せず、落ち着くまで時間を与えてください。

飼い主にこすりつけるのは、挨拶でもある

帰宅したときに体を押しつけてくる——

これは挨拶と愛情表現を兼ねた行動だと考えられます。

  • においを付けて「自分の人」だと確認する
  • 外で付いた他のにおいを上書きしたい
  • 体を接触させることで安心を得ている
  • 留守番中の不安を解消している
  • 単純に甘えている

特に外出から帰った直後に強く出るのは、知らないにおいを付けて帰ってきたことへの反応かもしれません。

嫌がる必要のない行動です。受け止めてあげてください

こすりつける場所別の意味

こすりつける場所別の意味の一覧
どこにこすりつけているかで、意味を読み取ることができます。

どこにこすりつけているかで、意味を絞り込むことができます。

こすりつける場所と意味・対応
場所 考えられること 対応
飼い主の足・体 挨拶・甘え 受け止めてよい
ソファ・壁・家具 縄張りのにおいづけ 問題なし
シャンプー後の床・カーペット 自分のにおいを取り戻したい 見守る
草むら・地面 においを付けたい/落としたい 付着物を確認
同じ場所ばかり激しく かゆみの可能性 皮膚を確認・受診
おしりを床にこすりつける 肛門腺のトラブル 受診
顔を執拗にこする 目・口・耳の不快感 受診

判断の分かれ目は「穏やかか、激しいか」です。

においづけならゆったりと数回こすって満足そうに離れます

一方かゆみなら執拗に、何度も、同じ場所をこすり続けます。

においづけと、かゆみを見分ける

においづけとかゆみの見分け方
同じ「こすりつける」でも、においづけとかゆみでは意味が正反対です。

見分けの基準を具体的に整理しておきます。

においづけとかゆみの見分け方
においづけ かゆみ
勢い 穏やか 激しい
回数 数回で満足する 何度も繰り返す
場所 いろいろな場所 同じ場所ばかり
当てる部位 頬・首・肩・体の側面 かゆい部位を集中的に
終わったあと 満足そうに離れる またすぐ始める
同時に見られること しっぽを振る・甘える 舐める・かむ・脱毛
時間帯 帰宅時・くつろぎ時 時間を問わず

最も分かりやすいのが「同じ場所かどうか」です。

においづけならソファ、壁、飼い主と対象が変わります。

しかしかゆみの場合は体の同じ部位を何にでもこすりつけようとします。

こすっている部位を、直接見る

気になったらその部位を実際に見てみてください。

  • 毛をかき分けて皮膚の色を見る
  • 赤み・発疹・かさぶたがないか
  • 毛が薄くなっていないか
  • 黒い粒(ノミの排泄物)がないか
  • じゅくじゅくしていないか
  • においがきつくないか

皮膚が見えるまで毛をかき分けるのがポイントです。

毛の上から見ただけでは変化に気づけないことがよくあります。

草の上で転がるのは、なぜか

散歩中に急に立ち止まり、草の上でごろごろ転がる——

この行動に困っている方は少なくないはずです。

理由についてはいくつかの説があります。

草の上で転がる理由の諸説
内容
においを付けたい 強いにおいを体にまとう
においを持ち帰る 仲間に情報を伝えるため
自分のにおいを消す 狩りのために気配を隠す
単純に気持ちいい 背中をこすると心地よい
かゆい 皮膚の不快感を解消したい

どの説が正しいかはまだはっきりしていません

ただし飼い主として確認すべきことがあります。

転がった場所に、危険なものがないか

転がったあとは体に何が付いたかを必ず確認してください。

  • 他の動物のふん・死骸
  • 農薬や除草剤が撒かれていないか
  • とがった植物の種(イネ科の穂など)
  • ノミ・ダニ
  • ガラス片などの危険物
  • 強い刺激臭のあるもの

特に注意したいのがイネ科の植物の穂です。

先端がとがっていて皮膚や耳に入り込むと自力では出にくい構造をしています。

夏から秋の草むらは特に気をつけてください。

帰宅したら足の指の間・耳の中・脇の下を確認する習慣をつけると安心です。

いずれも種が入り込みやすく、見落としやすい場所です。

⚠ 除草剤・農薬に注意

公園や道路脇では除草剤が撒かれていることがあります。

体に付いたものをあとで舐めてしまう可能性があるため、帰宅後は体を拭いてください。

枯れた草だけが不自然に広がっている場所は近づけないほうが安全です。

シャンプー後にこすりつけるのは、においを戻したいから

シャンプーのあと、床やカーペットに顔と体をこすりつけ回る——

これは非常によく見られる行動です。

理由は自分のにおいが消えたからだと考えられています。

犬にとって、においは自分の一部。それが人工的な香りに置き換わることは落ち着かない状態なのです。

シャンプーで気をつけたいこと
工夫 内容
香りの強いシャンプーを避ける 無香料・低刺激のものを選ぶ
すすぎを十分に行う 洗剤の残りが刺激になる
しっかり乾かす 生乾きは皮膚トラブルの原因
頻度を上げすぎない 洗いすぎは皮膚を乾燥させる
終わったら自由にさせる こすりつける行動を止めない

特に見落とされやすいのが洗いすぎです。

頻繁に洗うと皮膚を守る油分まで落ちてしまい、かえって乾燥やかゆみの原因になることがあります。

適切な頻度は犬種や皮膚の状態によって異なるため、かかりつけの動物病院やトリマーに相談してみてください。

かゆみを疑うサインと、受診の目安

かゆみを疑うときのチェックリスト
このサインがあれば、行動ではなく皮膚の問題を疑ってください。

ここからが最も重要な部分です。

次のようなサインがあれば、行動ではなく体の問題を疑ってください。

かゆみを疑うサインと、疑われること
サイン 疑われること
同じ場所ばかりこする その部位に原因がある
皮膚が赤い・毛が薄い 皮膚のトラブル
舐める・かむを繰り返す 強いかゆみ
黒い粒や虫が見える ノミの可能性
おしりを床にこすりつける 肛門腺のトラブル
耳をかく・頭を振る 耳のトラブル
顔をしきりにこする 目・口の不快感
夜も眠れないほどかゆがる 早めの受診を

おしりを床にこすりつけるのは、独立したサイン

特に見逃してはいけないのがおしりを床にこすりつける動作です。

座ったまま前足で進むような動きを見せることがあります。

これは肛門腺と呼ばれる部分に分泌物がたまっているサインかもしれません。

  • おしりを床にこすりつける
  • しっぽの付け根を執拗に舐める
  • おしりのあたりから強いにおいがする
  • 座るのを嫌がる
  • 肛門の周りが赤く腫れている

放置すると炎症を起こすことがあるため、早めに動物病院で診てもらってください。

小型犬では特に定期的なケアが必要になることがあります。

顔をこする場合は、目と口も見る

顔ばかりをこすりつける場合、体の皮膚とは別の原因が隠れていることがあります。

顔をこするときに確認したい部位
部位 確認すること
目やに・充血・涙が増えていないか
口の周り よだれ・においが強くなっていないか
歯・歯ぐき 赤く腫れていないか
鼻水・くしゃみが出ていないか
赤み・においがないか
あごの下 湿疹・ぶつぶつがないか

特に歯や歯ぐきの問題で顔をこすることがあります。

食べるのが遅くなった片側だけで噛んでいる——こうした様子を伴うなら口の中を診てもらってください。

かゆみの原因は、ひとつとは限らない

皮膚のかゆみにはさまざまな背景があります。

かゆみの背景として考えられること
背景 特徴
ノミ・ダニ 黒い粒が見える。急にかゆがる
アレルギー 季節性がある/年間を通して続く
食べ物との関係 耳・口の周り・足先に出やすい
乾燥 冬場に悪化する。フケが出る
細菌・カビの増殖 じゅくじゅくする・においがある
洗いすぎ 皮膚が乾燥して守りが弱くなる
ストレス 特定の場所を舐め続ける

自己判断で市販薬を使うのは避けてください。

原因によって必要な対応がまったく異なるため、まず何が起きているかを確かめることが先決です。

受診の際はいつから・どこを・どれくらいの頻度で気にしているかを伝えると診断の助けになります。

しぐさ全般の読み取りは犬のしぐさ完全ガイド、痛みのサインは犬が甲高い声で鳴くのは痛みのサインで解説しています。

季節によって、こすりつける回数は変わる

ある時期だけ増えるという場合、季節の影響を受けている可能性があります。

季節別・こすりつけが増える理由と対策
季節 起きやすいこと 対策
換毛期。抜け毛でむずがゆい ブラッシングの回数を増やす
初夏〜秋 ノミ・ダニが活発になる 予防薬を継続する
蒸れ・湿疹が起きやすい 乾かす・通気をよくする
換毛期。草の種が付きやすい 散歩後に体を確認する
乾燥でかゆくなる 加湿する・洗いすぎない

特に見落とされやすいのが冬の乾燥です。

暖房で空気が乾くと皮膚も乾燥してかゆみが出ることがあります。

湿度40〜60%程度を目安に加湿し、シャンプーの頻度を上げすぎないようにしてください。

ブラッシングで減ることもある

換毛期のむずがゆさが原因なら、ブラッシングで改善することがあります。

  • 抜け毛を取り除いて、むずがゆさを減らす
  • 皮膚の状態を毎回確認できる
  • 血行を促し、皮膚の健康につながる
  • しこりや赤みの早期発見になる
  • 触られることに慣れる機会になる

道具は犬種と毛質に合ったものを選んでください。

合わないブラシで強くとかすと皮膚を傷つけてかえってかゆみを招くことがあります。

こすりつける行動を、やめさせるべきか

家具が汚れる抜け毛が付く——そう感じて悩む方もいます。

しかし、かゆみが原因でないなら無理にやめさせる必要はありません

こすりつけによる困りごとと対応
困りごと 対応
ソファが汚れる カバーを掛ける・専用の場所をつくる
壁がこすれる 低い位置に保護シートを貼る
飼い主の服が汚れる 帰宅後の着替えを決めておく
来客に飛びついて押しつける 別室で落ち着かせてから会わせる
外出先で家具にこする こする前に声をかけて誘導する

おすすめしたいのが「こすっていい場所をつくる」という考え方です。

洗える毛布やマットを犬がよくいる場所に置いておけば、そこで満足してくれることがあります。

行動そのものを止めるより、行き先を変えるほうが犬にも人にも負担が少ないといえます。

なお、叱って止めさせるのはおすすめしません。

においづけは犬にとって安心を作るための行動です。

それを禁じられると落ち着ける材料を失うことになり、別の形で不安が表れることがあります。

よくある質問

Q. 家具に顔をこすりつけます。やめさせるべきですか?

A. かゆみでないなら問題ありません。においを付けて安心する自然な行動です。汚れが気になるなら洗えるカバーや専用のマットを用意して、そこでできるようにしてあげてください。

Q. においづけとかゆみは、どう見分けますか?

A. 穏やかか、激しいかで判断できます。においづけならゆったり数回こすって満足そうに離れます。かゆみなら同じ場所を執拗にこすり、舐める・かむを伴い、赤みや脱毛が見られます。

Q. 帰宅すると体を押しつけてきます。

A. 挨拶と愛情表現です。外で付いてきた他のにおいを自分のにおいで上書きしたい、接触して安心したい——こうした気持ちの表れなので、受け止めてあげてください。

Q. 散歩中に草の上で転がります。危険ですか?

A. 転がった場所の確認が必要です。他の動物のふん、除草剤、とがった植物の種などが付いていないか見てください。特にイネ科の穂は皮膚や耳に入り込むと厄介です。

Q. シャンプー後に床をこすり回ります。

A. 自分のにおいを取り戻したいからです。犬にとってにおいは自分の一部で、人工的な香りに置き換わると落ち着きません。香りの強いシャンプーを避けると軽減することがあります。

Q. おしりを床にこすりつけます。

A. 肛門腺のトラブルの可能性があります。座ったまま前足で進むような動きや、しっぽの付け根を執拗に舐める様子があれば早めに受診してください。放置すると炎症を起こすことがあります。

Q. かゆがるので市販の薬を使ってもいいですか?

A. 自己判断は避けてください。ノミ・アレルギー・乾燥・細菌など原因によって必要な対応がまったく異なります。まず何が起きているかを確かめることが先決です。

まとめ|穏やかか、激しいかで見分ける

犬が体をこすりつけるのは、基本的ににおいを付ける行動です。

家具にこするのは縄張りの印。飼い主に押しつけるのは挨拶と「自分の人」という表現。どちらも安心したいという気持ちが根底にあります。

一方、同じ場所ばかり激しくこすっているなら話は別です。赤みや脱毛、舐める・かむを伴うなら皮膚のトラブルを疑ってください。

見分ける鍵は「穏やかか、激しいか」。この一点を意識するだけで、見逃してはいけないサインに気づけるようになります。

今日から試してみたい3つのこと

  • 1こする様子が「穏やかか、激しいか」を見る
  • 2草の上で転がったら、体に何が付いたか確認する
  • 3こすっていい洗えるマットを、よくいる場所に置く

こすりつける行動は、犬が安心を作っている時間です。その穏やかさが崩れたときこそ、体からの信号だと考えてください。

モフ@ペット好き

本日の「犬猫の悩みを即解決!」の記事「犬が体をこすりつける4つの理由|においか、かゆみか」でした。
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