

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「猫とタバコ|水を飲ませずに、すぐ受診してください」です。ではどうぞ!
灰皿の吸い殻が、なくなっている。
電子タバコのリキッドを、なめていた——
いま、動物病院へ連絡してください。
そして、水を飲ませないでください。水を飲ませると、ニコチンの吸収が早まってしまいます。早ければ15〜40分で、症状が出始めます。
結論
タバコに含まれるニコチンは猫にとって猛毒であり、少量でも命を脅かす危険があります。タバコの吸い殻はニコチンの25%が残っており、食べてしまうと猫のニコチン中毒で死につながります。誤飲後、早ければ15〜40分ほどで症状が現れます。吐き気や下痢などの消化器症状に始まり、摂取量によっては興奮、頻脈、神経障害などといった重篤な症状を示し、大量摂取の場合は死に至ることもあります。重症では意識障害、けいれん、震え、高血圧、痙攣が起こり、さらに重症になると不整脈から心停止します。電子タバコのリキッドに含まれるプロピレングリコールは、猫が摂取した場合、少量でも赤血球に異常が生じ貧血に陥る危険性があります。治療は催吐処置(摂食後1時間以内で症状が出ていない場合)、活性炭の投与、点滴による利尿促進が行われます。万一拾い食いしてしまった場合は、水を飲ませてしまうとニコチンの吸収が早まってしまいますので、水を飲ませずにすぐに受診しましょう。
この記事でわかること
- ✓水を、飲ませないでください
- ✓吸い殻に、四分の一が残ります
- ✓十五分から、症状が出ます
- ✓興奮と、心臓の症状が出ます
- ✓電子タバコにも、別の危険があります
- ✓加熱式も、安全ではありません
- ✓一時間以内なら、吐かせられます
- ✓灰皿を、置かないでください
水を、飲ませないでください

まず、いちばん大事なことから。
吸収が、早まってしまいます
万一拾い食いしてしまった場合は、水を飲ませてしまうとニコチンの吸収が早まってしまいます。
水を飲ませずに、すぐに受診してください。
よかれと思って、してしまいます
「薄めたほうがよいのでは」——
そう考えてしまいがちです。
けれど、この中毒では逆になります。
ここを、覚えておいてください。
知らなければ、してしまうことです。
牛乳なども、与えないでください
何かを飲ませようとしないでください。
そのまま、病院へ向かうのがいちばんです。
先に電話をしておくと、着いてすぐ処置に入れます。
「タバコを食べました」と伝えれば、急ぎだと分かってもらえます。
そのときに、水を飲ませていないことも伝えてください。
吸い殻に、四分の一が残ります
何が危険なのかです。
ニコチンは、猫にとって猛毒です
タバコに含まれるニコチンは猫にとって猛毒であり、少量でも命を脅かす危険があります。
「少しなら平気」ではありません。
体が小さいほど、少量で危険域に入ります。
子猫なら、なおさら急いでください。
吸い殻が、いちばん危ないのです
タバコの吸い殻はニコチンの25%が残っており、食べてしまうと猫のニコチン中毒で死につながります。
四分の一が、そこに残っている——
捨てたものだから安全にはなりません。
葉そのものにも、含まれています
吸っていないタバコにも、当然ニコチンはあります。
箱ごと噛んで、中身を食べてしまうことも
起こります。
新しいものも、しまっておいてください。
水に浸かった吸い殻も、危険です
灰皿にたまった水、缶に入れた吸い殻——
そこには、成分が溶け出しています。
その水をなめるだけでも、体に入ります。
猫は、そういう水も飲みます。
興味を持って、口にします
においや、転がる感触に反応します。
遊んでいるうちに、飲み込んでしまう——
異物誤飲と同じく、
遊びの延長で起こります。
こんな場所に、落ちています
| 場所 | 気をつけたいこと |
|---|---|
| 灰皿 | 吸い殻がそのまま溜まっている |
| 空き缶・ペットボトル | 中に吸い殻を入れる人がいる |
| ベランダ・玄関 | 落ちたまま、気づかれにくい |
| ごみ箱 | ふたがなければ、あさられる |
| カバンやポケット | 置いたカバンから、出てくることがある |
来客のあとは、床を見渡す習慣をつけてください。
十五分から、症状が出ます

時間の話です。
早いと、十五分から四十分です
誤飲後、早ければ15〜40分ほどで症状が現れます。
非常に早いということです。
チョコレート中毒よりもさらに早く出ます。
だから、迷う時間がありません
「様子を見よう」と思っているうちに、症状が始まります。
気づいた時点で、動いてください。
量によって、進み方が変わります
少なければ、吐いて終わることもあります。
けれど摂取量によっては、神経や心臓の症状まで進みます。
どこで止まるかは、始まってみないと分かりません。
だから、待たずに動いてください。
消化器から、始まります
吐き気や下痢などの消化器症状に始まります。
吐いたものに、タバコが混じることもあります。
そこで気づかれることもあります。
吐いたものは、片づける前に見てください。
写真に撮っておくと、伝えやすくなります。
興奮と、心臓の症状が出ます

進んだときの症状です。
興奮して、心拍が速くなります
摂取量によっては、興奮、頻脈、神経障害などといった重篤な症状を示し、大量摂取の場合は死に至ることもあります。
落ち着きなく動き回る——
それも、神経に作用した結果です。
震えや、けいれんが起こります
重症では、意識障害、けいれん、震え、高血圧、痙攣が起こります。
体が震えている、呼びかけに反応しない——
そこまで来たら、非常に危険です。
心臓が、止まることもあります
さらに重症になると、不整脈から心停止します。
短い時間で、そこまで進むことがあります。
だから、早さが命を分けます。
症状が出てからでは、できることが限られます。
- 吐いている、下痢をしている
- 落ち着きなく、動き回っている
- 心拍や呼吸が、速い
- 体が、震えている
- けいれんを起こした
- 呼びかけに、反応しない
どれかがあれば、夜間でもすぐに受診してください。
⚠ すぐに動物病院へ
吸い殻やタバコを、口にした。
電子タバコのリキッドを、なめた。
震えている、けいれんしている。
呼びかけに、反応が鈍い。
水を飲ませずに、そのまま向かってください。
電子タバコにも、別の危険があります

新しい形にも、危険があります。
リキッドの成分が、問題になります
電子タバコのリキッドに含まれるプロピレングリコールは、猫が摂取した場合、少量でも赤血球に異常が生じ貧血に陥る危険性があります。
ニコチンとは、別の危険です。
赤血球が、傷つきます
赤血球に異常が生じ、貧血に陥る——
ネギ中毒と似た形で
血が薄くなっていきます。
元気がなくなり、歯ぐきが白くなります。
ニコチンの症状とは、別に見ていく必要があります。
ニコチンも、入っていることがあります
リキッドの種類によっては、ニコチンも含まれています。
その場合、二つの危険が重なります。
使っているものの成分を、確かめておいてください。
液体なので、なめやすいのです
こぼれたリキッドを、なめてしまう——
甘いにおいのするものもあります。
容器ごと、噛んで壊すこともあります。
使わないときは、しまってください。
伝えてほしいこと
- 何を口にしたか(紙巻き・電子・加熱式)
- 吸い殻か、新しいものか
- どのくらいの量か
- いつごろ口にしたか
- リキッドなら、その容器を持参する
- いまの様子はどうか
電子タバコなら、ニコチンが入っているかどうかも伝えてください。
加熱式も、安全ではありません
誤解されやすいところです。
煙が少ないだけです
加熱式タバコは「煙が少ないだけ」で、有害成分がゼロではありません。
発生するエアロゾルには、タールやニコチン、一酸化炭素などが含まれます。
「害がない」わけではないのです。
スティックにも、ニコチンが入っています
使ったあとのスティックにも
成分が残っています。
捨て方にも、気をつけてください。
小さいので、転がって見失いやすいものです。
受動喫煙の影響もあります
猫は、床の近くで過ごします。
そして、毛づくろいをします。
毛についた成分を、なめることになります。
猫のいる部屋で吸わないことが、そのまま健康につながります。
換気扇の下でも、成分は残ります。
できれば、別の部屋か外で吸ってください。
服についた成分も、猫は触れることになります。
一時間以内なら、吐かせられます
治療のことです。
催吐処置が、行われます
治療は催吐処置(摂食後1時間以内で症状が出ていない場合)から始まります。
一時間以内で、まだ症状が出ていない——
そこが、吐かせられる条件です。
だから、早く着くことに意味があります。
活性炭で、吸収を抑えます
活性炭の投与が行われます。
残っている成分を吸い取って、吸収を減らすのです。
時間がたっていても、諦めないでください
吐かせられる時間を過ぎていても、できることはあります。
活性炭や点滴で、吸収と排出を調整していきます。
「もう遅いかも」と思っても、連絡してください。
点滴で、排出を促します
点滴による利尿促進も行われます。
尿として、早く出してしまうという考え方です。
入院になることもあります。
症状が出ていれば、それを抑えます
症状が出ている場合は、対症療法を行います。
けいれんを抑える、心臓を支える——
そういう治療になります。
| 状況 | できること |
|---|---|
| 1時間以内・症状なし | 催吐処置が行える |
| 時間がたっている | 活性炭や点滴で、吸収と排出を調整 |
| 症状が出ている | 対症療法で、症状を抑える |
| けいれんがある | 止める処置が優先される |
| 共通して | 水を飲ませずに、早く来ることが前提 |
ほかの中毒と、対応が違います
| 中毒 | 水を飲ませることについて |
|---|---|
| ニコチン | 飲ませない。吸収が早まる |
| ほかの中毒 | 指示があるまで、勝手に飲ませない |
| 共通して | 自己判断で吐かせない |
| 共通して | 何を口にしたかを、正確に伝える |
| 共通して | 元気でも、その時点で連絡する |
迷ったら、何もせずに電話してください。
それが、いちばん確かな行動です。
灰皿を、置かないでください
予防のことです。
触れない環境を、作ってください
生活環境で、猫がタバコを摂取できないように環境整備しましょう。
置き場所を変えるだけで、防げます。
治療より、はるかに簡単です。
吸い殻を、残さないでください
灰皿に溜めたまま、離れない——
その場で、ふた付きの容器に捨てる——
それが、いちばん確実です。
吸い終わったら、その場で処理する——
習慣にしてしまえば、負担になりません。
こんな場所を、見直してください
- 灰皿を、出しっぱなしにしていないか
- 吸い殻を、缶や瓶に溜めていないか
- 電子タバコのリキッドを、置いていないか
- スティックやカートリッジが、落ちていないか
- ベランダや玄関に、吸い殻がないか
- 来客が、置いていかないか
床に落ちた一本が
いちばん多い経路です。
捨て方も、決めておいてください
ごみ箱に入れても、あさられることがあります。
ふた付きのものにするか、外のごみ箱へ出してください。
水に浸けた吸い殻も、置いたままにしないでください。
外に出る猫は、拾ってきます
道に落ちている吸い殻も
危険な範囲です。
外に出さないことが、ここでも効いてきます。
庭やベランダにも、飛んでくることがあります。
🩺 水は、飲ませないでください
この中毒では、水を飲ませてはいけません。
吸収が早まってしまうためです。
そして、早ければ15〜40分で症状が出ます。
何も飲ませず、そのまま来てください。
この記事の要点
ニコチンは猫にとって猛毒で、吸い殻には25%が残っています。
早ければ15〜40分ほどで症状が現れ、重症では不整脈から心停止に至ります。
電子タバコのリキッドに含まれるプロピレングリコールは、貧血を起こす危険があります。
水を飲ませるとニコチンの吸収が早まるため、飲ませずにすぐ受診してください。
Q. タバコを食べてしまいました。どうすればよいですか?
A. 水を飲ませずに、すぐ受診してください。水を飲ませると、ニコチンの吸収が早まってしまいます。
Q. なぜ水を飲ませてはいけないのですか?
A. ニコチンの吸収が早まってしまうためです。薄めようとして、かえって危険になります。
Q. 吸い殻でも危険ですか?
A. 吸い殻にはニコチンの25%が残っています。食べてしまうと、中毒で死につながります。
Q. いつごろ症状が出ますか?
A. 誤飲後、早ければ15〜40分ほどで現れます。
Q. どんな症状が出ますか?
A. 吐き気や下痢などの消化器症状に始まり、興奮、頻脈、神経障害などの重篤な症状を示します。
Q. 重症になると、どうなりますか?
A. 意識障害、けいれん、震え、高血圧、痙攣が起こり、さらに重症になると不整脈から心停止します。
Q. 電子タバコも危険ですか?
A. 危険です。リキッドに含まれるプロピレングリコールは、猫では少量でも赤血球に異常が生じ、貧血に陥る危険性があります。
Q. 加熱式なら安全ですか?
A. 安全ではありません。「煙が少ないだけ」で有害成分はゼロではなく、エアロゾルにはタールやニコチン、一酸化炭素などが含まれます。
Q. 灰皿の水も危ないですか?
A. 危険です。成分が溶け出しており、なめるだけでも体に入ります。
Q. 治療はどうしますか?
A. 催吐処置(摂食後1時間以内で症状が出ていない場合)、活性炭の投与、点滴による利尿促進が行われます。
Q. 吐かせてもらえますか?
A. 摂食後1時間以内で、症状が出ていない場合に行われます。だからこそ、早く着くことに意味があります。
Q. 家で吐かせてもよいですか?
A. 自己判断でやらないでください。水も飲ませず、そのまま病院へ向かってください。
Q. 症状が出ているときは?
A. 対症療法を行います。けいれんを抑えたり、心臓を支えたりする治療になります。
Q. 受動喫煙も影響しますか?
A. 猫は床の近くで過ごし、毛づくろいをします。毛についた成分をなめることになるため、猫のいる部屋で吸わないことが健康につながります。
Q. 予防はどうすればよいですか?
A. 猫がタバコを摂取できないよう、環境を整えてください。灰皿を出しっぱなしにせず、その場でふた付きの容器に捨ててください。
まとめ|何も飲ませず、そのまま病院へ
ニコチンは、猫にとって猛毒です。
吸い殻には、25%が残っています。
そして、早ければ15〜40分で症状が始まります。
興奮、頻脈、震え、けいれん——
重症になれば、心停止に至ります。
このとき、水を飲ませないでください。
吸収が、早まってしまいます。
何も飲ませず、そのまま病院へ向かってください。
そして今日、灰皿の場所を変えてください。
今日できる3つ
- 1灰皿を、ふた付きの容器に替える
- 2電子タバコのリキッドを、引き出しにしまう
- 3床やベランダに落ちた吸い殻を、拾っておく
この中毒は、置き場所を変えるだけで防げます。そして起きたときは、水を飲ませないでください。

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