ネコの病気    猫とチョコレート|カカオが濃いほど、危険です

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猫とチョコレート|カカオが濃いほど、危険です
猫とチョコレート
モフ@ペット好き

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「猫とチョコレート|カカオが濃いほど、危険です」です。ではどうぞ!

テーブルのチョコレートが、なくなっている。

包み紙が、かじられている——

いま、動物病院へ連絡してください。

チョコレートは時間とともに溶けて吸収されていきます。早いと、1時間から症状が出始めます。そして、カカオが濃いものほど危険です。

結論

中毒症状を起こす原因物質は、テオブロミン、カフェインなどメチルキサンチンに分類される物質で、チョコレートの原料であるカカオ豆に含まれており、ココアパウダーなどにも含まれています。犬猫では分解が遅いために、中毒症状を起こしてしまいます。猫では50%致死量は体重1kgあたり80〜150mgとされており、軽度な症状は体重1kgあたり20mg程度でも起こり、60mgを超えると中枢神経症状が起こりやすくなります。症状は、嘔吐、下痢、震え、不整脈、痙攣、急性腎不全などです。中毒症状は早いと摂取して1時間から出始め、摂取量が多いと6〜24時間以内に死亡する場合もあります。メチルキサンチンはカカオ豆そのものや料理用のチョコレート、ビターチョコレートでの含有量が高く、ミルクチョコレートやホワイトチョコレートでは比較的含有量が少なくなります。治療では、速やかに吐かせる処置をする必要があり、十分に吐かない場合は麻酔下で胃洗浄をしたり吸着剤を投与します。

この記事でわかること

  • カカオの成分が、原因です
  • 猫は、分解が遅いのです
  • カカオが濃いほど、危険です
  • 量は、体重で決まります
  • 一時間で、症状が出ます
  • 早く吐かせることが、治療です
  • 包み紙も、危険です
  • 手の届く場所に、置かないでください

カカオの成分が、原因です

まず、何が毒なのかから。

テオブロミンとカフェインです

中毒症状を起こす原因物質は、テオブロミン、カフェインなど、メチルキサンチンに分類される物質です。

チョコレートの原料であるカカオ豆に含まれています。

ココアパウダーにも、入っています

ココアパウダーなどにも含まれています。

チョコレートの形をしていなくても、カカオが使われていれば危険です。

ココア、チョコレート菓子、カカオ入りの飲み物——

どれも、対象になります。

人には、問題になりません

人は、この成分を分解できます。

だから、日常的に食べられます。

けれど、猫は違います。

「人が食べて平気なもの」が、そのまま安全とは限りません。

猫は、分解が遅いのです

なぜ中毒になるのかです。

体の中に、留まります

犬猫では分解が遅いために、中毒症状を起こしてしまいます。

入ってきた成分が、なかなか出ていかない——

だから、体に効いてしまいます。

心臓と神経に、作用します

症状は、嘔吐、下痢、震え、不整脈、痙攣、急性腎不全などです。

不整脈痙攣が出るのは、

心臓と神経に作用する成分だからです。

興奮したような様子になります

落ち着きがなくなり、そわそわする——

これも、神経に作用した結果です。

心拍が速くなり、呼吸も速くなります。

眠っているときの様子と、比べてみてください。

腎臓にも、影響します

急性腎不全も症状として挙げられています。

体のいくつもの場所に、同時に影響します。

だから、重くなれば命に関わります。

  • 吐いている、下痢をしている
  • 体が、震えている
  • 落ち着きがなく、そわそわしている
  • 呼吸や心拍が、速い
  • 痙攣を起こした
  • ぐったりして、反応が鈍い

震えや痙攣があれば、夜間でもすぐに受診してください。

カカオが濃いほど、危険です

種類別の危険度
濃いほど、危険です。

種類による違いです。

ビターや製菓用が、危ないのです

メチルキサンチンは、カカオ豆そのものや料理用のチョコレート、ビターチョコレートでの含有量が高いとされています。

甘くないものほど、危険ということです。

高カカオは、とくに注意です

高濃度カカオチョコレートでは含有量が高くなるため、少量の摂取でもとくに気をつける必要があります。

健康のために置いてあるもの

猫にはいちばん危険だったりします。

ミルクやホワイトは、比較的少ないのです

ミルクチョコレートやホワイトチョコレートでは、比較的含有量が少なくなります。

けれど「安全」という意味ではありません。

量によっては、問題になります。

何を食べたか、確かめてください

種類が分かると、危険度の見当がつきます。

パッケージがあれば、持って行ってください。

カカオの割合が書かれていることもあります。

量は、体重で決まります

量と症状
体重で、決まります。

どのくらいで危ないのかです。

体重1キロあたりで、考えます

軽度な症状は、体重1kgあたり20mg程度でも起こります。

60mgを超えると、中枢神経症状が起こりやすくなります。

体が小さいほど、少ない量で届きます。

致死量も、示されています

猫では50%致死量(50%の猫が死に至る量)は体重1kgあたり80〜150mgとされています。

この数字は、覚えておく必要はありません。

大事なのは、量が問題になるということです。

そして、その計算は病院がしてくれます。

種類と量の、両方で決まります

同じ一かけらでも、カカオの濃さで含まれる量は変わります。

だから、種類を伝えることに意味があります。

ビターを少しと、ミルクをたくさん——

どちらが危険かは、計算しなければ分かりません。

量が分からなくても、受診してください

「どのくらい食べたか分からない」ことは

よくあります。

その場合も、連絡してください。

残っている量から、逆算できることもあります。

持病があれば、なおさら注意です

心臓に病気のある猫では、

不整脈の影響が大きくなります。

腎臓が弱っている猫でも、同じです。

持病があることも、必ず伝えてください。

子猫では、なおさらです

体重が軽いほど、少量で危険域に入ります。

子猫や、小柄な猫ではとくに急いでください。

こんなものにも、含まれています

「チョコレートの形」をしていなくても、カカオが入っていれば対象です
食品 気をつけたいこと
板チョコ・チョコ菓子 種類によって、含有量が変わる
ココア・ホットチョコ ココアパウダーにも含まれる
製菓用チョコ 含有量が高い。お菓子作りの季節に注意
チョコ入りパン・ケーキ においで、寄ってくることがある
カカオニブなど カカオ豆そのものは、とくに危険

健康食品として置かれているものにも、カカオは使われています。

一時間で、症状が出ます

時間の経過
早く、動いてください。

時間の話です。

早いと、一時間から始まります

中毒症状は、早いと摂取して1時間から出始めます。

比較的、早く出る中毒です。

ネギ中毒のように数日かかるものとは違います。

六〜二十四時間で、命に関わります

摂取量が多いと、6〜24時間以内に死亡する場合もあります。

その日のうちに、状況が決まるということです。

だから、待ってはいけません。

時間とともに、吸収されていきます

チョコレートは時間とともにどんどん溶けて吸収されていってしまうため、できるだけ早く来院してください。

まだ胃にあるうちなら、取り除けます。

吸収されてしまえば、それができません。

「様子を見てから」の一時間が、取り返せなくなります。

迷う時間も、惜しいのです。

⚠ すぐに動物病院へ

チョコレートを、食べた。

ココアやカカオ入りのものを、なめた。

震えている、落ち着きがない。

痙攣を起こした。

時間とともに吸収が進みます。いま、連絡してください。

早く吐かせることが、治療です

口にしたときの対応
吐かせる処置が、必要です。

病院で行われることです。

まず、吐かせます

速やかに吐かせる処置をする必要があります。

胃にあるうちに出してしまうのが

いちばん確実な方法です。

だから、早さが意味を持ちます。

十分に出なければ、胃洗浄です

十分に吐かない場合、麻酔下で胃洗浄をしたり吸着剤を投与します。

眠らせて、胃の中を洗う——

そこまで行うこともあります。

吸着剤で、吸収を抑えます

吸着剤残った成分を吸い取って、吸収を減らす薬です。

くり返し使うこともあります。

あわせて、点滴で排出を助けることもあります。

症状に応じた薬も、使われます。

自己判断で、吐かせないでください

家庭で吐かせようとすると、危険なことがあります。

塩水や、人の薬を使わないでください。

病院で、適切な方法で行われます。

その時間も惜しいので、すぐ向かってください。

先に電話をしておくと、着いてすぐ処置に入れます。

「チョコレートを食べました」と伝えれば、急ぎだと分かってもらえます。

そのあとも、見ていきます

  • 震えや落ち着きのなさが、治まったか
  • 心拍や呼吸が、落ち着いたか
  • 吐き気が、続いていないか
  • 尿が、出ているか
  • 食欲が、戻ってきたか
  • ぐったりしていないか

処置を受けたあとも、その日は目を離さないでください。

入院になることもあります。

包み紙も、危険です

見落とされやすい点です。

包みごと、飲み込むことがあります

アルミの包み紙や、袋ごと

飲み込んでしまうことがあります。

そうなると、中毒とは別の問題も加わります。

腸で、詰まることもあります

異物誤飲として

腸に詰まることがあります。

包みが残っていないかも、確かめてください。

吐かせたときに、一緒に出てくることもあります。

何個あったかを、思い出してください

残っている数と、元の数——

それで、食べた量が分かります。

散らばった包み紙も、集めてください。

数えられれば、それがそのまま情報になります。

パッケージを持参すると、これらがまとめて伝わります
伝えること なぜ必要か
チョコレートの種類 カカオの濃さで、危険度が変わる
食べたおおよその量 体重あたりの量を、計算するため
食べた時刻 吐かせられるかどうかが決まる
包み紙を飲んだか 詰まる危険も、あわせて考える
猫の体重 危険域に入っているかを判断する

ほかの中毒とも、区別します

中毒はそれぞれ現れ方が違うため、原因を伝えることが治療を決めます
中毒 違うところ
チョコレート 1時間ほどで症状。震えや不整脈が出る
ユリ 1〜3時間で吐き、その後腎不全になる
ネギ類 3〜5日後に、貧血として現れる
殺鼠剤 血が止まらなくなる
共通して 何を口にしたかが、最初の情報になる

「何を食べたか分からない」ときも、思い当たるものを挙げてください。

手の届く場所に、置かないでください

予防のことです。

置かないことが、いちばんです

チョコレートなどを、猫が触れるところに置かないようにすることが大切です。

猫は、テーブルにも棚にも登ります。

「高いところ」は、安全ではありません。

扉のある場所に、しまってください。

それが、いちばん確実な予防です。

包みは、開けにくくても関係ありません

袋も箱も、猫は噛んで開けます。

においがすれば、興味を持ちます。

戸棚や引き出しに、しまってください。

食べ残しにも、気をつけてください

ココアを飲んだあとのカップや、

チョコレートのついた皿——

そこをなめてしまうこともあります。

使ったものは、すぐ洗ってください。

贈答の季節は、とくに注意です

チョコレートが家に増える時期

年に何度かあります。

もらったものを、そのまま置かないでください。

その日のうちに、しまってください。

包みを開ける前でも、においは漏れています。

猫は、そこに気づきます。

家族にも、伝えてください

  • チョコレートは、戸棚にしまう
  • テーブルに置いたまま、離れない
  • 包み紙を、床に落としたままにしない
  • ココアを飲んだカップを、放置しない
  • お菓子作りの材料も、しまっておく
  • 来客に、置きっぱなしにしないよう伝える

製菓用のチョコレートは、とくに危険です。

お菓子作りをする家では、気をつけてください。

🩺 時間との勝負です

チョコレートは、時間とともに吸収されていきます。

だから、早く来ていただくほどできることが増えます。

そして、カカオが濃いものほど危険です。

パッケージを持って、すぐに来てください。

この記事の要点

カカオ豆に含まれるテオブロミンやカフェインが原因で、猫では分解が遅いため中毒になります。

体重1kgあたり20mgでも軽度な症状が起こり、60mgを超えると中枢神経症状が起こりやすくなります。

早いと1時間から症状が出始め、量が多いと6〜24時間以内に死亡する場合もあります。

速やかに吐かせる処置が必要で、時間とともに吸収が進みます。

Q. 何が原因ですか?

A. テオブロミン、カフェインなど、メチルキサンチンに分類される物質です。カカオ豆に含まれており、ココアパウダーなどにも含まれています。

Q. なぜ猫だけ中毒になるのですか?

A. 犬猫では、分解が遅いためです。体の中に留まり、作用してしまいます。

Q. どんな症状が出ますか?

A. 嘔吐、下痢、震え、不整脈、痙攣、急性腎不全などです。

Q. いつごろ症状が出ますか?

A. 早いと、摂取して1時間から出始めます。

Q. 命に関わりますか?

A. 摂取量が多いと、6〜24時間以内に死亡する場合もあります。

Q. どのくらいの量で危険ですか?

A. 軽度な症状は体重1kgあたり20mg程度でも起こり、60mgを超えると中枢神経症状が起こりやすくなります。

Q. 致死量はどのくらいですか?

A. 猫では50%致死量が、体重1kgあたり80〜150mgとされています。

Q. 種類によって違いますか?

A. 違います。カカオ豆そのものや料理用のチョコレート、ビターチョコレートでの含有量が高くなります。

Q. ミルクチョコレートなら安全ですか?

A. 比較的含有量が少ないだけで、安全ではありません。量によっては、問題になります。

Q. 高カカオのものは危険ですか?

A. とくに注意が必要です。含有量が高くなるため、少量の摂取でも気をつける必要があります。

Q. ココアも危ないですか?

A. ココアパウダーにも含まれています。チョコレートの形でなくても、対象になります。

Q. 治療はどうしますか?

A. 速やかに吐かせる処置をする必要があります。十分に吐かない場合は、麻酔下で胃洗浄をしたり吸着剤を投与します。

Q. 家で吐かせてもよいですか?

A. 自己判断でやらないでください。その時間も惜しいので、すぐに病院へ向かってください。

Q. 量が分からないときは?

A. それでも連絡してください。残っている量から、逆算できることもあります。

Q. 予防はどうすればよいですか?

A. 猫が触れるところに置かないことが大切です。戸棚や引き出しに、しまっておいてください。

まとめ|今すぐ、電話してください

チョコレートは、時間とともに吸収されていきます。

早いと、1時間で症状が出始めます。

そして、量が多ければ6〜24時間以内に命に関わります。

だから、いま動いてください。

カカオが濃いものほど危険です。

ビター、製菓用、高カカオ——

これらは、少量でも注意が要ります。

パッケージを持って、病院へ向かってください。

そして今日、残りのチョコレートをしまってください。

今日できる3つ

  • 1家にあるチョコレートを、戸棚にしまう
  • 2製菓用やカカオ豆があれば、猫の届かない場所へ
  • 3夜間対応の動物病院の連絡先を、控えておく

この中毒は、しまっておけば起こりません。そして起きたときは、一分でも早い受診が命を分けます。

モフ@ペット好き

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