ネコの病気    猫の歯肉炎|口の痛みが、食べない理由になります

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猫の歯肉炎|口の痛みが、食べない理由になります
猫の歯肉炎
モフ@ペット好き

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「猫の歯肉炎|口の痛みが、食べない理由になります」です。ではどうぞ!

口のにおいが、強くなった。

よだれが増えて、口のまわりが濡れている。

食べたそうにするのに、食べない——

それは、口が痛いのかもしれません。猫の歯肉炎は、食べることを妨げるほどの痛みになります。そして猫では、食べない日が続くこと自体が危険になります。

結論

猫の口内炎や歯肉炎の症状には、食欲の低下、口臭、よだれが多く出ること、口からの出血が見られることがあります。また、硬いものを食べたがらなくなるなどの症状が見られます。発症する明確な原因は不明ですが、ウイルスや細菌、歯周りの炎症(歯肉炎や歯周炎など)、免疫異常が関わっているのではないかという説があります。歯石の蓄積、歯周病、ウイルス感染、免疫異常、栄養不良、内科的疾患などが関与している可能性があり、複数の要因が絡み合っているパターンもあります。治療としては、麻酔下での歯の処置を行います。歯石除去は口の中の細菌数を減らすことができますが、口の中の状態によっては抜歯処置が推奨されます。予防方法としては、定期的な歯科検診、歯磨きや口腔内のケアを日常的に行い、ワクチン接種を行うことが挙げられます。

この記事でわかること

  • 食べたいのに、食べられません
  • 口のにおいが、変わります
  • 原因は、ひとつではありません
  • 口の中を、見てください
  • 治療は、麻酔をかけて行います
  • 抜歯を勧められることがあります
  • 食べない日を、作らないでください
  • 予防は、日々のケアから

食べたいのに、食べられません

家で気づけるサイン
口を、見てください。

まず、どんな症状かから。

食欲が、落ちます

症状には、食欲の低下、口臭、よだれが多く出ること、口からの出血が見られることがあります。

食べたくないのではなく、痛くて食べられない——

そこが、大事な区別です。

器の前で、立ち止まります

食べに来るのに、口をつけない——

一口食べて、離れてしまう——

そういう様子が、痛みのサインです。

「食欲がない」とは、少し違います。

硬いものを、避けるようになります

硬いものを食べたがらなくなるという症状も挙げられています。

ドライフードを残して、やわらかいものだけ食べる——

それも、噛むと痛いからです。

よだれが、増えます

よだれが多く出るのも特徴的です。

痛みで、飲み込むのを避けていることもあります。

口のまわりや胸元が、濡れていないか見てください。

  • 口のにおいが、強くなった
  • よだれが、増えている
  • 食べに来るのに、食べない
  • ドライフードを、残すようになった
  • よだれに、血が混じる
  • 口を気にして、前足でこする

顔まわりの毛づくろいが減ることも、手がかりになります。

口のにおいが、変わります

気づきやすいサインです。

口臭は、放置しないでください

口臭症状のひとつとして挙げられています。

「猫の口はにおうもの」ではありません。

においが強くなったなら、それは変化です。

細菌が、増えています

においのもとは、口の中の細菌です。

歯石があれば、そこに細菌が溜まります。

だから、においが出てきます。

においが強まるのは、細菌が増えているという合図です。

血が混じることもあります

口からの出血が見られることがあります。

よだれが、赤みを帯びている——

おもちゃや水に、血がつく——

そういう形で気づかれることがあります。

寝ていた場所に、しみができていることもあります。

原因は、ひとつではありません

関わっている要因
複数が、絡みます。

なぜ起きるのかです。

はっきりとは、分かっていません

発症する明確な原因は不明とされています。

ひとつの原因を取り除けば治る、という病気ではありません。

そこが、治療の難しさにもなっています。

いくつかの説があります

ウイルスや細菌、歯周りの炎症(歯肉炎や歯周炎など)、免疫異常が関わっているのではないかという説があります。

体の外からの刺激

体の中の反応——

その両方が関わっていると考えられています。

複数が、絡み合います

歯石の蓄積、歯周病、ウイルス感染、免疫異常、栄養不良、内科的疾患などが関与している可能性があり、複数の要因が絡み合っているパターンもあります。

だから、ひとつずつ減らしていくことに意味があります。

若い猫でも、起こります

歯石が原因のものは、年をとるほど増えます。

けれど免疫が関わるものは、若い猫でも起こります。

「まだ若いから」と、除外しないでください。

強い痛みが出るのは、むしろこちらのタイプです。

ほかの病気が、隠れていることもあります

内科的疾患も関与する可能性として挙げられています。

口の中だけを見て終わりにしない——

血液検査を勧められるのは、そのためです。

口の中を、見てください

家庭でできる確認です。

歯ぐきの色を、見てください

健康な歯ぐきは、薄いピンク色です。

赤く腫れている、境目が赤いなら

炎症が起きているということです。

無理に、開けないでください

痛いところを触られれば、猫は嫌がります。

噛まれることもあります。

唇をそっとめくって、見える範囲で十分です。

嫌がったら、そこでやめてください。

見えないところに、あることも多いのです

口の奥や、歯の裏側

起きている猫では見えません。

だから、麻酔をかけて調べる必要が出てきます。

「思ったよりひどかった」ということは、よくあります。

逆に、外から見えるところはきれいなこともあります。

見た目だけでは、判断できません。

⚠ こんなときは、受診してください

食べに来るのに、食べられない。

よだれが増え、口臭が強い。

よだれに、血が混じる。

まる一日、食べていない。

猫では、食べない時間そのものが危険になります。

どこが赤いかで、呼び名が変わります

見た目が似ていても、範囲によって処置の内容が変わります
場所 どういう状態か
歯ぐきのふち 歯肉炎。歯石が原因になりやすい
歯の周り全体 歯周炎。支える組織まで傷んでいる
口の奥まで赤い 口内炎。痛みが強く出やすい
歯が溶けている 歯の吸収が起きていることもある
共通して 麻酔をかけないと、正確には分からない

どこまで広がっているかは、眠らせて初めて分かります。

治療は、麻酔をかけて行います

治療の流れ
麻酔をかけて、処置します。

どう治すのかです。

眠らせて、処置します

治療としては、麻酔下での歯の処置を行います。

起きている猫では、奥まで見ることも触ることもできません。

だから、麻酔が必要になります。

歯石を、取ります

歯石除去は、口の中の細菌数を減らすことができます。

細菌の住みかを、なくしていく——

それが、炎症を抑えることにつながります。

麻酔なしの処置は、勧められません

「麻酔なしで歯石を取る」という方法

見かけることがあります。

けれど歯の裏側や歯ぐきの下は、届きません。

見た目がきれいになっても、肝心なところが残ります。

麻酔が心配なら、相談してください

血液検査で、耐えられるかを先に確かめます。

高齢だから、というだけでできないわけではありません。

不安な点は、遠慮なく聞いてください。

抜歯を勧められることがあります

受け入れにくい提案かもしれません。

状態によっては、推奨されます

口の中の状態によっては、抜歯処置が推奨されます。

歯石を取るだけでは、追いつかない場合がある——

そのときに、抜歯が選択肢になります。

歯があることが、炎症を続けさせます

歯の表面には、細菌が付き続けます。

その刺激が、炎症を保ってしまう——

だから、抜くことで炎症が引くことがあります。

歯がなくても、食べられます

「歯を抜いたら、食べられなくなるのでは」——

そう心配される方は多いと思います。

けれど猫は、丸飲みに近い食べ方をします。

痛みが取れれば、むしろよく食べるようになることがあります。

一度で終わらないこともあります

処置をしても、また炎症が出てくることがあります。

そのときは、追加の処置を考えることになります。

薬で抑えながら、経過を見ていくこともあります。

勧められたら、理由を聞いてください

抜歯は後戻りできない処置です。納得してから決めてください
確かめること なぜ聞くのか
どの歯を抜くのか 範囲によって、その後が変わる
なぜ抜く必要があるのか 納得して決めるために
抜かない選択はあるか ほかの方法と、比べて考える
術後の食事 何をいつから食べられるか
その後の見通し 症状がどのくらい落ち着くか

処置のあとに、してほしいこと

  • 指示された日から、食事を戻していく
  • やわらかいものから、始める
  • 薬を、最後まで飲ませきる
  • 口を気にしていないか、見ておく
  • 食べる量が戻っているか、確かめる
  • 再診の日を、忘れずに受ける

処置のあと、見違えるように元気になる猫もいます。

それだけ痛かった、ということです。

食べない日を、作らないでください

ここが、猫でとくに大事なところです。

痛みで食べないことが、別の病気を招きます

猫は、絶食に弱い動物です。

食べない日が続けば、肝リピドーシスが起こります。

口の病気が、肝臓の病気につながる——

それが、猫の怖いところです。

食べられる形に、変えてください

やわらかいものなら食べるなら、

そちらに切り替えてかまいません。

ぬるま湯でふやかす、ウェットフードにする——

まず、食べられることが優先です。

痛み止めも、使えます

痛みを抑える薬使うことができます。

痛みが取れれば、食べられるようになります。

我慢させる必要はありません。

人用の痛み止めは、絶対に与えないでください。

口の腫瘍が、隠れていることもあります

口の中のできものには

エプリス扁平上皮癌など

別の病気もあります。

治療しても良くならないときは、そちらも調べてもらってください。

食べやすくする、いくつかの方法

「食べられる形」に変えることが、治療を支えます
工夫 ねらい
ぬるま湯でふやかす やわらかくなり、においも立つ
ウェットフードにする 噛まずに、飲み込みやすい
少量を何度も 一度に食べる負担を減らす
器を浅いものに 口を大きく開けずにすむ
痛み止めを使う 痛みが取れれば、食べられるようになる

歯のためにドライフードを、とこだわらないでください。

いまは、食べることが優先です。

予防は、日々のケアから

日々のケア
続けることが、予防です。

できることです。

歯磨きが、いちばんの予防です

歯磨きや口腔内のケアを日常的に行うこと

予防として挙げられています。

歯石になる前に落とすのが基本です。

少しずつ、慣らしてください

いきなり歯ブラシは、無理があります。

口のまわりを触ることから

始めてみてください。

嫌がるなら、無理をしないでください。

続けられる形を、探すほうが大事です。

指に巻いたガーゼや、猫用のシートでもかまいません。

週に何度かでも、続くほうが意味があります。

定期的に、診てもらってください

定期的な歯科検診も予防として挙げられています。

年に一度、口の中を見てもらうだけでも

早く気づけます。

ワクチンも、予防のひとつです

ワクチン接種を行うことも挙げられています。

ウイルスが関わっているという説があるためです。

接種の時期を、確かめておいてください。

室内飼いでも、人が持ち込むことがあります。

必要な範囲を、相談して決めてください。

こんなことを、続けてください

  • 週に何度か、口のまわりを触る
  • ときどき、唇をめくって歯ぐきを見る
  • においの変化に、気づく
  • ドライフードを残していないか、見る
  • 体重を、月に一度はかる
  • 年に一度は、口の中を診てもらう

口は、いちばん見落とされやすい場所です。

🩺 食べたいのに、食べられない

「食べに来るのに、食べない」——

それは、口の痛みを疑うサインです。

食欲がないのとは、意味が違います。

そして猫では、食べない時間がそのまま次の病気をつくります。

この記事の要点

症状は食欲の低下、口臭、よだれ、口からの出血、硬いものを食べたがらなくなることです。

歯石の蓄積、歯周病、ウイルス感染、免疫異常など複数の要因が絡み合っていることがあります。

治療は麻酔下での歯の処置で、状態によっては抜歯処置が推奨されます。

予防は定期的な歯科検診、日常的な歯磨きや口腔内のケア、ワクチン接種です。

Q. どんな症状が出ますか?

A. 食欲の低下、口臭、よだれが多く出ること、口からの出血が見られることがあります。

Q. 食べに来るのに、食べません

A. 口の痛みを疑うサインです。食欲がないのではなく、痛くて食べられない状態かもしれません。

Q. ドライフードを残すようになりました

A. 硬いものを食べたがらなくなるのも症状のひとつです。噛むと痛むためと考えられます。

Q. 口臭は、猫では普通ではありませんか?

A. 症状のひとつとして挙げられています。においが強くなったなら、それは変化です。

Q. 原因は何ですか?

A. 明確な原因は不明ですが、ウイルスや細菌、歯周りの炎症、免疫異常が関わっているという説があります。

Q. ほかにも要因はありますか?

A. 歯石の蓄積、歯周病、ウイルス感染、免疫異常、栄養不良、内科的疾患などが関与している可能性があります。

Q. 治療はどうしますか?

A. 麻酔下での歯の処置を行います。歯石除去は、口の中の細菌数を減らすことができます。

Q. 麻酔は必要ですか?

A. 必要です。起きている猫では、口の奥や歯の裏側まで処置できません。

Q. 麻酔なしの歯石取りはどうですか?

A. 歯の裏側や歯ぐきの下には届きません。見た目がきれいになっても、肝心な部分が残ります。

Q. 抜歯を勧められました

A. 口の中の状態によっては、抜歯処置が推奨されます。歯の表面に細菌が付き続けることが、炎症を保ってしまうためです。

Q. 歯を抜いたら、食べられなくなりませんか?

A. 猫は丸飲みに近い食べ方をします。痛みが取れれば、むしろよく食べるようになることがあります。

Q. 食べない日が続いています

A. 猫は絶食に弱く、肝リピドーシスの危険があります。やわらかいものに変えてでも、食べさせてください。

Q. 痛み止めは使えますか?

A. 使うことができます。ただし人用の薬は、絶対に与えないでください。

Q. 予防はできますか?

A. 定期的な歯科検診、歯磨きや口腔内のケアを日常的に行い、ワクチン接種を行うことが挙げられます。

Q. 歯磨きを嫌がります

A. 無理をしないでください。口のまわりを触ることから始め、続けられる形を探してください。

まとめ|「食べたいのに食べない」を、見逃さないでください

猫の歯肉炎は、食べることを妨げます。

口臭、よだれ、ドライフードを残す——

どれも、家庭で気づけるサインです。

原因はひとつではなく、複数が絡み合っていることもあります。

治療は麻酔下での処置で、状態によっては抜歯が勧められます。

抜くと聞くと、ためらわれると思います。

けれど痛みが取れて、よく食べるようになる猫がいます。

そして猫では、食べない時間そのものが危険です。

まず、口の中を見てもらってください。

今日できる3つ

  • 1唇をそっとめくって、歯ぐきの色を見てみる
  • 2ドライフードを残していないか、器を確かめる
  • 3口のまわりを触ることから、歯磨きの練習を始める

口は、いちばん見落とされやすい場所です。週に一度でも、のぞいてみてください。

モフ@ペット好き

本日の「犬猫の悩みを即解決!」の記事「猫の歯肉炎|口の痛みが、食べない理由になります」でした。
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