

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「猫の骨折|あまり痛がらないから、気づかれません」です。ではどうぞ!
骨が折れていても、猫は叫びません。
だから、飼い主が気づかないことがあります。
「なんとなく足をつかない」——
それが、唯一のサインだったりします。
結論
猫が骨折する原因の多くは、「高いところからの落下」と「交通事故」です。日常生活を過ごしている中での骨折も多く、壁をよじ登ったあとの落下や、ドアに挟まれるなどもよくみられます。特に多い骨折部位が四肢で、骨折した周辺は赤く大きく腫れて熱を持ち、痛みを伴います。ただし、猫の場合、あまり痛がったり叫んだりしないことがあるので、骨折しても飼い主が気づかないこともあります。患部に腫れや内出血が認められることもあります。診断ではレントゲン検査が行われて、骨折の種類と場所が正確に確認されます。治療には、内固定法と創外固定法があります。内固定とは、鋼線やプレート、スクリューなどを用いて身体の中で直接骨折した部位を固定する方法です。プレート法は、チタンやステンレス製のプレートとスクリューを使い、折れた骨を正確に圧迫固定する手術法です。創外固定法は、皮膚を大きく切開せず、体外から骨折した骨に何本ものピンを打ち込み固定させる手術法です。猫の骨折が治る期間は、一般的に「4〜8週間程度」が目安とされています。ただし、高齢猫や複雑な折れ方をしている場合は、それ以上の期間を要します。骨が完全に癒合する前に激しい運動をすると、固定したプレートがズレたり、再骨折を起こしたりして予後が悪くなってしまいます。
この記事でわかること
- ✓落ちる、ぶつかる
- ✓叫ばないから、気づかれません
- ✓腫れと、熱を見てください
- ✓無理に触らないでください
- ✓レントゲン検査で確かめます
- ✓中から、あるいは外から固定します
- ✓四〜八週間、かかります
- ✓安静が、いちばんの治療です
落ちる、ぶつかる

まず、どうして折れるのかから。
落下と、交通事故が多いとされます
猫が骨折する原因の多くは、「高いところからの落下」と「交通事故」です。
この二つが、いちばんよく挙げられます。
どちらも、大きな力が一度にかかります。
家の中でも、起こります
日常生活を過ごしている中での骨折も多く、壁をよじ登ったあとの落下や、ドアに挟まれるなどもよくみられます。
外に出さなければ安心、とは限らないのです。
ふだんの暮らしの中に、原因があります。
四肢が、いちばん多い場所です
特に多い骨折部位が四肢です。
着地するときに、足が最初に地面を受けるからです。
だから、歩き方に出やすいともいえます。
子猫と高齢猫は、注意が要ります
子猫は、加減を知らずに跳びます。
高齢猫は、骨がもろくなっていることがあります。
同じ高さでも、折れやすさが違います。
叫ばないから、気づかれません
この記事でいちばん伝えたいことです。
猫は、痛みを表に出しません
猫の場合、あまり痛がったり叫んだりしないことがあります。
だから、骨折しても飼い主が気づかないこともあります。
「鳴かないから、大丈夫」は通用しません。
じっとしていることで、痛みを避けます
痛いときの猫は、動かなくなります。
物陰に入って、出てこなくなります。
それを「今日は静かだな」で済ませてしまうことがあります。
だから、見た目と動きで判断します
鳴き声ではなく、腫れと足のつき方——
そこを見てください。
痛がらないことは、折れていない証拠にはなりません。
落ちた音を、覚えておいてください
「ドスン」という音がして、その後から様子がおかしい——
それは、大事な情報です。
いつ、どこから落ちたかを伝えてください。
腫れと、熱を見てください

見分け方です。
赤く、大きく腫れます
骨折した周辺は赤く大きく腫れて熱を持ち、痛みを伴います。
触れると、そこだけ熱い——
それが、分かりやすいサインです。
内出血が出ることもあります
患部に腫れや内出血が認められることもあります。
皮膚の下が、青紫に変わって見えます。
毛をかき分けないと、分からないこともあります。
足をつかなくなります
折れている側を、浮かせたまま歩きます。
あるいは、まったく動かなくなります。
四肢が多い場所だから、歩き方に出ます。
ほかのけがとも、重なります
落下や事故では、骨折だけとは限りません。
外傷性脱臼や、内臓のけがを
同時に起こしていることがあります。
だから、全身を診てもらう必要があります。
- 片足を、まったくつかない
- その場所が、赤く腫れて熱い
- 触ろうとすると、強く嫌がる
- 皮膚の下に、内出血が見える
- 物陰から、出てこなくなった
- 足の向きが、明らかにおかしい
一つでもあれば、その日のうちに受診してください。
無理に触らないでください
病院へ行くまでのことです。
動かさないことが、いちばんです
折れた骨は、動かすほどまわりを傷つけます。
確かめようとして、足を引っぱらないでください。
そのまま、静かに運んでください。
自分で固定しようとしないでください
添え木を当てる、包帯を巻く——
やり方を誤れば、かえって悪くします。
血の流れを止めてしまうこともあります。
狭い容器に、入れて運んでください
体が動かないくらいの入れ物が向いています。
底に、柔らかいものを敷いてください。
抱いて運ぶと、暴れたときに危険です。
人の薬は、絶対に与えないでください
人用の痛み止めは、猫には毒になります。
少量でも、命に関わります。
痛そうでも、病院まで待ってください。
⚠ すぐに受診してください
高い所から落ちて、足をつかない。
その場所が、赤く腫れて熱を持っている。
足の向きが、明らかにおかしい。
外に出ていて、帰ってきたら歩けない。
鳴かなくても、折れていることがあります。
レントゲン検査で確かめます
診断のことです。
種類と場所を、正確に見ます
レントゲン検査が行われて、骨折の種類と場所が正確に確認されます。
どこが、どんなふうに折れているか——
それによって、治し方が変わります。
折れ方には、いろいろあります
まっすぐ折れたもの、斜めに折れたもの——
細かく砕けているものもあります。
複雑な折れ方ほど、治るのに時間がかかります。
ほかの場所も、確かめます
落下や事故なら、一か所とは限りません。
胸やお腹の中も、画像で確かめます。
命に関わるけがのほうが、先に扱われます。
状態によっては、後から手術します
全身の状態が落ち着いていなければ、手術は待つことがあります。
まず、命を守ることが先です。
骨を直すのは、その後になります。
| 調べること | 分かること |
|---|---|
| 見た目と触診 | 腫れ、熱、痛みの場所 |
| レントゲン検査 | 骨折の種類と場所を正確に確認する |
| 全身の診察 | 内臓や、ほかの部位のけが |
| 血液検査など | 麻酔に耐えられる状態かどうか |
| 治療後の画像 | 骨がくっついてきているかどうか |
中から、あるいは外から固定します

治療の方法です。
内固定法は、体の中で留めます
内固定とは、鋼線やプレート、スクリューなどを用いて身体の中で直接骨折した部位を固定する方法です。
プレート法は、チタンやステンレス製のプレートとスクリューを使い、折れた骨を正確に圧迫固定する手術法です。
創外固定法は、外から留めます
創外固定法は、皮膚を大きく切開せず、体外から骨折した骨に何本ものピンを打ち込み固定させる手術法です。
足の外側に、器具が出た状態になります。
見た目は驚きますが、猫は意外と慣れます。
折れ方によって、選ばれます
どちらが良いかは、場所と折れ方で決まります。
体の大きさや、年齢も関わります。
説明を聞いて、納得してから決めてください。
外に出た器具は、清潔に保ちます
創外固定では、ピンの周りをきれいにしておく必要があります。
やり方は、必ず指示に従ってください。
猫が舐めないよう、防ぐ工夫も要ります。
費用も、聞いておいてください
手術になれば、麻酔と入院が必要になります。
使う器具によっても、変わってきます。
先に確かめておくほうが、落ち着いて決められます。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| 内固定法 | 体の中で、直接骨折した部位を固定する |
| プレート法 | チタンやステンレス製で、正確に圧迫固定する |
| 鋼線やスクリュー | 折れ方に合わせて、内固定に用いられる |
| 創外固定法 | 皮膚を大きく切らず、外からピンで固定する |
| 選び方 | 場所、折れ方、体の大きさ、年齢で決まる |
四〜八週間、かかります

治るまでの時間です。
目安は、四週から八週です
猫の骨折が治る期間は、一般的に「4〜8週間程度」が目安とされています。
思ったより、長いと感じるかもしれません。
けれど、骨がくっつくには時間が要ります。
もっとかかることもあります
高齢猫や、複雑な折れ方をしている場合は、それ以上の期間を要します。
年齢と折れ方で、変わってきます。
焦らず、画像で確かめながら進めます。
途中で、動かせるように見えます
痛みが取れると、猫は普通に動き出します。
けれど、骨はまだくっついていません。
ここが、いちばん危ないところです。
画像で、確かめながら進めます
くっついたかどうかは、見た目では分かりません。
指示された日に、必ず再診を受けてください。
「もう大丈夫」の判断は、画像を見てからです。
食欲が落ちていないか、見てください
- ごはんを、いつもどおり食べているか
- 水を、飲めているか
- トイレに、行けているか
- 傷の周りが、赤く腫れていないか
- 器具を、しきりに舐めていないか
- 熱っぽくないか、元気があるか
猫が食べない日が続くのは、それだけで危険なことです。
安静が、いちばんの治療です
手術のあとが、本番です。
動かせば、やり直しになります
骨が完全に癒合する前に激しい運動をすると、固定したプレートがズレたり、再骨折を起こしたりします。
そうなると、予後が悪くなってしまいます。
もう一度、手術になることもあります。
猫にとっても、飼い主にとっても、つらいやり直しになります。
だから、跳ばせないでください
棚やソファへ跳び上がるのを、防いでください。
階段も、この間は使わせないでください。
ケージで過ごしてもらうのが、確実です。
環境を、作り替えてください
- 登れる家具に、跳び乗れないようにする
- 床にマットを敷き、滑らないようにする
- トイレを、またぎやすい低いものに替える
- 食事と水を、動かなくても届く場所に置く
- ほかの猫がいるなら、部屋を分ける
- 指示された日に、必ず再診を受ける
環境を変えるほうが、猫に我慢させるより確実です。
後から、関節に響くことがあります
関節の近くで折れた場合、後になって動きが悪くなることがあります。
つながることもあります。
治ったあとも、歩き方を見ていてください。
使わない期間が長いほど、筋肉も落ちてしまいます。
どう動かしていくかは、必ず指示に従ってください。
予防できるところは、あります
ベランダや窓に、柵をつける。
外に出さない。
高い家具には、段差を作っておく。
どれも、今日からできることです。
網戸には、気をつけてください
猫の体重で、網戸は簡単に外れます。
寄りかかった拍子に、そのまま落ちることがあります。
ストッパーや柵で、開かないようにしてください。
高い階に住んでいるなら、なおさらです。
| 時期 | 気をつけること |
|---|---|
| けがの直後 | 動かさず、無理に触らずに病院へ |
| 手術のあと | 跳ばせない。ケージでの安静が確実 |
| 四〜八週間 | 癒合するまで、激しい運動をさせない |
| 再診のとき | 画像で、くっつき具合を確かめてもらう |
| 治ったあと | 歩き方に、変化がないか見ておく |
🩺 鳴かなくても、折れています
「鳴かないから、大丈夫だと思った」——
よく聞く言葉です。
猫は、あまり痛がったり叫んだりしません。
落ちた心当たりがあるなら、見せに来てください。
この記事の要点
原因の多くは、高いところからの落下と交通事故です。
猫はあまり痛がったり叫んだりしないため、飼い主が気づかないことがあります。
治療には、内固定法と創外固定法があります。
治る期間は4〜8週間程度が目安で、その間に動かすと予後が悪くなります。
Q. 猫の骨折は、何が原因で起きますか?
A. 多いのは、高いところからの落下と交通事故です。壁をよじ登ったあとの落下や、ドアに挟まれることもあります。
Q. 家の中でも骨折しますか?
A. 日常生活を過ごしている中での骨折も、多く見られます。外に出さなければ安心、とは限りません。
Q. どこが折れやすいですか?
A. 特に多い骨折部位は、四肢です。着地のときに、足が最初に地面を受けるためです。
Q. 折れたら、鳴きますか?
A. 猫の場合、あまり痛がったり叫んだりしないことがあります。そのため、飼い主が気づかないこともあります。
Q. どうやって見分けますか?
A. 骨折した周辺は赤く大きく腫れて熱を持ち、痛みを伴います。腫れや内出血が認められることもあります。
Q. 病院へ行くまでに、何をすればよいですか?
A. 動かさないことです。無理に触らず、狭い容器に入れて静かに運んでください。
Q. 自分で添え木を当ててもよいですか?
A. やめてください。やり方を誤ると、かえって悪くしてしまいます。
Q. 痛み止めを飲ませてもよいですか?
A. 人用の痛み止めは、猫には毒になります。少量でも命に関わるため、絶対に与えないでください。
Q. どうやって診断しますか?
A. レントゲン検査で、骨折の種類と場所が正確に確認されます。
Q. 内固定法とは何ですか?
A. 鋼線やプレート、スクリューなどを用いて、身体の中で直接骨折した部位を固定する方法です。
Q. 創外固定法とは何ですか?
A. 皮膚を大きく切開せず、体外から骨に何本ものピンを打ち込んで固定する手術法です。
Q. 治るまで、どれくらいかかりますか?
A. 一般的に、4〜8週間程度が目安とされています。
Q. それより長くかかることはありますか?
A. 高齢猫や、複雑な折れ方をしている場合は、それ以上の期間を要します。
Q. 元気そうなら、動かしてもよいですか?
A. いけません。骨が完全に癒合する前に激しい運動をすると、プレートがズレたり再骨折したりします。
Q. どう予防すればよいですか?
A. ベランダや窓に柵をつけ、外に出さないことです。高い家具には、段差を作っておいてください。
まとめ|鳴かないことを、根拠にしないでください
猫は、骨が折れていても叫びません。
物陰でじっとして、痛みをやり過ごします。
だから「鳴かないから大丈夫」は根拠になりません。
腫れているか、熱を持っているか、足をついているか——
そこを見てください。
そして、治療が始まったら四〜八週間は安静です。
元気に見えても、骨はまだくっついていません。
この期間を守れるかどうかが、そのまま予後を分けます。
今日できる3つ
- 1ベランダや窓に、落下を防ぐ柵をつける
- 2高い家具には、段差を作って跳び降りを減らす
- 3落ちた心当たりがあるなら、足のつき方を確かめる
骨折は、防げるけがでもあります。落ちない部屋を作ることが、いちばんの予防です。

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