ネコの病気    猫の急性胃腸炎|一日二日で戻らないなら、別の話です

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猫の急性胃腸炎|一日二日で戻らないなら、別の話です
猫の急性胃腸炎
モフ@ペット好き

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「猫の急性胃腸炎|一日二日で戻らないなら、別の話です」です。ではどうぞ!

急に、何度も吐き始めた。

下痢もしている。

昨日まで、元気だったのに——

急性胃腸炎は、通常は一過性の病気です。多くは1〜2日前後で、改善傾向が見られます。だからこそ、そこを過ぎても戻らないときは別のものを考えます。

結論

急性胃腸炎とは胃や腸に急な炎症が起きた状態です。症状には、下痢、嘔吐、元気や食欲が落ちる、お腹を痛がるなどが挙げられます。急性胃腸炎は、嘔吐や下痢を何度も繰り返すような激しい症状を起こし、黄色い胃液や血が混ざった胃液を吐くこともあり、食欲もなくなってきます。原因は様々で、異物の摂取や食事に対する過敏反応、細菌感染、過度のストレスなどが原因となることがあります。激しい嘔吐や下痢によって、脱水症状が起こる可能性もあります。とくに子猫の場合は体が小さい分、嘔吐や下痢によって急激に脱水症状が進行しやすいので注意が必要です。軽症であれば自然に治っていくことが多いものの、複数回症状が見られる場合は、輸液療法(主に皮下点滴)、制吐剤、制酸剤、消化管運動促進剤、下痢止め剤、プロバイオティクス剤などの治療を行います。急性胃腸炎は通常一過性で、消化器症状に対する対症療法で多くは1〜2日前後で改善傾向が見られます。

この記事でわかること

  • 急に、激しい症状が出ます
  • 一日二日が、ひとつの目安です
  • きっかけは、身近にあります
  • 怖いのは、脱水です
  • 子猫では、進みが速いのです
  • 治療は、支えることが中心です
  • 戻らないときに、考えること
  • 家で、できること

急に、激しい症状が出ます

まず、どんな症状かから。

何度もくり返します

急性胃腸炎は、嘔吐や下痢を何度も繰り返すような激しい症状を起こします。

一度きりではありません。

続けて起こることがこの病気の姿です。

黄色い胃液を吐きます

黄色い胃液や血が混ざった胃液を吐くこともあります。

胃が空になってからも、吐き続ける——

だから、液体しか出てこなくなります。

血が混じっていたら、それは伝えてください。

元気と食欲が、落ちます

症状には、下痢、嘔吐、元気や食欲が落ちる、お腹を痛がるなどが挙げられます。

食欲もなくなってきます。

猫は痛がる姿を見せませんが、丸くなって動かないなら痛みのサインです。

  • 何度も吐いている
  • 下痢が、続けて出る
  • 黄色い液体を吐く
  • 吐いたものに、血が混じる
  • お腹を触ると、嫌がる
  • ぐったりして、動かない

下の三つがあれば、その日のうちに受診してください。

一日二日が、ひとつの目安です

急性と慢性の違い
続くかどうかで、分かれます。

ここが、この記事でいちばん大事なところです。

多くは、そこで改善に向かいます

急性胃腸炎は通常一過性で、消化器症状に対する対症療法で多くは1〜2日前後で改善傾向が見られます。

治療を受ければ、そのくらいで向きが変わるということです。

軽ければ、自然に治ることもあります

軽症であれば、自然に治っていくことが多いとされています。

一度吐いただけで元気にしているなら、

様子を見られる場面もあります。

ただし、それは「一度きり」の話です。

戻らないなら、別の話です

一日二日たっても、向きが変わらない——

そのときは、急性胃腸炎ではないかもしれません。

三週間以上続くなら、慢性腸炎を考える段階になります。

だから、経過を数えてください

「いつから始まったか」

そのまま判断材料になります。

始まった日を、覚えておいてください。

急性なら早く良くなる。それが、この病気の見分け方でもあります
経過 考えること
一度吐いて、元気 様子を見られることもある
何度もくり返す その日のうちに受診する
治療して1〜2日 多くは、改善傾向が見られる
数日たっても戻らない ほかの原因を考える
三週間以上続く 慢性の腸の病気を疑う

きっかけは、身近にあります

急性胃腸炎の原因
きっかけは、身近にあります。

なぜ起きるのかです。

食べ物が、原因のことが多いのです

原因は様々で、異物の摂取や食事に対する過敏反応、細菌感染、過度のストレスなどが原因となることがあります。

食べ物が原因の場合が多いとされています。

だから、何を食べたかを思い出してください。

異物を、飲み込んでいることがあります

異物の摂取も原因として挙げられています。

異物誤飲では吐き続けることがあります。

とくに、ひも状のものを飲み込んでいれば話が変わります。

心当たりがあれば、必ず伝えてください。

ストレスも、きっかけになります

過度のストレスも原因になります。

引っ越し、来客、新しい同居動物——

環境の変化が、胃腸に出ることがあります。

そのときの出来事も、手がかりになります。

猫にとっては、家具の配置が変わるだけでも大きな変化になることがあります。

フードを変えたときも、起こります

急に変えると、受けつけないことがあります。

変えるときは、少しずつ混ぜていくのが基本です。

いつ変えたかを、覚えておいてください。

怖いのは、脱水です

急ぐべきサイン
脱水が、いちばん怖いのです。

この病気の、危ないところです。

水分が、失われていきます

激しい嘔吐や下痢によって、脱水症状が起こる可能性もあります。

吐けば出ていき、下痢でも出ていく——

そして、飲んでも吐いてしまう——

入ってくる量より、出ていく量が多くなります。

水が飲めないことが、危険です

飲んでもすぐ吐くなら、

自力では、追いつきません。

そこが、受診すべき境目です。

下痢も、同じだけ水を奪います

吐くほうばかり気にされがちですが、

下痢でも、同じように水分は失われます。

回数が多ければ、それだけ進みます。

両方あるなら、なおさら早く動いてください。

こんな様子で、分かります

首の後ろの皮膚をつまんで、戻りが遅い——

歯ぐきが、乾いている——

目が、落ちくぼんで見える——

そういうときは、脱水が進んでいます。

ふだんの戻り方を知っていると、違いに気づけます。

元気なときに、一度触っておいてください。

家で、どこまでやってよいか

家でできることは限られています。早く連れて行くことがいちばんです
やりたくなること 実際のところ
水をたくさん飲ませる 吐くなら、量を増やしても出ていく
人用の下痢止めを使う 使わないでください。猫には危険なものがある
絶食させる 自己判断でやらない。猫は絶食に弱い
いつものフードを出す 指示があるまで、量と種類は相談する
様子を見る くり返しているなら、その日のうちに受診

とくに人の薬は、絶対に使わないでください。

子猫では、進みが速いのです

とくに注意してほしい場合です。

体が小さい分、余裕がありません

とくに子猫の場合は体が小さい分、嘔吐や下痢によって急激に脱水症状が進行しやすいので注意しましょう。

失われる量は同じでも、体に占める割合が大きいのです。

半日で、変わることがあります

大人の猫なら様子を見られる場面でも、子猫では見られません。

朝と夕方で、状態が変わることがあります。

「明日まで様子を見よう」を選ばないでください。

低血糖を起こすこともあります。

子猫は、蓄えそのものが少ないからです。

高齢の猫も、同じです

もともと腎臓が弱っている猫や、

持病のある猫

脱水の影響を強く受けます。

早めに動いてください。

⚠ その日のうちに受診してください

何度もくり返し吐いている。

吐いたものに、血が混じる。

水を飲んでも、すぐ吐く。

ぐったりして、動かない。

子猫なら、この段階を待たずに。

治療は、支えることが中心です

治療の進み方
支えれば、戻ります。

何をするのかです。

水分を、補います

複数回症状が見られる場合は、症状や脱水状態などを緩和するために輸液療法(主に皮下点滴)を行います。

皮下点滴背中の皮膚の下に、水分を入れる方法です。

短い時間で終わり、その日に帰れます。

背中にこぶのような膨らみが残りますが、少しずつ吸収されていきます。

ひどい脱水では、血管から入れることもあります。

症状を、抑えます

制吐剤、制酸剤(胃液の分泌を抑制)、消化管運動促進剤、下痢止め剤、プロバイオティクス剤などの治療を行います。

吐き気を止め、胃を守り、腸を整える——

それぞれに、役割があります。

腸の菌を、整える薬もあります

プロバイオティクス剤腸の細菌のバランスを整える薬です。

下痢が続いたあとは、腸内の環境が乱れています。

そこを立て直すために使われます。

症状が消えたあとも、しばらく続けることがあります。

食事は、指示に従ってください

吐いている間は、いったん食べさせないこともあります。

けれど、猫では長く食べさせないのは危険です。

いつから、何を、どのくらい与えるか

必ず聞いてから決めてください。

食べない時間が続けば、別の危険が出ます

猫は、絶食に弱い動物です。

食べない日が続けば、肝リピドーシスが重なります。

自己判断で「絶食させよう」としないでください。

病院で、確かめられること

  • 脱水がどのくらい進んでいるか
  • お腹に、痛みや張りがないか
  • 体温が、上がっていないか
  • 血液検査で、内臓に問題がないか
  • 画像で、異物が写らないか
  • 便に、寄生虫がいないか

「ただの胃腸炎」と決めるためにも、これらを確かめます。

戻らないときに、考えること

ここが、次の一歩です。

ほかの病気が、隠れていることがあります

治療しても、向きが変わらない——

そのときは、胃腸だけの問題ではないかもしれません。

腎臓、甲状腺、膵臓——

吐く病気は、ほかにもたくさんあります。

異物が、残っていることがあります

飲み込んだものが、まだ体の中にある——

その場合、吐き気は止まりません。

レントゲンや超音波で、確かめることになります。

ひもやビニールは、写らないことがあります。

だから、心当たりを伝えることに意味があります。

慢性の病気の、始まりかもしれません

三週間以上、症状が続いているなら、

それは急性ではありません。

慢性腸炎として段階を踏んで調べる必要が出てきます。

急性として治らないときこそ、次の検査に意味があります
状況 次に考えること
1〜2日で改善 典型的な急性胃腸炎の経過
改善しない ほかの臓器の病気を調べる
吐き気が止まらない 異物が残っていないか確かめる
くり返し起こる 食事や環境に、原因がないか探す
三週間以上続く 慢性の腸の病気として調べる

家で、できること

予防と、記録のことです。

口に入るものを、減らしてください

異物の摂取が原因になるのですから、

床に物を置かないことが、そのまま予防です。

ひも、輪ゴム、ビニール——

片づけておいてください。

フードは、少しずつ変えてください

急に変えると、受けつけないことがあります。

一週間ほどかけて、混ぜる割合を変えていく——

それで、防げることがあります。

新しいものに慣れるまでの時間を、作ってあげてください。

くり返すなら、原因を探してください

何度も同じことが起きるなら、

そこには理由があります。

食べているもの、拾い食いの癖、環境の変化——

くり返す間隔も、記録しておいてください。

「何度も起きている」こと自体が、大事な情報になります。

こんなことを、伝えてください

  • いつから始まったか
  • 何回吐いたか、何回下痢をしたか
  • 吐いたものの色と、血が混じるか
  • 水を飲めているか
  • 変わったものを食べていないか
  • 環境の変化がなかったか

吐いたものは、写真に撮っておいてください。

言葉より、正確に伝わります。

便のようすも、同じように残しておいてください。

🩺 経過そのものが、情報です

急性胃腸炎は、多くが1〜2日前後で改善傾向を見せます。

だからこそ、そこを過ぎても戻らないときは考え直す場面です。

「胃腸炎だと言われたから」で、長く様子を見ないでください。

とくに子猫では、半日で状況が変わります。

この記事の要点

嘔吐や下痢を何度もくり返し、黄色い胃液や血が混ざった胃液を吐くこともあります。

原因は異物の摂取、食事に対する過敏反応、細菌感染、過度のストレスなどです。

とくに子猫は体が小さい分、脱水が急激に進行しやすいので注意が必要です。

通常は一過性で、対症療法により多くは1〜2日前後で改善傾向が見られます。

Q. どんな症状が出ますか?

A. 下痢、嘔吐、元気や食欲が落ちる、お腹を痛がるなどです。嘔吐や下痢を何度もくり返す、激しい症状を起こします。

Q. 黄色い液体を吐きました

A. 黄色い胃液を吐くことがあります。胃が空になっても吐き続けると、液体しか出てこなくなります。

Q. 血が混じっていました

A. 血が混ざった胃液を吐くこともあります。その日のうちに受診し、必ず伝えてください。

Q. 原因は何ですか?

A. 異物の摂取や食事に対する過敏反応、細菌感染、過度のストレスなどです。食べ物が原因の場合が多いとされています。

Q. 様子を見てもよいですか?

A. 軽症であれば自然に治っていくことが多いとされています。ただし何度もくり返す場合は、受診してください。

Q. どのくらいで良くなりますか?

A. 通常は一過性で、対症療法により多くは1〜2日前後で改善傾向が見られます。

Q. 良くならないときは?

A. ほかの原因を考える段階です。異物が残っていないか、ほかの臓器の病気がないかを調べます。

Q. 脱水が心配です

A. 激しい嘔吐や下痢によって、脱水症状が起こる可能性があります。水を飲んでもすぐ吐くなら、受診してください。

Q. 子猫でも同じですか?

A. 子猫はとくに注意が必要です。体が小さい分、嘔吐や下痢によって急激に脱水症状が進行しやすいためです。

Q. 治療はどうしますか?

A. 輸液療法(主に皮下点滴)、制吐剤、制酸剤、消化管運動促進剤、下痢止め剤、プロバイオティクス剤などの治療を行います。

Q. 皮下点滴とは何ですか?

A. 背中の皮膚の下に水分を入れる方法です。短い時間で終わり、その日のうちに帰れることが多い処置です。

Q. 絶食させたほうがよいですか?

A. 自己判断でやらないでください。猫は絶食に弱く、食べない日が続くと肝リピドーシスの危険があります。

Q. 異物を飲んだかもしれません

A. 必ず伝えてください。とくにひも状のものは危険で、対応がまったく変わります。

Q. 三週間続いています

A. 急性ではありません。慢性の腸の病気として、段階を踏んで調べる必要があります。

Q. 予防はできますか?

A. 床に物を置かず、フードは少しずつ変えてください。異物の摂取と急な食事変更は、防げる原因です。

まとめ|経過を、数えてください

急性胃腸炎は、急に激しく始まります。

何度も吐き、下痢をし、元気がなくなる——

けれど通常は一過性で、多くは1〜2日前後で改善に向かいます。

だからこそ、そこを過ぎても戻らないときは別のものを考えます。

異物が残っているのか、ほかの臓器の病気なのか、慢性の腸の病気なのか——

そして、いちばん怖いのは脱水です。

水を飲んでも吐くなら、自力では追いつきません。

子猫なら、半日で状況が変わります。

「いつから」を数えて、伝えてください。

今日できる3つ

  • 1吐いたものを写真に撮り、始まった日をメモする
  • 2床のひもや輪ゴムを、片づける
  • 3フードを変える予定なら、一週間かけて混ぜていく

急性胃腸炎は、多くが数日で落ち着きます。落ち着かないことが、次の手がかりになります。

モフ@ペット好き

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