犬の種類と特徴    アラスカンマラミュート|ハスキーとの決定的な違い

 プロモーションが含まれています
急上昇ワード
アラスカンマラミュート|ハスキーとの決定的な違い
アラスカンマラミュート
モフ@ペット好き

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「アラスカンマラミュート|ハスキーとの決定的な違い」です。ではどうぞ!

「ハスキーですか?」——

アラスカンマラミュートを連れて歩いていると、必ず聞かれる質問だそうです。

確かに、見た目は似ています。

けれど、この2犬種はまったく別の犬です。

体重は、倍近く違います。

ハスキーが16〜27kgなのに対し、マラミュートは39〜56kg——

そして、その体で重い荷物を引いてきた犬です。

その力を管理できるかどうかこの犬種を飼う条件になります。

この記事では、ハスキーとの違いから始めて、力の管理と運動量を書いていきます。

結論

アラスカンマラミュートは体重39〜56kg——ハスキーの倍近い大きさです。速さのハスキーに対し、重い荷をゆっくり引く力の犬——その力を管理できるかどうかがこの犬種を飼う条件になります。「引っぱらずに歩く」は、体が小さいうちに徹底してください。運動は1日1〜2時間、そして夏は室温28度以下——アラスカの犬に、日本の夏は過酷です。

この記事でわかること

  • ハスキーとは、何が違うのか
  • 50kgの引く力を、どう管理するか
  • 頑固さと忠実さという、気質
  • 必要な運動量
  • 厚い被毛と、日本の夏

ハスキーとは、何が違うのか

マラミュートとハスキーの違い
見た目は似ていても、作られた目的が違います。

この2犬種は、そりを引くという点では同じです。

けれど、そりの種類が違いました。

2犬種の比較
項目 マラミュート ハスキー
体重 39〜56kg 16〜27kg
体高 58〜71cm 50〜60cm
仕事 重い荷を運ぶ 軽いそりを速く引く
求められた性質 力とスタミナ 持久力と速さ
気質 頑固だが、飼い主に忠実 社交的で、独立心が強い
顔つき やや太く、優しい印象 細く、シャープな印象

マラミュートは、「力の犬」です。

速く走ることより、重いものを引き続けることが求められました。

そのために作られた体ですから、骨も筋肉もがっしりしています。

体重50kgの犬——

これは、成人男性ひとり分に近い重さです。

そりの種類が、体を変えた

同じ「そり犬」でも、運ぶものが違いました。

マラミュートは、重い荷物を運ぶための犬です。

食料や物資を積んだそりを、少ない頭数で引き続ける——

そのために必要なのは、速さではなく力でした。

一方、ハスキーは軽いそりを速く引く犬です。

多くの頭数でチームを組み、長距離を速く移動する——

その違いが、体格の差になって表れています。

「見た目が似ている」のは、どちらも寒冷地の犬だからです。

厚い被毛も、立ち耳も、巻いた尾も——寒さに耐えるための特徴で共通しています。

目の色という、見分け方

見た目で見分けるポイントをひとつ挙げるなら、目の色です。

ハスキーには、青い目の個体がいます。

左右で色が違う個体もいます。

一方、マラミュートの目は茶色が標準とされています。

青い目は、犬種標準では認められていません。

「青い目のマラミュート」と紹介されている場合は、系統について確認してみてもよいでしょう。

50kgの引く力を、どう管理するか

引く力を管理するために
50kgの犬に引かれたら、人は止められません。

この犬種で、もっとも現実的な課題力の管理です。

そもそも「引くこと」を仕事としてきた犬です。

引っぱること自体が本能に組み込まれている——

そう考えたほうが正確です。

優先して教えること
教えること なぜ最優先か 始める時期
引っぱらずに歩く 50kgは物理的に止められない 迎えたその日から
呼び戻し 万一離れたときの安全 子犬期から徹底
待つ・落ち着く 興奮のスイッチを切れる 子犬期から
物を放す 誤飲時に取り上げられる 子犬期から
体を触られる 手入れと健康管理の前提 子犬期から

「体が小さいうちに」——

これが、この犬種でいちばん重要な原則です。

成犬になれば、人間の力では勝てません。

子犬のうちに教えなかったことは、あとから教えるのが格段に難しくなります。

⚠ 子どもだけでの散歩は避けてください

50kgの犬が突然走り出したら、大人でも止められないことがあります。

子どもだけで散歩に行かせるのは避けてください。

犬にも、子どもにも、そして周囲の人にも危険が及びます。この犬種では、誰が散歩を担当するかあらかじめ決めておいてください。

散歩の道具を、見直す

力の強い犬種ですから、道具の選び方も重要になります。

散歩の道具
道具 選び方 注意点
リード 太く、丈夫なもの 金具の強度も確認する
首輪・ハーネス 抜けにくい形状 毎回きつさを確認する
持ち方 手首に通しておく 離した瞬間に走り去る
伸縮リード この犬種には向かない 力に負けて制御できない
点検 定期的に金具を見る 破損は事故につながる

「伸縮リードは向かない」——

50kgの犬が突然走り出したとき、細いワイヤーでは制御できません。

そして、金具の点検

力の強い犬種では、金具が壊れる事故実際に起こります。

月に一度でも、リードと首輪を確認してください。

引っぱりっこで、力比べをしない

遊びのなかで気をつけたいことがあります。

ロープなどで引っぱりっこをして、力比べをする——

この遊びは、この犬種では控えたほうが賢明です。

「引く」ことは、そもそもこの犬の仕事でした。

「力で押し切れば勝てる」ことを覚えさせるのは得策ではありません。

においで探す遊びや、頭を使う遊びのほうがこの犬種には向いています。

頑固さと忠実さという、気質

マラミュートの気質には二面性があります。

気質の二面性
性質 長所としての現れ 課題としての現れ
忠実さ 飼い主との絆が強い
頑固さ 自分で判断できる 指示にすぐ従わない
社交性 人に友好的 番犬にはならない
力の強さ 頼もしい 管理が必要
賢さ 覚えは早い 繰り返すと飽きる

ハスキーと比べると、飼い主への忠実さが強いと言われます。

そのぶん、しつけは入りやすい面があります。

ただし、頑固です。

納得しないことは、やりません。

  • 「やったら、いいことがある」形で教える
  • 力で押さえつけようとしない
  • 同じことを繰り返しすぎない——飽きる
  • 一度に長く教えず、5分を1日数回に分ける
  • 家族全員が同じルールで接する
  • 子犬期の社会化を、必ず行う

そして、番犬にはなりません。

そりをチームで引いてきた犬種ですから、人にも他の犬にも友好的です。

見た目の迫力から番犬を期待すると、裏切られます。

必要な運動量

必要な運動量
重い荷を引いて歩き続けた体には、相応の運動が必要です。

この犬種の運動量は、体格に見合った量が必要になります。

運動の目安
項目 内容
散歩 1日1〜2時間程度
自由運動 週1回以上が理想
向いている運動 長い距離をゆっくり歩く
頭を使う時間 1日10〜15分
成長期 1歳半までは走らせすぎない
早朝と日没後のみ

「長い距離をゆっくり」——

これが、この犬種に向いた運動の質です。

短距離を全力で走るより、距離を歩き続けるほう本来の仕事に近いのです。

運動が足りなければ——

  • 庭を掘る——北方犬種は掘るのが得意
  • 物を壊す
  • 遠吠えが増える
  • 落ち着きがなくなる
  • 脱走を試みる
  • いずれも、しつけの問題ではない

「掘る」のはこの犬種の得意技です。

庭がある場合は、掘っていい場所を作るという方法もあります。

砂場のような場所を用意し、そこにおもちゃを埋めて掘らせる——

「やめさせる」より「場所を決める」ほうが現実的です。

そして、掘る行動を止められない場合フェンスの下にも注意が必要になります。

脱走対策についてはシベリアンハスキーの記事詳しくまとめてあります。北方犬種に共通する内容です。

厚い被毛と、日本の夏

厚い被毛と、日本の夏
アラスカの冬に耐える体には、日本の夏は過酷です。

アラスカの厳寒地で作られた犬種です。

厚いダブルコートを持っています。

そして、その被毛は脱ぐことができません。

夏の管理
場面 守ること 理由
室内 室温28度以下・湿度50〜60% 厚い被毛で熱がこもる
留守番 エアコンを切らない 締め切った室内は急速に温まる
散歩 早朝と日没後のみ 日中のアスファルトは危険
被毛 梅雨前に下毛を取り切る 古い下毛が熱と湿気をためる
体格 大きいほど熱を逃がしにくい 体積に対して表面積が小さい

「エアコンを24時間つけられるか」——

この犬種でも、飼えるかどうかの判断基準になります。

そして、丸刈りにはしないでください。

上毛には、直射日光から皮膚を守る役割があります。

必要なのは「短くする」ことではなく、「古い下毛を取り切る」ことです。

寒冷地の犬を暖かい土地で飼うという課題については北海道犬の記事に詳しくまとめてあります。

換毛期という、現実

厚いダブルコートですから、換毛期の抜け毛は想像を超えます。

  • 通常期は週2〜3回のブラッシング
  • 春と秋の換毛期は毎日
  • 下毛用の道具で、根元の毛を取る
  • 屋外か、掃除しやすい場所で行う
  • 体が大きいぶん、手入れにも時間がかかる
  • 1回20〜30分は見ておく

ブラッシングで先に抜いてしまえば、部屋に落ちる量は確実に減ります。

そして、換毛期に下毛を取り切っておくことそのまま夏対策にもなります。

暮らしの規模と、注意したい病気

体重50kg前後という体格は、暮らしのすべてに影響します。

暮らしの規模
項目 内容
年間の飼育費 20〜40万円
薬の費用 体重区分で価格が上がる
預けられる施設 限られる
車での移動 大きな車が必要
住まい 体重制限の確認が必須
平均寿命 10〜14年

そして健康面

注意したい病気
病気 内容 気づき方
股関節形成不全 大型犬に共通 腰を振って歩く
胃拡張・胃捻転 大型犬の緊急疾患 吐こうとして吐けない
進行性網膜萎縮 遺伝性の目の病気 暗い場所でぶつかる
甲状腺機能低下症 元気がなくなり、太る 血液検査で分かる
熱中症 厚い被毛と大きな体 ハアハアが止まらない

成長期の管理も重要になります。

1歳半ごろまでは、長時間走らせない。階段を使わせない。床には滑り止めを敷く——

そして、太らせない。

大型犬用の子犬フードを適量で与え、カルシウムは足さない——

この原則は、50kgに育つ犬種ではとくに重要になります。

迎える前に、確かめておきたいこと

この犬種は、明確に飼い主と環境を選びます。

迎える前の確認
確認すること なぜ必要か
50kgを止められるか 散歩の安全に直結する
誰が散歩を担当するか 子どもだけでは危険
夏にエアコンを使い続けられるか この犬種では命に関わる
1日1〜2時間の運動時間 不足は問題行動になる
抜け毛の量を許容できるか 換毛期は想像を超える
住まいの体重制限 多くの物件で制限に引っかかる

そして、迎え方

日本では流通の少ない犬種で、一般のペットショップで見かけることは多くありません。

  • 専門の繁殖者に直接問い合わせることになる
  • 出産を待つ期間が発生することが多い
  • 両親に会い、体格と気質を確認する
  • 両親の股関節の評価結果を聞く
  • 待つ期間を、家と生活を整える時間に充てる
  • 受け入れてくれる動物病院も調べておく

「両親に会う」ことは、成犬時の体格を知る手がかりにもなります。

40kgと56kgでは、扱いやすさがまったく違います。

実際に会って、その大きさを体感しておいてください。

多頭飼いと、他の動物との相性

チームで働いてきた犬種ですから、他の犬との相性は比較的良好です。

ただし、注意点もあります。

他の動物・人との相性
相手 傾向 注意点
他の犬 社交的で受け入れやすい 体格差による事故に注意
同性の成犬 相性が出ることがある 慎重に段階を踏む
猫・小動物 追う本能が残っていることも 子犬期から慣らす
子ども 寛容 ぶつかれば倒れる体格差
見知らぬ人 友好的 飛びつきに注意

「飛びつきに注意」——

50kgの犬が喜んで飛びついてきたら大人でもよろけます。

子どもや高齢者なら、転倒して怪我をすることもありえます。

  • 「飛びつかない」を、子犬のうちに教える
  • 四本足が床についているときにほめる
  • 飛びついたら、背を向けて反応しない
  • 来客時は、あらかじめ落ち着かせておく
  • 子どもと遊ばせるときは、大人が見ている
  • 他の犬との遊びも、激しくなったら区切る

悪気がないからこそ、教えておく必要があります。

体が小さい子犬のうちなら、飛びついてもかわいく見えてしまう——

そこで許してしまうと、50kgになったときに困ることになります。

この犬種のしつけは、「大きくなったときを想像して今決める」——その一言に尽きます。今かわいく見える行動が、数か月後にどうなるかを考えてみてください。

よくある質問

Q. ハスキーとの違いは何ですか?

A. いちばん大きな違いは体格です。ハスキーが16〜27kgなのに対し、マラミュートは39〜56kg——倍近い差があります。ハスキーは軽いそりを速く引き、マラミュートは重い荷をゆっくり引く犬でした。

Q. どちらが飼いやすいですか?

A. どちらも簡単ではありませんが、性質が違います。マラミュートは飼い主への忠実さが強く、しつけは入りやすい面があります。ただし力が圧倒的に強く、その管理が課題になります。

Q. 子どもと散歩に行かせても大丈夫ですか?

A. 子どもだけでの散歩は避けてください。50kgの犬が突然走り出したら、大人でも止められないことがあります。誰が散歩を担当するかを、あらかじめ決めておいてください。

Q. 引っぱりっこで遊んでもいいですか?

A. 控えたほうが賢明です。「引く」ことはそもそもこの犬の仕事でした。「力で押し切れば勝てる」と覚えさせるのは得策ではありません。においで探す遊びのほうが向いています。

Q. 散歩はどれくらい必要ですか?

A. 1日1〜2時間程度が目安です。「長い距離をゆっくり」が、この犬種に向いた運動の質になります。加えて、週1回でも自由に走れる時間があると理想的です。

Q. 夏はどう管理すればいいですか?

A. 室温28度以下、留守中もエアコンを切らないでください。アラスカの厳寒地で作られた厚いダブルコートを持ちます。体が大きいぶん熱を逃がしにくく、日本の夏は過酷な環境になります。

Q. 番犬になりますか?

A. なりません。そりをチームで引いてきた犬種で、人にも他の犬にも友好的です。見た目の迫力から番犬を期待すると、裏切られます。

まとめ|力を管理できるかが、条件

アラスカンマラミュートは、ハスキーとは別の犬です。

体重は倍近く、そして「力の犬」——

その力を管理できるかどうかこの犬種を飼う条件になります。

「引っぱらずに歩く」は、体が小さいうちに徹底してください。

成犬になってからでは、体格差で教えにくくなります。

そして運動と、夏

1日1〜2時間の運動と、室温28度以下——

この2つが、暮らしの土台になります。

求められることは多い犬種です。

けれど、その忠実さと落ち着きは、この体格の犬ならではのもの——頼もしさという言葉が、これほど似合う犬種もそう多くありません。

ハスキーの活発さとは違う、どっしりとした落ち着き——

50kgの体が静かに寄り添ってくるというその感覚は、この犬種でしか味わえないものだと思います。

迎える前に、この3つを

  • 1誰が散歩を担当するか、家族で決めておく
  • 2夏にエアコンを24時間つけられる環境かを確認する
  • 3「引っぱらずに歩く」練習を、迎えた日から始める計画を立てる

この犬種の力は、教育でしか管理できません。体が小さいうちに始めたかどうかが、その後の十年を決めます。

モフ@ペット好き

本日の「犬猫の悩みを即解決!」の記事「アラスカンマラミュート|ハスキーとの決定的な違い」でした。
下記の#タグキーワードからも、関連記事を検索できます。

記事上に掲載された情報は投稿日現在のものです
Others
同じカテゴリの記事


この記事を書いた人

モフ@ペット好き 犬猫の悩みを即解決!は、愛猫・愛犬のしつけに悩む方、爪とぎや夜鳴き・吠えなどの問題行動を改善したい方、初めてペットを迎えて飼い方に不安を感じている方まで、犬猫に関する悩みに応える専門情報メディアです。

記事一覧はこちら
Category
カテゴリー
Recommendation
おすすめタグ
犬の病気
犬のしぐさ
ネコにNG食べ物
ネコの病気
犬の種類
急上昇ワード