犬の種類と特徴    チワワのスムースとロング|毛質で変わる手入れと寒さ対策

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チワワのスムースとロング|毛質で変わる手入れと寒さ対策
チワワのスムースとロング
モフ@ペット好き

こんばんは。
今回「犬猫の悩みを即解決!」が自信を持ってお届けする記事は「チワワのスムースとロング|毛質で変わる手入れと寒さ対策」です。ではどうぞ!

チワワには、スムースコート(短毛)ロングコート(長毛)という2つのタイプがあります。

耳や胸、しっぽに飾り毛のある姿がロングコート。つやのある短い毛で覆われているのがスムースコートです。

どちらも同じチワワで、体格も性格も、抱えている健康上の課題も変わりません。

では、何が違うのか。

手入れの手間と、抜け毛の見え方です。そして意外なことに、寒さへの強さはほとんど変わりません

この記事では、毛質によって何が変わり、何が変わらないのかを整理していきます。健康面についてはチワワの飼い方にまとめてあります。

結論

チワワのスムースとロングは、同じ犬種の毛質違いです。違うのは手入れの手間だけで、スムースは週1回、ロングは週2〜3回のブラッシングが目安になります。寒さへの強さはほとんど変わりません。毛の長さより、体の小ささのほうが影響するためです。どちらも冬の防寒は必要になります。

この記事でわかること

  • スムースとロング、2つの毛質の違い
  • 1腹に両方が生まれる遺伝の仕組み
  • 抜け毛の量と、手入れの手間の差
  • 寒さへの強さは、毛の長さで変わるのか
  • 毛色の種類と、皮膚のトラブル

チワワには、2つの毛質がある

スムースコートとロングコートの比較
毛の長さは違いますが、体格も性格も健康上の課題も同じです。

チワワの被毛は、大きく2つに分類されます

スムースコート

短くつやのある毛で全身が覆われているタイプです。飾り毛はなく、体のラインがはっきり見えます。

チワワとしてはこちらが原型に近いとされています。

手入れの負担は非常に軽く、週1回のブラッシングで十分。毛玉にもなりません。

そして大きな利点が、皮膚の異常に気づきやすいことです。赤み、しこり、傷——毛に隠れないため、すぐ分かります。

ロングコート

耳、胸、後ろ足、しっぽに飾り毛が伸びるタイプです。ふんわりとした華やかな印象になります。

ただし全身が長毛というわけではありません。体側や背中の毛は、それほど長くないのが一般的です。

そのため手入れの負担も、本格的な長毛種ほどではありません。週2〜3回のブラッシングで維持できます。

絡まりやすいのは飾り毛の部分だけ。耳の後ろ、胸、脇の下、しっぽを重点的にとかせば十分です。

1腹に、両方が生まれる

ロングコートが生まれる仕組み
長毛の遺伝子は隠れて受け継がれます。スムース同士からロングが生まれることもあります。

毛の長さを決める遺伝子は、両親の両方から受け継いだときにだけ長毛になるタイプです。

つまり、片方だけ持っている犬はスムースのまま育ちます。持っていることが外見からは分かりません。

こうした個体同士をかけ合わせると、生まれる子犬のおよそ4分の1がロングになります。

「両親ともスムースなのに、ロングが生まれた」——この現象は、こうして起こります。

なおロング同士からは、確実にロングが生まれます。毛の長さで選びたい場合、両親の毛質が手がかりになります。

抜け毛と、手入れの違い

毛質別の手入れチェックリスト
ロングコートでは、絡まりやすい場所が決まっています。

実際の暮らしで最も違うのが、この部分です。

抜け毛の量は、実はあまり変わらない

意外に思われるかもしれませんが、抜ける毛の量そのものは大きく変わりません

違うのは見え方です。

抜け毛の違い
項目 スムース ロング
抜け毛の量 それなりに多い それなりに多い
毛の長さ 短い 長い
服につく 短い毛が刺さるように付く 長い毛が絡むように付く
床での目立ち方 目立ちにくい 目立つ
掃除のしやすさ 短い毛は取りにくいことも まとまりやすい
換毛期 春と秋に増える 春と秋に増える

「スムースなら抜け毛が少ない」というのは誤解です。短い毛は繊維に刺さりやすく、かえって取りにくいこともあります。

手入れの手間は、はっきり違う

一方、ブラッシングの手間は明確に違います

  • スムース——週1回、ラバーブラシで撫でる程度
  • ロング——週2〜3回、コームで飾り毛をとかす
  • ロングでは、耳の後ろ・胸・脇の下・しっぽが絡まりやすい
  • 換毛期は、どちらも頻度を上げる
  • 毛玉ができるのはロングだけ
  • どちらも、体を触って異常に気づく機会になる

ロングでも、本格的な長毛種ほどの負担はありません。1回5分程度で十分に維持できます。

そしてどちらもトリミングは不要です。毛が伸び続けることがないため、定期的なカットにかかる費用が発生しません。

これは、この犬種の大きな利点です。トイプードルのような犬種では年間8〜12万円のトリミング代がかかります。

チワワの場合、手入れはすべて自宅で完結します。サロンに通う必要も、予約を取る手間もありません。

シャンプーだけをサロンに頼む方もいますが、自宅でも十分に対応できます。体が小さいぶん、洗うのも乾かすのも短時間で済みます。

寒さへの強さは、変わらない

チワワの寒さ対策
毛が長くても、寒さに強いわけではありません。どちらも防寒は必要です。

「ロングのほうが寒さに強い」と思われがちですが、実際にはほとんど変わりません。

影響するのは、毛より体の小ささ

チワワが寒さに弱い最大の理由は、体が小さいことにあります。

体積に対して表面積が大きいため、熱が逃げやすいのです。これは毛の長さでは補えません。

加えて、ロングコートの飾り毛は保温よりも装飾に近い性質のもの。全身を厚く覆う下毛があるわけではありません。

  • 冬の室温は22〜25度を目安に保つ
  • どちらのタイプでも、散歩時の服を検討する
  • 自分から潜り込めるベッドや毛布を用意する
  • ペット用ヒーターは低温やけどに注意する
  • 留守中も暖房を切らないほうが安全
  • 震えているときは、寒がっている可能性が高い

メキシコ原産という出自も影響しています。もともと暖かい地域の犬種であり、日本の冬は厳しい環境になります。

散歩に出る前も、玄関との温度差に気をつけてください。暖房の効いた部屋から急に外へ出ると、小さな体にとっては大きな負担がかかることになります。

道具と、ブラッシングの実際

必要な道具は、毛質によって変わります。

毛質別の道具
道具 スムース ロング
ラバーブラシ これ1本で足りる 抜け毛取りに
コーム 不要なことが多い 飾り毛に必須
スリッカーブラシ 換毛期に軽く 力を入れすぎない
獣毛ブラシ つやを出すのに向く 仕上げに
爪切り 必要 必要
歯ブラシ 必須 必須

スムースなら、ラバーブラシ1本で十分です。撫でるようにかけるだけで、抜け毛がまとまって取れます。

ロングでは、コームが必要になります。飾り毛の絡まりは、ブラシでは取りきれないためです。

やり方は簡単で、コームを立てて入れ、根元から毛先へ向かって通すだけ。もつれに当たったら、引っぱらずに指でほぐしてから通してください。

1回5分程度、短時間で切り上げるのが続けるコツです。嫌がる前にやめて、終わったらおやつを渡すと良い経験として定着します。

毛色の種類

チワワの毛色は、犬種のなかでも屈指の多様さがあります。

チワワの主な毛色
毛色 特徴
フォーン 淡い黄褐色。最も一般的
クリーム 白に近い淡い色
ブラックタン 黒地に茶色の斑が入る
チョコレートタン 茶色地に明るい茶の斑
ホワイト 純白。数は少なめ
ブルー 青みがかった灰色。希少とされる

毛色による性格や健康の差は、基本的にありません。選ぶ基準は好みだけで構いません。

ただし「ブルー」や「マール」といった希少とされる毛色には注意が必要です。

⚠ 希少な毛色には、健康上の注意が必要な場合があります

マールと呼ばれるまだら模様は、マール同士を交配させると重い障害が出ることが知られています

目や耳に障害を持つ子犬が生まれる可能性があるため、マール同士の交配は行ってはいけません

希少な毛色を高値で扱う場合、両親の組み合わせを必ず確認してください。

皮膚のトラブル

毛質によって、皮膚の問題への気づきやすさが変わります。

スムースコートは、皮膚が見えます。赤み、かさつき、しこり、傷——こうした変化にすぐ気づけるのは大きな利点です。

一方ロングコートは、皮膚が毛に隠れます。ブラッシングのときに手で触って確かめる習慣が重要になります。

チワワの皮膚のトラブル
トラブル サイン 対応
アレルギー性皮膚炎 赤み・かゆみ・脱毛 受診して原因を調べる
脱毛症 ブルーなど淡い毛色で報告がある 獣医師に相談する
ノミ・ダニ しきりに掻く 予防薬を定期的に使う
乾燥 フケが増える シャンプーの頻度を見直す
日焼け 毛の薄い部分が赤くなる 直射日光を避ける

シャンプーは月1回程度が目安です。洗いすぎると皮膚が乾燥し、かえってトラブルにつながります。

洗ったあとはしっかり乾かしてください。体が小さいため、濡れたままだと急速に体温が下がります。

ドライヤーは低温で、少し離して使います。熱風を近くから当てると、皮膚を傷める原因になります。

ロングコートの場合、飾り毛の内側まで乾かすことを意識してください。表面が乾いていても、根元が湿っていることがあります。

生乾きの状態が続くと、皮膚のトラブルにつながります。手で触って、根元まで乾いているか確かめてください。

季節ごとの手入れ

チワワの被毛は、春と秋に生え替わります。この時期は、どちらのタイプでも抜け毛が一気に増えます。

季節ごとの手入れ
季節 起きること 対応
春(3〜5月) 冬毛が抜ける ブラッシングの頻度を上げる
抜け毛は落ち着く 暑さ対策を優先。散歩は早朝か夜
秋(9〜11月) 夏毛が抜け、冬毛が生える 再び頻度を上げる
抜け毛は少ない 防寒を最優先。室温22〜25度
通年 皮脂と汚れがたまる 月1回のシャンプー

換毛期は、2〜3週間ほど続きます。この時期だけは、スムースでも週2〜3回、ロングなら毎日とかすとよいでしょう。

室内飼いの犬は、換毛期がはっきりしないことがあります。一年を通してだらだらと抜け続ける、という状態です。

これは照明や空調で季節の変化を感じにくいためだと考えられています。異常ではありませんが、掃除の手間は年間を通して発生します。

耳と爪、そして歯

被毛以外の手入れについても触れておきます。

チワワは立ち耳のため、垂れ耳の犬種より耳の中が蒸れにくいという利点があります。

  • 耳の中は、週1回見るだけで十分なことが多い
  • 汚れが見えたら、湿らせたコットンで拭く
  • 綿棒を奥まで入れない
  • しきりに掻く、頭を振る場合は外耳炎を疑う
  • ロングコートは耳の飾り毛が汚れやすい
  • 食事のあとに顔まわりを拭く習慣をつける

は2〜3週間に一度確認してください。伸びたまま滑る床を歩くと、踏ん張りがきかず膝に負担がかかります。

そして。あごが小さいため歯が密集し、汚れがたまりやすい構造です。毎日の歯みがきが他の犬種以上に重要になります。

子犬のうちから口を触ることに慣らしておくと、習慣にしやすくなります。毎日が理想ですが、週2〜3回からでも構いません。

どちらを選ぶか

選ぶ基準は、実はそれほど多くありません。

毛質の選び方
こんな人に 向いているタイプ
手入れの手間を減らしたい スムース
皮膚の異常に早く気づきたい スムース
ふんわりした見た目が好き ロング
抜け毛が目立たないほうがいい スムース
週2〜3回のブラッシングを楽しめる ロング
寒さ対策を減らしたい どちらも変わらない

健康面での差はありません。水頭症も膝蓋骨脱臼も気管虚脱も、どちらのタイプでも同じように起こります。

好みで選んで構いません。ただし、ロングを選ぶなら週2〜3回のブラッシングを生活に組み込めるか考えてみてください。

なお、ブラッシングは体を触る時間でもあります。しこり、腫れ、痛がる場所——毛をとかしながら手のひら全体で確かめられます。

ロングのほうが手間はかかりますが、その分だけ体に触れる機会が増える——そう考えることもできます。

迎えるときに確認したいこと

  • 両親の毛質を確認する——ロングを希望する場合
  • 両親の膝の状態を確認しているか
  • マール同士の交配をしていないか
  • 親犬に会わせてもらえるか、被毛の状態を見せてもらえるか
  • 子犬の皮膚に赤みや脱毛がないか確認する
  • 引き渡し後の相談に応じてくれるか

ロングコートは、生後すぐには判断が難しいことがあります。飾り毛が伸びてくるのは生後数か月経ってからです。

毛質にこだわりがある場合は、両親の毛質を確認するのが最も確実な方法になります。

そして毛色について。希少とされる色に高値がついている場合、その理由と両親の組み合わせを確認しておいてください。

チワワは流通量の多い犬種です。選択肢が豊富にあるため、急いで決める必要はありません。

複数の繁殖者やショップを比較し、質問に誠実に答えてくれる相手を選んでください。毛質も毛色も、そのあとに考えれば十分です。

よくある質問

Q. スムースとロングは、違う犬種ですか?

A. 同じチワワです。体格も性格も、抱えている健康上の課題も変わりません。違うのは毛の長さと、それに伴う手入れの手間だけです。

Q. スムースのほうが抜け毛は少ないですか?

A. 量そのものは大きく変わりません。違うのは見え方です。短い毛は床では目立ちにくいものの、繊維に刺さりやすく取りにくいこともあります。

Q. ロングのほうが寒さに強いですか?

A. ほとんど変わりません。チワワが寒さに弱いのは体が小さいためで、毛の長さでは補えません。どちらのタイプでも、冬の防寒は必要です。

Q. 両親がスムースなのに、ロングが生まれることはありますか?

A. あります。長毛の遺伝子は隠れて受け継がれるため、両親が持っていれば4分の1ほどがロングになります。

Q. トリミングは必要ですか?

A. どちらのタイプも不要です。毛が伸び続ける犬種ではないため、定期的なカットは要りません。これは維持費の面で大きな利点になります。

Q. ロングの手入れは大変ですか?

A. 週2〜3回、1回5分程度で足ります。絡まるのは耳の後ろ・胸・脇の下・しっぽの飾り毛だけ。本格的な長毛種ほどの負担はありません。

Q. 珍しい毛色を勧められました。

A. 両親の組み合わせを確認してください。とくにマール同士の交配は、目や耳に障害を持つ子犬が生まれる可能性があるため行ってはいけないとされています。

まとめ|違うのは手間だけ、選ぶのは好みでいい

チワワのスムースとロングは、見た目の印象こそ大きく違いますが、中身は同じ犬です。

体格も、性格も、水頭症・膝蓋骨脱臼・気管虚脱という課題も共通しています。

違うのはブラッシングの頻度と、皮膚の見えやすさ。そして寒さへの強さは、ほとんど変わりません

だからこそ、好みで選んで構いません。週2〜3回のブラッシングを楽しめるかどうか——判断の基準は、それくらいです。

そしてどちらを選んでも、トリミング代がかからないという利点は共通しています。手入れはすべて自宅で完結する犬種です。

毛質を選ぶときに、この3つを

  • 1ロングを希望するなら、両親の毛質を確認する
  • 2週2〜3回のブラッシングを生活に組み込めるか考える
  • 3どちらを選んでも、冬の防寒は必要だと理解しておく

毛の長さで健康は変わりません。見て楽しい姿を、素直に選んでください。

モフ@ペット好き

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