

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「猫は物を落とす|棚の上に置いてはいけない7種類」です。ではどうぞ!
棚の上のものをわざと落とす——
猫と暮らしていると誰もが経験することです。
しかしこれはいたずらではなく猫にとって自然な行動だとされています。
叱っても止まりません。
落とされて困るものを置かない——
これが最も確実で、手っ取り早い対策になります。
結論
猫が物を落とすのは前足で確かめる習性や動くものへの反応によるものでいたずらではありません。叱っても止まらないためガラス・陶器・液体・薬・小さな部品は棚の上から下ろして扉つきの収納へ。割れた場合はまず猫を別室に移し、破片を徹底的に片づけてから肉球を確認してください。
この記事でわかること
- ✓なぜ物を落とすのか
- ✓置いてはいけないもの
- ✓落とされないための対策
- ✓割れてしまったときの対応
- ✓登る場所を用意する
なぜ物を落とすのか

意地悪でやっているわけではありません。いくつかの背景が考えられます。
| 背景 | 説明 |
|---|---|
| 前足で触って確かめる | 動くかどうかを試す習性がある |
| 動くものに反応する | 狩りの動作に近い |
| 高い場所を歩く | 通り道に物があれば落ちる |
| 音や動きが刺激になる | 落ちる様子そのものが面白い |
| 人が反応する | 落とすと必ず来てくれる |
| 退屈している | ほかにすることがない |
| 邪魔だからどける | 寝場所を確保していることも |
猫は前足で物に触れてそれが何であるかを確かめるといわれています。
動くものには特に強く反応します。
ペンやスマートフォンがよく落とされるのも形と大きさが触りやすいからだと考えられます。
コロコロ転がるものほど反応が返ってくるため繰り返しやすくなります。
「かまってもらえる」と学習することもある
落とすたびに人が来る——
この経験が繰り返されると要求の手段になることがあります。
- 落とすと、必ず飼い主が反応する
- 叱られても、かまってもらえたことになる
- 特に、退屈しているときに起きやすい
- 早朝や、留守番のあとに多い
- 遊びが足りていない可能性もある
- 反応せずに済む環境を作るのが早い
叱ることも「反応」のひとつです。
大きな声を出すことがかえって行動を強めてしまうことがあります。
反応が要求を強める仕組みについては猫と遊ぶコツでも触れています。
置いてはいけないもの

大切かどうかではなく危ないかどうかで判断してください。
| もの | 危険性 |
|---|---|
| ガラス・陶器 | 割れた破片で肉球を切る |
| 液体の入った容器 | こぼれる。成分によっては中毒 |
| 薬・サプリメント | 誤食は命に関わることがある |
| 重い置物 | 下にいると当たってけがをする |
| 小さな部品・アクセサリー | 誤飲しやすい |
| ひも・ゴム類 | 飲み込むと腸に絡まる |
| 観葉植物 | 種類によっては中毒を起こす |
最も見落とされやすいのが薬です。
飲みかけの薬をテーブルや棚に置きっぱなしにしていないか確認してください。
人間用の薬には猫に重い中毒を起こすものがあります。
1錠でも危険とされる薬もあるため必ず引き出しの中にしまってください。
誤食した疑いがあるときは薬の名前を伝えられるよう包装を持ってすぐ動物病院へ連絡してください。
ガラスの破片は、肉球を切る
割れたガラスで猫が肉球を切る事故は実際に起きています。
驚いて走り回ると破片の上を通ってしまうことがあります。
- 破片は驚くほど広い範囲に飛ぶ
- 目に見えない小さな粒も残る
- 猫を別室に移してから片づける
- 掃除機だけでなく、粘着テープも使う
- その場所を数日は歩かせない配慮も
- 片づけたつもりでも残っていることがある
肉球の傷は気づきにくいものです。
歩き方をかばう足をしきりに舐める——
こうした様子が唯一のサインであることがあります。
ガラス製品を使わないという選択も猫のいる家では合理的です。
プラスチックや割れにくい素材に置き換えていくことでリスクそのものを減らせます。
液体・植物の落下にも注意
倒れて中身がこぼれることも危険です。
| こぼれるもの | 危険性 |
|---|---|
| アロマオイル・精油 | 猫に有害とされる成分がある |
| 洗剤・消毒液 | なめると中毒の危険 |
| 化粧品 | 成分によっては有害 |
| 観葉植物の鉢 | 土を食べる・植物が有害なことも |
| 飲みかけの飲料 | カフェイン・アルコールは危険 |
| 花瓶の水 | 植物の成分が溶け出している |
猫は、こぼれた液体をなめてしまうことがあります。
足についた液体を毛づくろいで舐め取ることもあるため直接飲まなくても体内に入ることがあります。
ユリ科の植物は猫にとって特に危険だとされています。
花瓶の水も含めて猫のいる家では置かないほうが安全です。
もらった花束に含まれていることもあります。
花を飾りたいときは猫に安全な種類かを先に確認してください。
判断がつかないなら猫が入れない部屋に置くほうが確実です。
落とされないための対策

猫の行動を変えるのではなく環境を変えるのが現実的です。
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 扉つきの収納にしまう | 最も確実 |
| そもそも棚に置かない | 飾りたいものは別の方法で |
| 滑り止めシートを敷く | 簡単には動かなくなる |
| 耐震ジェルで固定する | 飾りたいものに有効 |
| 壁掛けにする | 棚から高い位置へ |
| ガラスケースに入れる | 見せながら守れる |
| チャイルドロック | 扉を開ける猫に |
耐震ジェルは地震対策としても有効で一石二鳥です。
飾りたいものにはこの方法を検討してみてください。
滑り止めシートを敷くだけでも前足で押した程度では動かなくなります。
手軽で、効果も分かりやすい方法です。
扉を開ける猫もいる
収納にしまえば安心と思っていても扉を開ける猫がいます。
- 引き戸は、前足で開けられることが多い
- 開き戸も、器用に開ける猫がいる
- チャイルドロックが有効
- レバー式のドアハンドルも開けられる
- 「うちの子はできない」と思わない
- 危険なものは、必ずロックをかける
猫の学習能力を過小評価しないほうが安全だといえます。見ていないところで試しているものです。
薬や洗剤をしまっている場所には必ずロックをかけてください。
一度開け方を覚えた猫は繰り返し試すようになります。
開けられていた形跡に気づいたらすぐ対策してください。
割れてしまったときの対応

実際に割れてしまったときの手順です。
| 手順 | やること |
|---|---|
| 1 | まず猫を別室に移す |
| 2 | 大きな破片を拾う |
| 3 | 掃除機をかける |
| 4 | 粘着テープで細かい粒を取る |
| 5 | 肉球と口の中を確認する |
| 6 | 数日は歩き方を見ておく |
猫を先に隔離することが最優先です。
音に驚いて走り回ると破片を踏んでしまいます。
先に片づけようとするとその間に猫が来てしまうことがあります。
順番を間違えないことがけがを防ぎます。
肉球のけがは、気づきにくい
片づけたあとに必ず足の裏を確認してください。
- 肉球に切り傷・出血がないか
- 指の間に破片が入っていないか
- 口のまわりや口の中も確認する
- なめて口を切ることもある
- 歩き方をかばうなら受診
- 足をしきりに舐めるのもサイン
猫は痛みを表に出しません。
普通に歩いているように見えても傷があることがあります。
数日は様子を見て気になるなら受診してください。
指の間に破片が挟まっていると自力では取れません。
片足だけしきりに舐めるなら必ず確認してください。
日々の体のチェックについてはなでながらの健康チェックで解説しています。
登る場所を用意する
高い場所に登ること自体はやめさせなくてよいと考えてください。
猫にとって上下運動と高い場所は必要なものです。
| やり方 | 内容 |
|---|---|
| 登ってよい場所を作る | キャットタワー・棚の一段 |
| そこには何も置かない | 安全に歩けるようにする |
| 窓辺に台を置く | 外を眺められる場所は人気 |
| 登ってほしくない場所 | 物を置いて歩けなくする |
| 高さのバリエーション | 複数の高さがあるとよい |
| 足場の安定 | ぐらつく場所は落下の危険 |
登ってほしくない場所にはあえて物を置いて歩きにくくするという方法もあります。
ただしその物が落ちることになるため割れないものを選んでください。
登ってよい場所を用意するほうが登ってほしくない場所を封じるより効果的です。
行き先があればそちらを使うようになります。
落下の危険にも注意
猫は高い場所が得意ですが落下事故が起きないわけではありません。
- 足場がぐらつくと、落ちることがある
- 高齢になると、失敗が増える
- ベランダからの落下は特に危険
- 驚いたときに踏み外すこともある
- 着地点に硬いものを置かない
- 段差を細かくすると、負担が減る
高齢の猫は以前と同じように登れなくなります。
途中に踏み台を足すなど段差を細かくすると安全に登り降りできます。
着地する場所にマットを敷くことも関節への負担を減らします。
ベランダからの落下は命に関わります。
猫を出さないことを徹底してください。
「高い所から落ちても猫は平気」という話を信じないでください。
マンションの高層階からの落下は重傷や死亡につながります。
網戸のロックとベランダへの出入りを必ず管理してください。
猫の目線で、部屋を見直す
人の目線では危険が見えません。
猫が行ける高さを実際に確認してみると見落としに気づけます。
| 確認する高さ | 見るところ |
|---|---|
| 床 | 落ちている小物・ひも・輪ゴム |
| ソファ・椅子の上 | 置きっぱなしのもの |
| テーブル・カウンター | 薬・食べ物・小物 |
| 棚の上 | 割れるもの・重いもの |
| 冷蔵庫・棚の最上部 | ほこりと、置き忘れたもの |
| 家具の裏・すきま | コード類・落ちた小物 |
猫は、人が想像する以上に高い場所へ行けます。
冷蔵庫の上や本棚の最上段も行動範囲だと考えてください。
- 「ここは登れないだろう」は通用しない
- 踏み台になる家具の配置も考える
- 棚の最上部にも物を置かない
- 家具の間を伝って移動することもある
- 実際に登っている場所を観察する
- 行けると分かった場所は、片づける
猫が実際にどこを歩いているかを数日観察してみると対策すべき場所がはっきりします。
足跡やほこりの乱れからどこを歩いたかが分かることもあります。
キッチンとテーブルは、特に注意
棚の上より危険が多いのがキッチンとテーブルです。
| 場所 | 危険なもの |
|---|---|
| キッチンの調理台 | 包丁・熱い鍋・食材 |
| コンロ | やけどの危険。使用直後も熱い |
| 食卓 | 人の食べ物。玉ねぎ類は危険 |
| シンク | 洗剤・生ごみ |
| 電気ケトル・炊飯器 | 蒸気・熱湯によるやけど |
| 調味料 | こぼれると危険なものがある |
| ラップ・アルミホイル | 誤飲すると危険 |
猫は調理台の上にも平気で乗ります。
使用直後のコンロはまだ熱いため肉球をやけどする事故があります。
- 調理中はキッチンに入れない工夫を
- ゲートで区切るのが確実
- 食べ物を出しっぱなしにしない
- 使ったらすぐ片づける
- IHでも使用直後は熱い
- ラップやホイルは丸めて捨てる
人の食べ物には猫に有害なものが多く含まれます。
玉ねぎ・ねぎ類は特に危険だとされています。
食べ終わった皿を置きっぱなしにしないことも重要な対策です。
電気ケトルのコードを引っぱって熱湯をかぶるという事故も報告されています。
コードを垂らさない使ったらすぐ片づける——
この2点を習慣にしてください。
片づけを、いい機会にする
猫のために片づけることは結果的に暮らしやすさにもつながります。
| 片づけると | 得られること |
|---|---|
| 棚の上に物がない | 落とされる心配がなくなる |
| 床に物がない | 誤飲の危険が減る |
| 収納に扉がある | 危険物を隔離できる |
| 掃除がしやすい | 抜け毛の管理も楽になる |
| 地震への備えにもなる | 固定は防災対策と共通 |
猫の安全対策と地震への備えは重なる部分が多いものです。
固定する高い場所に重いものを置かない——
これらはどちらにも有効です。まとめて取り組めると考えてください。
猫のためにと始めた対策が家全体の安全につながることもあります。
物が少ない部屋は猫にとっても動きやすい空間です。
床に物がないことで走り回れる範囲も広がります。
留守番中が、いちばん危ない
目を離している時間に何かが落ちても誰も気づけません。
| 場面 | 起きうること |
|---|---|
| ガラスが割れる | 破片の上を何時間も歩き回る |
| 液体がこぼれる | なめてしまう |
| 薬が落ちる | 誤食に気づけない |
| 重い物が落ちる | 下敷きになる可能性 |
| 棚ごと倒れる | 逃げ場がなくなることも |
| 閉じ込められる | 扉が閉まって出られなくなる |
出かける前にひと通り見回す習慣をつけてください。
- 棚の上に不安定なものがないか
- 薬や小物を出しっぱなしにしていないか
- 洗剤・掃除用具を出していないか
- 浴室・洗濯機の扉は閉めたか
- コンロ周りは片づいているか
- 行ける範囲を絞る方法もある
猫が入ってはいけない部屋は扉を閉めて出かけるのが確実です。
ただし浴室やクローゼットに閉じ込めてしまわないよう中を確認してから閉めてください。
出かける前の1分で多くの事故を防げます。
帰宅したときに何か落ちていないかを確認する習慣もつけておいてください。
破片や薬が落ちていたなら猫の様子もあわせて確認する必要があります。
よくある質問
Q. なぜ物を落とすのですか?
A. いたずらではありません。前足で触って確かめる習性や、動くものへの反応など猫にとって自然な行動です。叱っても止まりません。
Q. 叱れば止まりますか?
A. 止まりません。むしろ叱ることも「反応」になり、「落とすと構ってもらえる」と学習してしまうことがあります。環境を変えるほうが確実です。
Q. 何を置いてはいけませんか?
A. ガラス・陶器・液体の容器・薬・小さな部品・ひも類です。特に薬の置きっぱなしは見落とされがちなので確認してください。
Q. 飾りたいものがあります。
A. 耐震ジェルで固定してください。地震対策にもなり一石二鳥です。壁掛けにする、ガラスケースに入れるという方法もあります。
Q. 収納にしまえば安心ですか?
A. 扉を開ける猫がいます。引き戸も開き戸も、器用に開けることがあります。薬や洗剤には必ずチャイルドロックをかけてください。
Q. 割れてしまったら、どうすればいい?
A. まず猫を別室に移してください。驚いて走り回ると破片を踏みます。掃除機のあと粘着テープで細かい粒まで取り、肉球と口の中を確認してください。
Q. 高い所に登るのは、やめさせるべき?
A. やめさせなくて構いません。上下運動は猫に必要です。登ってよい場所を作り、そこには何も置かない——この形にしてください。
まとめ|置かないことが、いちばんの対策
猫が物を落とすのはいたずらではありません。
前足で確かめる習性や動くものへの反応による自然な行動です。
だから、叱っても止まりません。
ガラス・陶器・液体・薬・小さな部品——これらを棚の上から下ろして扉つきの収納へ。
飾りたいものは耐震ジェルで固定すれば地震対策にもなります。置かないことが、いちばん確実な対策です。
今日から試してみたい3つのこと
- 1棚やテーブルの上を見回し、割れるもの・薬を下ろす
- 2飾りたいものは耐震ジェルで固定する
- 3登ってよい場所を1か所決め、そこには何も置かない
猫の行動は変えられませんが、環境は変えられます。「落とされて困るものは、置かない」——これだけで大半は防げます。

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