

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「猫がいる家の転倒防止|家具が倒れると猫は逃げられない」です。ではどうぞ!
テレビが倒れる本棚が倒れる——
猫がいる家では地震がなくても起こりうる事故です。
高いところに登る上から飛び降りる——
その衝撃で家具の重心が動くことがあります。
そして倒れてきたとき猫は逃げ切れないことがあります。
結論
猫がいる家では地震がなくても家具が倒れることがあります。登る・飛び降りる衝撃で重心が動くためです。テレビ・本棚・背の高い収納・キャットタワーはL字金具や突っ張り棒で固定してください。猫の寝床や通り道の周辺から優先的に取りかかると効果的です。地震対策としても、そのまま役立ちます。
この記事でわかること
- ✓地震がなくても、家具は倒れる
- ✓固定すべきもの
- ✓器具の種類と選び方
- ✓優先順位のつけ方
- ✓キャットタワーの安定性
地震がなくても、家具は倒れる

人だけが暮らす家と猫がいる家ではリスクの性質が違います。
| 人だけの家 | 猫がいる家 | |
|---|---|---|
| 倒れる場面 | 主に地震のとき | 日常的に起こりうる |
| 重心の変化 | ほとんどない | 登る・飛び降りるたびに動く |
| 扉の開閉 | 人が閉める | 猫が開けて中身が出ることも |
| 倒れたとき | 気づいて逃げられる | 逃げ遅れることがある |
| 留守番中 | 誰もいない | 下敷きになっても気づけない |
最も怖いのが留守番中に倒れることです。
下敷きになっていても何時間も気づけません。
帰宅して初めて気づく——
そうした事態を防ぐための対策だと考えてください。
猫は、人が見ていないときほど自由に動き回ります。
重心が動くという問題
猫が家具の上に乗るとその重さが加わります。
体重の軽い猫でも高い位置に乗れば倒れやすくなります。
- 背が高く、奥行きの浅い家具ほど危険
- 上に乗るだけでなく、飛び降りる反動も加わる
- 助走をつけて飛び乗ることもある
- 扉を開けて中の物が出ると、さらに不安定に
- キャスターつきの家具は特に動きやすい
- 床が滑ると、家具ごとずれることもある
奥行きが浅く、背の高い家具はもともと倒れやすい形です。
そこに猫が飛び乗ることで限界を超えることがあります。
カラーボックスを縦に積む細長い収納を置く——
こうした配置は特に注意が必要です。
猫が乗る前提で家具を選ぶという視点を持ってください。
固定すべきもの

家の中のすべてを固定するのは現実的ではありません。
倒れると危険なものから順に取りかかるのが現実的な進め方です。
| もの | 危険性 | 優先度 |
|---|---|---|
| テレビ | 重く、画面が割れて破片が飛ぶ | 最優先 |
| 本棚 | 中身ごと倒れる。非常に重い | 最優先 |
| 食器棚 | ガラスと食器が同時に割れる | 最優先 |
| 背の高い収納 | 登られると重心が動く | 高い |
| キャットタワー | 使用中に倒れる危険 | 高い |
| 姿見・大きな鏡 | 割れると破片が広範囲に | 高い |
| 観葉植物の鉢 | 土がこぼれる。植物が有害なことも | 中 |
テレビは、意外と倒れやすい
薄型テレビはスタンドの接地面が小さく前後に倒れやすい形です。
- 猫が画面の上に乗ろうとして倒れることがある
- 裏側に飛び乗って倒すこともある
- 画面が割れると、破片が飛び散る
- 重量があるため、下敷きになると危険
- 専用の固定ベルトが市販されている
- 壁掛けにするという選択もある
テレビ用の転倒防止ベルトは数百円から手に入ります。
背面に取り付けて壁や台に固定するだけで倒れにくくなります。
テレビの裏側はコードが集まる場所でもあります。
コード類の対策についてはコンセントとケーブルの対策で詳しく解説しています。
本棚・食器棚は中身も危険
棚そのものだけでなく中身が飛び出すことも問題になります。
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 本体を壁に固定する | L字金具・突っ張り棒 |
| 扉に開き止めをつける | 中身の飛び出しを防ぐ |
| 重いものを下段に入れる | 重心を下げる |
| ガラス扉に飛散防止フィルム | 割れても破片が散りにくい |
| 棚板にも滑り止め | 中身がずれにくくなる |
重いものを下段に軽いものを上段に——
この配置にするだけでも倒れにくくなります。費用もかからず、今日からできる対策です。
ガラス扉には飛散防止フィルムを貼っておくと割れても破片が散りにくくなります。
食器棚は倒れたときの被害が特に大きい家具です。
ガラスと食器が同時に割れるため破片が広範囲に散ります。
猫がその場にいた場合逃げ場がありません。
器具の種類と選び方

住宅の事情によって選べる方法が変わります。
| 器具 | 固定力 | 壁の穴 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| L字金具 | 最も高い | 必要 | 持ち家・確実に固定したい |
| 突っ張り棒 | 高い | 不要 | 賃貸・天井と家具の間 |
| ベルト式 | 中〜高 | 必要なことが多い | テレビ・家電 |
| 耐震マット・ジェル | 中 | 不要 | 家電の底面 |
| ストッパー | 中 | 不要 | 前方向への転倒防止 |
最も確実なのはL字金具で壁にしっかり固定する方法だとされています。
ただし賃貸住宅では壁に穴を開けられないことが多いはずです。
契約内容を確認したうえでできる方法を選んでください。
賃貸なら、穴を開けない方法から
突っ張り棒や耐震マットなら穴を開けずに対策できます。
- 突っ張り棒は、天井と家具の間に設置する
- 天井の強度に注意。板を挟むと安定する
- 家具の奥側に設置するのが基本
- 耐震マットは家電の底面に貼る
- ストッパーは前方向への転倒に有効
- 複数を組み合わせると効果が上がる
突っ張り棒は家具の奥側(壁側)に設置するのが基本とされています。
天井が弱いと効果が下がるため板を挟んで力を分散させるとよいとされます。
組み合わせて使うことでより確実になります。
突っ張り棒だけよりストッパーと併用するほうが効果が高いとされています。
家具の前側を少し持ち上げる形のストッパーは前方向への転倒に有効です。
数百円で手に入るため気軽に試せる対策です。
優先順位のつけ方

どこから手をつけるかで迷ったときの考え方です。
| 優先度 | 対象 |
|---|---|
| 1 | 猫の寝床・通り道のそばにある家具 |
| 2 | 背が高く、重いもの(テレビ・本棚) |
| 3 | 猫がよく登る家具 |
| 4 | 扉つき収納の開き止め |
| 5 | ガラス面の飛散防止 |
| — | キャスターつきはロックをかける |
猫がいつも寝ている場所のすぐそばにある家具から取りかかってください。
倒れたときに直撃する位置だからです。
猫がよく通る道や食器・トイレの周辺も滞在時間が長い場所です。
そのそばに背の高い家具があるなら優先して対策してください。
寝床の配置も見直す
固定するだけでなく配置そのものを見直すという方法もあります。
- 背の高い家具のそばに寝床を置かない
- 倒れてくる範囲に、居場所を作らない
- 通り道に不安定なものを置かない
- ケージやハウスの上に物を置かない
- 逃げ道をふさがない配置にする
- 家具の裏に入り込めるすきまを作らない
家具と壁のすきまに入り込んでしまうと倒れたときに逃げられません。
入れないようにふさぐかそもそも家具を壁に密着させることを検討してください。
すきまに入り込むこと自体は猫にとって自然な行動です。
やめさせるのではなく入れない構造にすることが現実的な対策になります。
キャットタワーの安定性
猫のために置いたものが危険になることもあります。
| 確認すること | 内容 |
|---|---|
| 土台の広さ | 高さに対して十分か |
| ぐらつき | 手で押して確かめる |
| 設置場所 | 壁際が安定する |
| 床の状態 | 滑る床では、ずれることがある |
| 突っ張りタイプ | ゆるみを定期的に確認する |
| 経年劣化 | ネジのゆるみ・板の傷み |
使用中に倒れると猫が大けがをすることになります。
手で押してぐらつくならすぐ対策してください。
壁際に設置するだけでも安定感が変わります。
部屋の中央に置くのは避けたほうが安全です。
滑る床では土台の下にマットを敷くとずれにくくなります。
突っ張りタイプは、定期的に確認する
天井と床で突っ張るタイプは時間とともにゆるみます。
- 数か月に一度、締め直す
- ぐらつきがないか、手で押して確認
- 床がへこんでいないか見る
- 天井側の当たり具合も確認する
- 猫が登っているときに揺れないか観察する
- 不安があれば、壁面にも固定する
猫が勢いよく駆け上がると大きな力がかかります。
設置時は安定していたとしても使い続けるうちにゆるんでくることがあります。
定期的な確認を習慣にしてください。
猫が登っているときに揺れていないかを観察するのが最も分かりやすい確認方法です。
使っている本人が教えてくれると考えてください。
窓・網戸まわりの安全
転倒とあわせて確認しておきたいのが窓まわりです。
窓辺は猫が好む場所である一方危険も集まっています。
| 場所 | 危険 | 対策 |
|---|---|---|
| 網戸 | 破って外に出る・落下する | ロックをつける・強い網に替える |
| 窓辺の物 | 落として割れる | 何も置かない |
| カーテン | 登って落ちる・レールごと外れる | ひもは束ねて上げておく |
| ブラインドのひも | 首が絡まる事故がある | 短く束ねる・上に留める |
| 出窓 | ぐらつく台からの転落 | 安定した台を置く |
| ベランダ | 落下は命に関わる | 出さない |
ブラインドやカーテンのひもは首が絡まる事故が報告されています。
- ひもは必ず束ねて、高い位置に留める
- 輪になった状態で垂らさない
- 猫が遊んでいるうちに絡まることがある
- 留守番中は特に危険
- ひものない製品に替える方法もある
- 窓辺に台を置くなら、安定したものを
窓辺は、猫にとって貴重な居場所です。
安全にしたうえで外を眺められる場所を用意してあげてください。
危ないから窓辺に近づけないのではなく安全な窓辺を作る——
この考え方のほうが猫の暮らしは豊かになります。
動く家具・不安定なものにも注意
固定できないものにもそれぞれ危険があります。
| もの | 危険性 | 対策 |
|---|---|---|
| キャスターつきワゴン | 乗ると動いて転落する | ロックをかける |
| 折りたたみ椅子 | 乗ると畳まって挟まる | 使わないときは畳んで収納 |
| アイロン台 | 倒れる。熱いアイロンも危険 | 使用中は近づけない |
| 脚立・踏み台 | 登って倒れる | 出しっぱなしにしない |
| ハンガーラック | 登ると倒れやすい | 壁際に置く・固定する |
| スタンドライト | 倒れて電球が割れる | 安定した台に置く |
キャスターつきの家具は猫が乗った瞬間に動くため転落事故につながります。
- キャスターには必ずロックをかける
- 使わないときは壁際に寄せる
- 折りたたみ家具は、開いたまま放置しない
- 脚立は片づける習慣を
- スタンドライトは、倒れると火災の危険もある
- アイロンは、使用後も熱い
折りたたみ椅子に猫が乗って畳まってしまうという事故も報告されています。
使っていないときは畳んで収納することが確実な対策です。
アイロン台も同じように危険です。
猫が乗って倒れるとアイロンごと落ちてくることがあります。
使用中は別室に入れておくのが安全です。
地震対策としても役立つ
猫のための転倒防止はそっくりそのまま地震対策になります。
| 対策 | 猫への効果 | 地震への効果 |
|---|---|---|
| 家具の固定 | 登られても倒れない | 揺れても倒れない |
| 扉の開き止め | 猫が開けられない | 中身が飛び出さない |
| 飛散防止フィルム | 割れても破片が散りにくい | 同じ |
| 重心を下げる配置 | 倒れにくくなる | 同じ |
| 寝床の配置 | 直撃を避けられる | 避難経路の確保にもなる |
災害時には猫を連れて避難する必要が出てきます。
家具が倒れて通れなくなると猫を探すことも難しくなります。
固定しておくことはいざというときの行動しやすさにもつながります。
猫が隠れそうな場所を把握しておくことも災害への備えになります。
揺れに驚いた猫はとっさに狭い場所へもぐり込みます。
その場所が家具の下や裏だと倒れてきたときに逃げられません。
安全な隠れ場所を用意しておくこともひとつの対策です。
避難の備えについては猫の迷子対策でも触れています。
設置したあとの点検
一度つければ終わりではありません。
時間とともに効果が落ちるものがあります。
| 器具 | 点検すること | 頻度の目安 |
|---|---|---|
| 突っ張り棒 | ゆるみ・天井のへこみ | 数か月に一度 |
| 耐震マット・ジェル | 粘着力の低下・ほこり | 1年ごとが目安 |
| L字金具 | ネジのゆるみ | 年1回 |
| ベルト式 | ベルトの劣化・たるみ | 年1回 |
| キャットタワー | ぐらつき・ネジのゆるみ | 数か月に一度 |
| 家具の配置 | 模様替え後は再確認 | そのつど |
耐震マットはほこりがつくことで粘着力が落ちます。
掃除のついでに状態を確認してください。
粘着力が落ちていたら拭いて貼り直すか新しいものに交換します。
- 模様替えのあとは、必ず再確認する
- 家具を動かすと、固定が外れることがある
- 大掃除のときに、まとめて点検する
- 地震のあとも確認が必要
- 新しい家具を入れたら、その都度対策する
- 点検の日を決めておくと忘れない
模様替えや新しい家具の購入のたびに対策が必要になると考えてください。
買う段階で固定できる形かを確認しておくとあとが楽になります。
背の低い家具を選ぶだけでもリスクは減らせます。
収納を増やしたいときは高さより横幅で解決できないかを考えてみてください。
よくある質問
Q. 猫がいると、なぜ家具が倒れやすいのですか?
A. 登る・飛び降りる衝撃で重心が動くためです。特に背が高く奥行きの浅い家具はもともと倒れやすく、そこに猫の体重が加わることで限界を超えることがあります。
Q. 何から固定すればいいですか?
A. 猫の寝床や通り道のそばにある家具からです。倒れたときに直撃する位置だからです。次にテレビ・本棚など背が高く重いものに取りかかってください。
Q. 賃貸で壁に穴を開けられません。
A. 突っ張り棒や耐震マットなら穴を開けずに対策できます。突っ張り棒は家具の奥側(壁側)に設置するのが基本。天井が弱いなら板を挟んで力を分散させてください。
Q. テレビも固定が必要ですか?
A. 最優先です。薄型テレビはスタンドの接地面が小さく倒れやすく、画面が割れると破片が飛び散ります。専用の固定ベルトが数百円から手に入ります。
Q. 棚の中身が飛び出すのも心配です。
A. 扉に開き止めをつけてください。あわせて重いものを下段に入れて重心を下げると倒れにくくなります。ガラス扉には飛散防止フィルムを。
Q. キャットタワーも危険ですか?
A. 手で押してぐらつくなら対策が必要です。特に突っ張りタイプは時間とともにゆるみます。数か月に一度、締め直して確認してください。
Q. 地震対策と別々にやるべきですか?
A. ほぼ同じ対策です。家具の固定、扉の開き止め、飛散防止フィルム——どちらにも有効なので、まとめて取り組めます。
まとめ|倒れてからでは、間に合わない
猫がいる家では地震がなくても家具が倒れることがあります。
登る・飛び降りる衝撃で重心が動くためです。
そして倒れてきたとき猫は逃げ切れないことがあります。
特に留守番中は下敷きになっても何時間も気づけません。
テレビ・本棚・背の高い収納・キャットタワー——猫の寝床や通り道のそばから優先的に固定してください。地震対策としても、そのまま役立ちます。
今日から試してみたい3つのこと
- 1猫の寝床の周囲を見回し、倒れると直撃する家具を確認する
- 2テレビに転倒防止ベルトをつける(数百円から手に入る)
- 3キャットタワーを手で押して、ぐらつきがないか確かめる
転倒防止は、一度やれば長く効きます。「倒れてから」では取り返しがつきません。

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